隣の女性の涙のワケ(2) | 憧れのヨーロッパ生活を叶える!日本の枠から外れて自由に生きるためのグローバル・キャリアデザイン

憧れのヨーロッパ生活を叶える!日本の枠から外れて自由に生きるためのグローバル・キャリアデザイン

トランクひとつ、ドイツ語力ゼロで渡独して就職。
ドイツ在住歴約20年の私があなたの【海外で働きたい!】という夢を一緒に叶える自立メソッド

こんにちは、

 

 

女性の自立と

海外就職・転職のお手伝いを

目指してコーチングを勉強中

 

 

ドイツ在住アラフォーOL、

ブットラー惠子です

 

(プロフィールはこちら)。

 

 

今日は

昨日の話の続きを。

 

 

スタバの隣の席に座る

中東系の30代ぐらいの女性は、

 

号泣しながら、

スマホでの電話を終えました。

 

その後も

涙が止まらない様子の女性。

 

 

泣く女性

 

「大丈夫ですか」

と声をかけるか迷った私は、

 

 

少し考えて、

カバンからティッシュを

一枚取り出して渡しました。

 

ドイツのティッシュは、

紙ナプキンのように分厚い

 

(日本人は最初

使い慣れないかもしれません)。

 

 

 

彼女は赤い目のまま

 

「ダンケ(ありがとう)」といって

ティッシュを受け取りました。

 

 

それでも私は、再び思いました。

 

1枚じゃ足りないかも、と。

 

 

少し考えて、

再びカバンからティッシュを

取り出し、

 

「一枚で足りなかったら…」

 

といって今度はそのまま

私と彼女の間に置きました。

 

 

「どうもありがとう」

 

彼女は躊躇することなく

ティッシュを丸ごと取って、

 

自分の目の前に置きました。

 

 

 

あ、いえ。

 

全部じゃなくって

足りなかったら取ってください、

と思ったんですけど、

 

と、本当は言いたかったケチな私。

 

 

ドイツでティッシュは

無料配布はしていません。

買わないと手に入りませんからね。

 

 

 

でも引き続き号泣し、

ティッシュを次から次へと

消費していく彼女を見て、思いました。

 

 

今ティッシュが必要なのは、彼女。

 

 

泣きたいときは泣くのが一番。

 

泣いてスッキリするなら、

どんどん泣けばいい。

 

 

私はティッシュを取り返すのを

諦めて(;'∀')、

 

荷物をまとめ、席を立とうとしました。

 

 

すると彼女は、

 

こちらに体ごと向きかえり、

かすかに微笑みを浮かべながら

 

「本当にどうもありがとう」

 

と言いました。

 

 

 

彼女の涙の理由は

分からなかったけど、

 

人目をはばからず号泣するほど

辛かったのは間違いない。

 

 

それでも

 

見ず知らずの人がティッシュをくれた。

世の中、捨てたもんじゃない。

 

彼女がそう思って、

少し元気になってくれたらいいな、

 

 

そんなことを思いながら

スタバを後にしました。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ