ある日、突然、思考が消えた!
以来ずーっとマインドフルネス状態で生きているオカンが、
クヨクヨ思考にとらわれずハッピーに生きるコツを大公開♪
知り合いがこの著者の話をしていたので読んでみた。
「思考が消えた」のが売りの人みたい。
こういう体験をしたい人は結構いるみたい。
瞑想や座禅、日常生活での強烈な苦痛の持続など、あるレベルを超えたら体験できると思う。
体験だけなら、今ではお金を出せば機械的に同じ状態にすることも出来る。
まあ、思考が頭の中を何度も何度も巡り続けて行くのが苦痛だったのは過去の自分にもあったので、注目されるのもわかる。
自分の場合は色々やっていたら、思考を頭の中に取って置くことが出来なくなった。
生きるのは楽になったが、確実にバカになったと思う。
本の内容から、著者は普段の思考が消えて、直感で生きているらしい。
直感は、直近の生存に関わることについては上手く行くが、この世界は事前情報がないとたどり着けないことも多いので、使い分けれた方が良いと思う。
そういえば、私の知り合いの女性で“直感で生きる”を体現している人がいる。
ご自身も「運が良い!」と豪語するように、確かに身の回りのことは上手く行っている。
しかし、社会的だったり公的な話になると、全然明後日の方向に行ってしまう。
何故かというと、これらの話は情報を知った時点でかなりのバイアスが掛けられており、知らぬ間に印象操作をされた状態を直感だと感じている。
最近何度も語っているように、先ずは出来得る限り客観的な正しい事実を集めることが重要。
全体の感想としては、「思考が消えることでハッピーに生きれるなら良かったじゃん」と思う一方、他のスピ系覚者と同様に「思考が消えても強い承認欲求とお金儲けの欲は消えないんだね…」という感じ。
あと、著者が登場している動画を視聴したという知り合いに感想を聞いてみたところ「この人、脳内ホルモンが出っぱなしになってるんじゃ?」と言っていた。
インドなら聖人なのかも。
ただし、この手のタイプの聖人って、何故か最後は癌になって苦しむ人が多い話はよく聞く。
この状態が続くことが身体に取って良いかは、今後はっきりするだろう。