趣味でやっているとは言え、
お金を取って年に何回かお仲間とやっている演奏会の告知をする知人がいる。
それようにプロに頼んで、
丁寧にポスターのようなチラシのようなものを作って
それを送ってくる。
来てくれる人が足りないと聞けば、
ワタシの友人に声をかけて連れて行ったこともある。
当然、ワタシも友人もお金を払っている。
その方のお仲間で演者である人達は
演奏会が終わって目の前を通り過ぎても、
「ありがとうございます!」の一言が言えない。
いい大人にもそうゆう人がいるんだね。
あるときは演奏会が終わって、
雷が鳴り響き、どしゃぶりのなか
「じゃ、さようなら」としてニコニコして
ドア口で言った。
「雷鳴っているし、土砂降りだから休んでいけば」という言葉もない。
駅まで10分弱ある道のりをぐっしょり濡れて帰った。
その方のSNSは、
演奏のことで頭がいっぱいで、
こんなことが出来た、あんなことが出来たので、
ご褒美に家族が美味しいご飯を作ってくれたというのがあって、
なんだかそんなの聞きたくないよ。
ある日、思わずSNSのフォローを外してしまった。
足を伸ばして国内・海外旅行に行けば、
10枚から20枚ほどの現地の写真を送ってくる。
スマホが重くなるんですけど、と思いつつ、
「お土産の写真ありがとう」というしかない。
だって大人だもの。
海外旅行に行くお金があったら、
今まで演奏会に行っていたのだから、
「いつも来てくれてありがとう」の千円くらいの土産の一つも
買ってきたらどうですか?と思ったりもした。
しかし、いまだかつてお土産をもらったことはない。
なんでもそうゆう演奏会をしている人たちは
持ちつもたれつで、
お互い演奏会に行き合っているらしい。
自分のときに来てくれるから
義理で他の人の演奏会にも行くらしい。
でもワタシは演奏会はしていないので、
その持ちつもたれるの輪には入っていないので、
お金が出ていくばかり。
そしてまた最近次回の演奏会のポスターを送って来た。
遂に、
「仕事が忙しく行けないので一旦送るのをストップしてください。
行きたくなったら、連絡します。頑張ってください」といったら、
「すみませんでした」と言ってきた。
”すみません”ということは悪いと思いながらも送っていたということだろうか?
時計がないと言えば、
使っていない時計を上げても、
御礼の一つもない。
相談がしたいというのでカフェに言っても、
お茶を奢るでもなく、
新しいSNSを始めたので見に来てくださいと言うから、
ハッシュタグつけたらいいのではないでしょうか?と言ったら、
早速実行したようだけど、御礼一つなく。
ニコニコが実はニヤニヤに感じてしまい、
ああ、もう、この人との付き合い辞めたいとおもた。
今まで、チョコレート一個、ビスケット1個貰ったことはない。
ニコニコして一見良さそうな人だけど、
こんな人もいるのですね。
我が身を振り返って、お世話になった人には
自分の出来る範囲で御礼をするようにしよう。