ふたつめ、です
学会では「健康と美」についてのご講演がたくさんありました。
それらがの二つが深くかかわっている、、、というのは
それ自体は誰でも「そりゃそうだ。」
と感じると思います。
「健康」になりましょう、「健康」でいることが「美容」の第一歩なんですよ、というようなことは、メディアでも盛んに言われていて、もうずっと昔から、健康ブームであり、美容ブームな、わけです。
それは、
「健康」だから、「美しい」
という考え方がきっとベースになっているんですね。
「健康」になれば「美しく」なれるはずだと、いう考え方はそのとおりだと私もおもいます。
健康的、というのは確かに「美しい」です。
でも、「美しい」というのは、
健康な人の特権なのか、、、
「健康」→ 「美しい」
だけではなく、
「美しい」→「健康」
という方向性も今後は発展させていこう、
というお話があっていたわけです。
これにはなかなか衝撃を受けたし、
納得しました。
健康になりたいとみんなが願うのは
当たり前なんです。
でも、そんな当たり前のことが叶わないときも、人生の中にはたくさんあります。
美容どころじゃないという状況の方は世の中にはたくさん、います。
癌治療中やその後、副作用で眉毛もまつ毛も少なくなり、顔色も顔のコケ感も、と見た目がかわってしまうことによる辛さ、
ステロイド内服によるムーンフェイスで顔がパンパンになってしまって自信をなくす若い女性たちの辛さ
産前産後に濃くなるあらゆるシミとくすみ、そして体型だって戻したくても戻せない睡眠不足の日々のつらさ
そんなときにこそ、美容のチカラ、化粧のチカラが、
健康に対する前向きな姿勢にプラスに働くのではないか、と私は信じたいと思っています。
いろんな制約はありますが、持病がある方でも、安全の範囲で美容医療を提供します。
メイクで装うのも、いいじゃないですか。
病気のときや産前産後、メイクやオシャレして、
いいんです。なんにもバチあたらないし、そんな時こそ、せめて、人並みに美容を楽しむことくらい許してよ、っていう気持ちになるのが、とくに女性というものです。
美容や化粧のチカラを借りたからって
身体がすぐに良くなるというのは無理な場合も多いと思います。
持病がある方、大きな病気をした方は、かかりつけの主治医のもとできちんと当然治療を受けるべきです。
(西洋医学的な方法を放棄して自己判断で変な方向に走ったらいけません、それが健康!と謳っていたとしても。。。)
病気の程度によってはバランスが難しいところですが、
少なくとも、メンタルの面では、
化粧や美容という分野は、健康にとってプラスに働くということは、ありえます。
すぐには健康になれない状況におかれてても、
美容を楽しむことはいいことだと思うんです。
そんなシンプルなことです。
美容は、健康な人の特権ではなく、
苦にならない程度に楽しめればそれでいいんだ、
って、思います。
私たちは現代にうまれ、インターネットのチカラをかりて情報収集もできます。
百貨店にもクリニックにもエステにも、おでかけできない状況の病気や産前産後のときでも、情報を得て、行動にでることが可能です。
私は地方にいて、毎日を診療に専念してて、微力ですが、そんな考え方や情報を提供するためにここに今後も色々書いていきたいと思っています
Dr.Moeでした!
資生堂の銀座の会社本部みたいなところにも、
店舗にも、行ってきましたよー
では、また、次回。