就職活動を始めるということでママに相談。

 

すると、J1でバイトを募集することになった。

 

 

 

募集の備考として

 

 

初めての方でも気軽に働けますルンルン

 

 

ってのが付いていた。

 

 

 

この店って....気軽だっけ?笑い泣き

 

 

 

 

最初に採用されたのは、渡辺君(仮名)。

 

採用と言っても、面接に来たら採用だった。(爆)

 

 

この渡辺君だが、17歳の現役プロボクサーで、顔は男前だった。

 

 

渡辺君は、私の初めての後輩だった。

教育法としては、1年前に私が鍵田さんに教えてもらった時の事を思い出して教えることにした。

 

 

午前中は店の接客・昼から一緒に出前に行った。

 

 

 

 

予定通り、最初はソープに。

基本である、裏口ルートと客に会ってはいけない事を教える。

 

 

 

どないしたん?後輩連れてきて。辞めんのかいな?

 

 

就職活動することになりましてね。来年卒業なんすよ。おいで

 

 

1年間昼間のバイトは私だけだったため、この界隈(道頓堀2丁目)で、お昼顔を合わせる人にとっては、「ロア=私」になっていた。

なので、サウナニュージャパンを除いて、この界隈で働く人達とは、ほぼ全員顔見知りになっていた。

 

 

この日は川南側の事務所(○○商事)への出前は無く、川北側の事務所数軒にだけ行った。

 

 

俺もな。最初はめっちゃビビってんけど、みんなええ人やから。全然大丈夫やで。おいで

 

私の初日同様に、渡辺君は「借りてきた猫」のようになっていた。笑い泣き

 

 

ただ私と違ったのは、よほど怖かったのか...帰りが無言だった。

 

 

私の場合は、先輩の鍵田さんに色々聞きながら帰ったんだけど、彼は何も聞いてこず、少し目が死んでいた。

 

 

 

私の中では

 

 

ボクサーなんだから、俺なんかよりずっと根性あるやろな。

 

 

そんな風に軽く考えてて、彼の心理を全く気にせずにいた。

 

 

 

 

次の日の朝。

 

 

渡辺君は来なかった。笑い泣き

 

※後に渡辺君は将来有望視されているボクサーだった事を知る

 

 

 

 

 

ん~。やっぱり風俗街でのバイトは勇気が要るものなのか?

 

 

ママ曰く、「2日目に来ない奴は、もう来ない」らしい。

 

別に珍しくもなく、そんな奴は今まで何十人もいたと。

 

 

 

僕ってどうでした? 2日目に来ると思いましたか?

 

 

その時、何気にそう聞いてみた。

 

 

 

お前か? お前はなぁ  来ると思っとったで。おいで なんでやと思う?

 

ん~。全く分からないっすね~。最初はやっぱ事務所行くのは怖かったですからね。

 

お前はな。 なんか知らんけど、うれしそうな顔しとってん笑い泣き せやから、こういうに向いてる奴なんやろうなって、わかっとったで

 

 

 

 

 

そうして、次のバイトの面接の男の子が来た。

 

 

次に来たのは田中君。

同じ年で、なんとNSCへ通う芸人の卵だった。

※NSCは吉本興業がやっている芸人養成所。知ってますよね?^^;

 

 

聞くと、友達とコンビを組んででて、ボケ役ということだった。

 

 

 

田中君も、最初はソープに出前に。

 

彼は、風俗店の裏側にはたいそう興味を持ってくれたようで、少し楽しそうだった。

 

 

歩いている時に田中君が、

 

今日ね、ネタ見せの日なんですよ。

ちょっと見てもらえます?

 

 

 

そのネタとは・・・こんなネタだった。

 

 

 

題名:エレベーターガール

 

上に参りま~す。上差し

 

下に参りま~す。下差し

 

横に参りま~す。右差し

 

ツッコミバイバイ ちがうやろ!(ツッコミ)

 

 

 

 

 

どうです?イケそうでしょ? 

 

 

 

 

それ

イケるんちゃうん!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

残念ながら田中君には、お笑いの才能は無かった。(爆)

 

あまりにもつまらなさ過ぎて、28年経った今でも忘れることは無い、渾身のネタだ(爆)おいで笑い泣き

 

 

 

しかし、そんな面白くない田中君に異変が起きる。

 

そう。。。やくざ事務所だ。

 

 

1軒目は、川北側の事務所だったので、穏便にやり過ごしたんだけど、2軒目が川南側の事務所(○○商事)だったのだ。

 

 

そして、その日の当番は運悪く、五十嵐さんだった。

※当番とは事務所の日直のようなもので、幹部が交代制だった。

 

 

 

なんや、新入りかいな。お前辞めんのか?


イヤイヤ。僕、就職活動するんでその代わりっす。彼は今日入ったんですよ。


そうか。お前、こいつの代わりに頑張らなあかんで。

 

・・・・・

 

 

おいお前!ハッ 返事せんかい!ムカムカ
 
 
 

五十嵐さんのコレは、ほとんど冗談なんだが、田中君は初回から思いっきりやられてしまい、ビビりまくってしまった。

 

 

 

 

翌朝。

 

 

 

田中君も来なかった。笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

 

実はこういう街(裏社会)に身を置くということだが、2パターンに分かれる。

 

 

1)怖くて無理

 

2)知らない世界に興味津々

 

 

みなさんはどっちですか?

 

 

幸い私は(2)のパターンだったんで、問題無く継続していた。

 

 

知らない世界を覗くってのは、興味あるよねおいで笑い泣き

 

 

まあ、一番怖いのはママなんだけどね^^;

 

 

 

つづく....

 

 

是非!

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