語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約20年
海外キャリアデザイン・アドバイザー
ブットラー惠子です。
ハンブルク
先日も書きましたが
私の勤務先に54歳の派遣さんが
やってきました。
合えば正社員としての
採用を考えていましたが、
あいにく勤務開始から1週間で
契約終了となりました(-_-;)
理由は2つあるのですが、
一つは英語が出来ない、ということ。
彼女は1990年にドイツ人として
旧東ブロックから
ドイツへの帰還が認められた
特殊な移民背景を持っています。
だからロシア語が母国語で
英語は初心者レベル。
履歴書にも英語は初心者レベルと
書いたそうですが、
派遣会社のミス?
私たちが受け取ったのは
彼女の履歴書ではなく、
派遣会社から受け取ったプロフィール。
そこに彼女の英語レベルは、
「Sehr gut」つまり、
とても良いと書かれていました。
実際は英語で「our」のスペルも
書けないレベル。
それでも
その他が問題なければ、
私は上司に契約の継続を
訴えたかもしれません。
仕事の分担を工夫すれば、
彼女はドイツのお客様だけ
担当することもできました。
でも私が語学力以上に
問題に思ったのは、
彼女のプライドの高さ。
コロナで経営が悪化する前、
彼女は別の会社で
同じような仕事をしていました。
といっても産休や育休後
働き始めたので、
営業や営業業務としての
職歴は12年。
54歳という年齢を考えると
決して特別長いわけではありません。
でも新しい仕事を教えようとすると、
「それは知ってます」とか、
「説明されるまでもない」と、
最後まで説明を聞こうとしない。
そうかと、一人でやらせると、
残念ながらすべて間違っている。
実は私は以前に別の会社で
50代後半の派遣さんと
働いたことがありますが、同じでした。
「前職と同じだから分かる」、
「それぐらい知ってる」と
説明も聞かずに勝手に仕事を進めて、
全て間違っていました。
おかげでこの時は、
クレームの電話対応に
追われました(-_-;)
初めてなんだから、
分からなくても、間違っても当然。
ただ、まずは聞く姿勢がないと、
前の会社とうちの会社で
同じかどうかは分からない。
豊富な職歴を活かすことや
即戦力として期待されている、
というのは最初から説明もなく
仕事ができることではありません。
経験を活かしていかに、
新しいことを早く吸収できるか、
結果を出せるか、
またはアイディアを出せるか、です。
海外就職では即戦力が求められるし、
特にドイツでは職業訓練を
積んだ人たちや職歴を持った人たちが
仕事を探しています。
つまり職歴は前提条件のようなもの。
だからこそ、
持っている職歴やスキルを
踏まえて自分は何が出来るのか、新しい職場でどう活かせるのか、
じっくり考えてみましょう。
でもここで特に考えたいのは
ハードスキルだけではなく、
ソフトスキルです。
例えば私なら、
「職歴が長いから、
お客様との交渉に強いとか、
問題解決能力に自信がある」とかです。
そうすると、さらに
他の人との差別化ができるし、
今回の派遣さんのような
「間違った」経験の活かし方も減るはず。
経験が増えるほど、
初心を忘れずにいたいですね。
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