コラ画像かと思うほど見事に「強いアメリカ」を象徴する一枚。
日本の若い人たちの間でも大変な話題になっています。
トランプ氏が顔を右に向けたため弾丸が命中せず耳を負傷した、
という奇跡には「シンゾーが救ったのだ」とコメントがつき、
あちらではすでに写真を印刷したTシャツがネット販売されています。
暴力的な学生運動で挫折した年配者に比べると、
今の若い人たちは本当に強いリーダーが好きらしく、
トランプ氏は大統領時代並みにネットに登場してますし
もちろん西側から孤立しても動じないプーチン氏は大人気。
昨今のアニメ映画でも求められているのは強いイメージです。
戦う男の強さの復活、それを支える強い女性の存在。
日傘男子とか肌すべすべ男子もいるけれど、
やはり憧れるのは「強い人間」なのです。
そんな傍若無人なマッチョを好む一般的な若者のトレンドが、
エリートでリベラルなマスコミはお気に召さないらしく
報道では、トランプに同情が向かわないような演出と工夫が、
そこかしこに見られます。
こちらは演出というよりもつい本音が出ちゃったみたいですが。
トランプ氏銃撃事件で膳場貴子アナの「プラスのアピールになりかねない」発言
<コメンテーターの藪中三十二氏が
「変な話だが、大統領選挙に有利になる可能性がある」と話すと、
膳場アナはこれを受け「プラスのアピールになりかねない」などと発言した>
私は「プラス」よりも「なりかねない」の方が問題だと思います。
たかがアナウンサーが選挙の特定候補を非難しちゃいけません。
NHKの「クローズアップ現代」でもそんな演出がチラリと。
トランプ氏銃撃には政治的な裏事情があるのではないか?
と日本人が勘繰るとアメリカへの信頼を失うので、
安倍氏の時は犯人の動機に国民をくぎ付けにしたけど、
今回は犯人が射殺されちゃったので、
共和党だって悪いんだよ、トランプは銃規制反対だしね、
という空気を作ろうとしたのが、大統領選と暴力という統計。
トランプ再選のための暴力を正当化する人は6.9%
それに対してトランプ再選阻止派は10%が暴力を正当化。
おそらく局側が期待した数字ではなかったのでしょう。
司会の桑子アナは、上の数字については、「6.9% も」と強調し、
下の数字については「10% となっています」とさりげなく紹介。
NHKの女子アナは美貌と演技力が大事♪
局側が期待する印象を視聴者に与える工夫をするのがテレビで、
大きな見出ししか読まない人のためにタイトルで煽るのが新聞と週刊誌。
多方面からの情報を取り入れられるネット記事も参考にしたいです。