カンシン君の旅 ~漢方薬局・薬店紹介~

カンシン君の旅 ~漢方薬局・薬店紹介~

漢方療法推進会公式キャラ「カンシン君」が、
全国の感心感心な漢方相談薬局・薬店さまを
旅しながら紹介していきます。
ヨロシクお願いします。カンカンシンシン♪

このブログでは、ぼくカンシン君が実際に漢方相談薬局を訪問して、
薬局の雰囲気や、漢方相談の受け方などを紹介いたします。o(〃^▽^〃)o

 
第一回 富士美薬局様(埼玉県入間市) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12499827884.html

第二回 くるみ薬局様(大阪府大阪市) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12520946047.html


第三回 経絡漢方 美仁堂様(兵庫県神戸市) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12548765521.html


第四回 ほしの薬局様(富山県射水市) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12551876431.html


第五回 杏林堂漢方薬局様(岐阜県本巣郡) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12571453901.html


第六回 昭和堂薬局様(神奈川県横浜市) 訪問記
https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12574180939.html


第七回 松永薬局様(愛知県名古屋市) 訪問記

https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12576066798.html


第八回 まごの漢方様(大阪府八尾市) 訪問記

https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12576330009.html


第九回 漢方百草園薬局様(大阪府藤井寺市) 訪問記 new!!

https://ameblo.jp/ks-jimu-s/entry-12622306292.html

あのシナモンは実は生薬なのじゃ!生薬の桂皮・麻黄についてのお話

今回は、生薬の桂皮(ケイヒ)と麻黄(マオウ)について紹介するとしよう。

この2つは、あの葛根湯にも入っておる生薬じゃ。



タイトルのとおり、桂皮とはシナモンのことじゃ。

シナモンとしてはさまざまな料理やお菓子の香辛料として使われておるのう。



シナモンは世界最古のスパイスと言われておる。

なんと約紀元前4,000年頃のエジプトのミイラの防腐剤としても使われたとも言われておるぞ。



日本には8世紀前半に伝来しており、あの正倉院宝物の中にもシナモンが残されておる。

この時は薬物として奉納されたのじゃが、樹木として日本に入ってきたのは江戸時代中頃といわれておる。

クスノキ科に属しており、このクスノキ科のクスノキから作られたものがあの防虫剤のしょうのうじゃ。

桂皮は生薬としての薬効としては、発汗、解熱、鎮痛、体を温める作用などが知られておる。




今回は、もうひとつ生薬を紹介しよう。



皆は麻黄を知っておるかのう。

麻黄は一般的には身近なものではないが、実はこの麻黄は「漢方薬や風邪薬を飲んだスポーツ選手がドーピングに抵触する」ことに関係があるのじゃ。



というのも、麻黄の主成分であるエフェドリンは覚醒剤のメタンフェタミンと類似しておってのう。

中枢神経興奮作用があり、アメリカではエフェドラという名前でサプリメントとして発売されておる。



このサプリは減量や運動能力向上の目的で使用されておりドーピングに抵触してしまうので注意が必要なのじゃ。

もちろん、麻黄が配合されている葛根湯もドーピングに関連することがあるので、スポーツ選手は注意が必要じゃ。 



麻黄の生薬としての薬効は、発汗、解熱、咳止め、体を温める作用などじゃ。



今回はここまでじゃ。
どうじゃ、少しは参考になったかのう。
 

それでは、次回までさらばじゃ。 (漢方仙人)

自然のチカラ…葛根湯にも入っている生姜や芍薬について

 

葛根湯には7種類の生薬が使われておるが、その中で一番身近なものにあの「生姜」がある。

 「生姜」は一般的には「ショウガ」、薬関連としては「ショウキョウ」と呼ぶ。

 

ショウガとしては、生のままで味噌をつけて食べたり、漬物、香辛料として用途が広いのう。

わしも豚のショウガ焼きは大好物じゃ。

 

 

原産国はインド辺りと言われておるが、中国を経て、3世紀ごろには日本に伝わっておる。

今では誰でも知っている一般的なの食材じゃ。

 

薬としてのショウキョウとしては、体を温める作用、胃腸を整える作用、抗菌作用などが有名じゃ。

あの辛み成分としてはジンゲロールが含まれおる。
 

 

他にも有名な生薬をいくつか使われておる

次に身近なものとしては「芍薬(シャクヤク)」があるのう。

 

ボタン科の多年草で、初夏、大形の赤、白色などの牡丹(ボタン)に似た花を開くのじゃ。

薬としてはその根を使うのう。

 

芍薬は草、牡丹は木に分類されておる。

芍薬は冬になると地上部の茎葉が枯れて、根の状態で休眠するため草に分類されるのじゃ。

ちなみに、竹は一般的には木に分類されておるが、これは専門家の間でも意見が分かれておる。

 

「立てば芍薬、座れば牡丹」という言葉があるが、これは女性を花の美しさに擬した言葉じゃ。

シャクヤクには鎮痛鎮痙作用、造血作用などが報告されておるぞ。

 

 

今回はここまでじゃ。
どうじゃ、少しは参考になったかのう。
 

それでは、次回までさらばじゃ。 (漢方仙人)

 

不定期で漢方仙人による漢方コラムをお送りします。

皆がご存じ、葛根湯について

 

これからカゼの季節じゃ。

 

葛根湯を飲むという人も年々増えてきており、嬉しい事じゃ。

 

 

葛根湯は数ある漢方薬の中で、日本では一番有名で人気もあるのう。

 

葛根湯の歴史は古く、今から約2,000年前に中国で作られた処方でのう、漢方の古典である傷寒論(しょうかんろん)に記載されておるのじゃ。
 

そこには「カゼの引き初めで、うなじから背中にかけてこわばるように痛く、発汗もなく、風に当たると寒気がする」時に効くと書かれておる。

 

 

現在では、カゼの引き初めで、悪寒が強いときに広く使われておるのう。

 

体を温める作用が有名で、さらには発汗作用もあるとされておる。

 

そして、眠くなる成分が入っていないので、勉強中、勤務中、車の運転前にも服用できるのも特徴じゃ。
 

 

江戸時代にはすでにかなり有名な漢方薬として周知されており、「葛根湯医者」という小話もあるくらいじゃ。

 

これはどのような症状にも葛根湯を使う医者の話なのじゃが、当時は万能薬的な存在だったと想像されておる。
 

 

中心生薬はマメ科の葛(くず)の根である。

 

葛は都市部でも線路の土手、荒れ地などに見られる蔓(つる)性の植物で、茎は10m以上に伸び、初秋に紫色の花をたくさんつけるのう

 

根にはデンプンをたくさん含み、葛餅、葛切り、葛菓子、葛湯(かぜの時の民間療法、離乳食など)等に使われておる。

 

薬効的には、発汗解熱作用、肩こり改善作用などがあるとされておる。

 

 

もし良かったら一度、かぜのひきはじめに葛根湯を試してみてはどうかのう。
 

 

今回はここまでじゃ。

どうじゃ、少しは参考になったかのう。

 


それでは、次回までさらばじゃ。 (漢方仙人)

 

不定期で漢方仙人による漢方コラムをお送りします。

読めるかのう?漢方の名前の由来

 

漢方薬の名前の由来に関して、一番多いものは中心生薬をもとにしたネーミングじゃ。

 

 

例えば、葛根湯(かっこんとう)などが代表的なものじゃ。

 

葛根用は風邪の引き初めに、さむけが強いときに使うもので、体を温めて抵抗力を強めてくれるとされておる。

 

 

葛(くず)はマメ科のクズという植物で、その根を生薬にするので葛根(かっこん)といってのう、でんぷんを多く含み、古来より葛湯(くずゆ)などの民間療法で使われてきておる。

 

そのでんぷんから作ったものとして、葛餅、くずきりなども有名じゃ

 

 

 

作用と関連の深いものを名前の由来にしているものとしては小青竜湯(しょうせいりゅうとう)があるのう。

 

小青竜湯はスギ花粉症などのアレルギー性鼻炎に使う漢方薬じゃ。

 

 

青竜(せいりゅう)とは古代中国の神様の名前で、東と水を守るもので、鼻水など水との関連を感じさせておるのじゃ。

 

ちなみに、南は朱雀(すじゃく)、西は白虎(びゃっこ)、北は玄武(げんぶ)がそこを守る神様じゃ。

そういえば、奈良県キトラ古墳の壁画に描かれているのもこの四神である。
 

 

 

文字通りの作用に由来しているものとしては、疎経活血湯(そけいかっけつとう)などがある。

 

活血(かっけつ)すなわち血行を促進して神経痛、関節痛、筋肉痛などを改善する漢方薬じゃ。

 


 

ユニークなのは痔に使う乙字湯(おつじとう)じゃ。

 

この乙とは、甲・乙・丙・丁の乙で、2番目を指すわけじゃ。

 

 

現在も漢方薬は番号で表示しておるが、これも同じ江戸時代の流れであってのう。

 

乙字湯は当時の番号そのまま処方名になっておるのじゃ。

 

 

 

今回はここまでじゃ。


どうじゃ、少しは参考になったかのう。

それでは、次回までさらばじゃ。 (漢方仙人)

不定期で漢方仙人による漢方コラムをお送りします。

超~長い「漢方の歴史」

 

 

漢方はいったいいつ頃からあるのじゃろうか?

 

 

 

なんと、漢方の起源は約2000年前の中国にあるといわれておる。

 

その頃に「傷寒論(しょうかんろん)」などといった古典が作成されており、漢方医学体系が完成したと言われているのじゃ。


それが仏教の伝来とともに日本に伝わり、漢方(漢方薬)と言われて活用されてきたのじゃ。
 

 

 

漢方は日本での呼び方であり、中国では「伝統医学」と呼ばれておる。

 

そして、1960年代頃から中医学(ちゅういがく)と呼ばれるようになって、その薬は中薬(ちゅうやく)、中成薬(ちゅうせいやく)と表現されるようになったのじゃ。

 

つまり中国では、漢方薬という言葉は通用せず、日本だけのものなのじゃ。

 

 

 

中国では西洋医学の医師(西医または医師)、中医学の医師(中医または中医師)に分かれておる。

 

日本では、西洋医学を学び医師免許を取得した者だけが医師である。

 

そして、漢方医は明治維新後に廃止になってしまったのじゃ。

 

 

同様に韓国でも、中国伝統医学が伝わって、韓医学と呼ばれておる

 

それに使う薬は韓方と言い、このように伝わった先々で呼称が違っておるのじゃ。

 

 


 さて、日本では風邪のひきはじめに使うものでは、葛根湯(かっこんとう)が人気があるのう。

 

ところがじゃ、中国では銀翹散(ぎんぎょうさん)がいちばん使用頻度が高いのじゃ。

 

葛根湯は風邪のひきはじめで、悪寒、発熱、頭痛などのある時に使うわけじゃが、これは体を温めて抵抗力を高める働きがある処方なのじゃ。

 

一方、銀翹散は風邪のひきはじめで、のどが痛いときに使うのじゃが、これはのどを冷やしながら炎症をとる作用というわけじゃ。

 

漢方薬や中成薬も、それぞれの国の気候風土に影響を受け、繁用されるものが違っているというわけじゃ。

 

 

 

今回はここまでじゃ。


どうじゃ、少しは参考になったかのう。

それでは、次回までさらばじゃ。 (漢方仙人)