秘密 東野圭吾著

読了しましたー!




高速バス事故の被害者である母子とその夫であり父である平介。

ある事故で妻である直美は死亡、娘は植物状態になってしまう。
そんな中、奇跡的にも娘の意識がもどるが、その意識は妻、直美のものであった。


は一度に2人を亡くしたことや、娘を娘として扱うのか、妻として接するのか悩み葛藤する


平介は妻のことを裏切ることはできない、と再婚を断り、見た目は幼くても精神は妻である娘と生活していく。


一方妻は、小学生の娘の体を手に入れたことで自分ように人生に後悔のないようにと人生をやり直し始める。
見た目が幼くなっても中身はおばさん、のように精神と肉体が乖離している状態に四苦八苦しているが、高校生に進学したあたりから、自分だって楽しんでいい、青春も取り戻そう、と思うようになる。

そんな妻であり娘の姿をみて、自分だけが青春を取り戻せていること、自分という存在がいるにもかからわず他の異性と仲良くなっていることに嫉妬してしまう平介。

このまま娘の意識が戻らず、妻の意識が娘の体に憑依した状態がずっと続いていくなら自分は、本当に父親として妻に接する、、つまり他の、年相応の恋愛をすることを認めなくてはならない




誰にも言えない妻と娘の秘密を抱えた異常な状態で、それぞれの悩みに葛藤するシーンが印象的な作品でした



私も人生をやり直したい!と思っている人間なので、妻の直美のように小学生の娘に自分の精神が憑依したならもっと勉強して医学部に入りたいし、もっと青春して素敵な人と付き合ったりしたいという思いはあります


しかし、平介の気持ちも痛いほどわかります。娘の体に憑依しているとは言え、精神は自分の妻のものなのに、他の異性と長電話しているとなると気が気ではないし、、特に最後の終わり方!!
結局そう言うことなんですかね????




私の読解力のなさなのか!ちょっと混乱してます。