先日、拙ブログで、
日本もフィリピンのように米軍基地を断りましょう、
というお話をさせていただいたのですけれど、
今のフィリピンには米軍が使える軍事施設が復活しています。
大統領がドゥテルテからマルコスに代わって、
対米外交政策が正反対のものになってしまったのです。
「紙の爆弾」8・9月号に掲載された、
ドゥテルテ元大統領の広報次官だったロレイン・バドイ氏と、
「一水会」代表の木村三浩氏との対談記事より
医者でもあるバドイ氏とドゥテルト元大統領
<中国は確かに強力な国で、常に彼らの主張を押し通します。
しかし前大統領の外交政策の下で、
フィリピンは彼らと友人としての関係を築いてきました。
中国を訪問したとき、ドゥテルテ大統領が習近平主席に、
西フィリピン海の問題を話すと、
習主席は「今はそのことは話さないでおこう」と言いました。
大統領はその言葉の意味を理解し争いを回避してきたのです>
<最善の安全保障政策とは外交です。隣人と喧嘩をしないことです。・・・
今、マルコス大統領は米国への従属的な関係をさらに深めています。
彼の下でフィリピンは戦争の瀬戸際に追い込まれようとしているのです。
なぜ近隣諸国やほかの国々と戦わなければならないのでしょうか>
<メディアによってマルコス大統領は、
表面上立派なイメージが作られています。
しかし彼の行動は有害です。米軍基地を許可することは、
中国に対する敵対行為とみなされる可能性があるからです。・・・>
選挙の時は親中派だったマルコス大統領
<フィリピンでは現在「中国憎悪」がかつてないほど高まっていますが、
それは米国のディープステートが注ぎ込んだ
数十億ドルの資金で運営されるメディアによって、
反中国感情と人種差別の炎が煽られているためです。
私たちは米国に、私たちの地域で何をしているのか?」
と尋ねなければなりません>
フィリピンの伝統料理は中国大陸の影響が濃い
<それでも私は希望を持っています。
私たちは情報化時代に生きており、
立場の異なる人々が互いに話し合うことができます。
米国政府の背後にいるディープステートの意図も、
明らかになりつつあります。
・・・私たちは運命を自分で決めなければなりません。
即ちすべてのアジア諸国が手を携えて、
この地域への米国の干渉に明確に反対することです>
アメリカに従順な大和撫子の活躍など期待しません。
日本の場合、尖閣諸島に近づく中国船に対して、
強硬姿勢での対処を決断したのは民主党の菅政権です。
自民党政権では中国との間で問題解決を先送りしてきました。
アナタはどちらを支持しますか?