第151回天皇賞・春:5月3日(日祝) 京都競馬場
15時40分発走
一番人気は不振
十年で万馬券が4回
波乱傾向が続く理由を考える
G1戦という番組は、その属性の頂点となる番組である。この番組で言えばステイヤーであり、タフであり、自在性を持っている馬が勝つ。いわば、きちんと走れるだけでは勝ち負けにはならず、その先のプラスαを持っていないと盾を獲れない。そのプラスαとは、気質である。他馬を気にせず、きちんと力を出し切ることができること。言い換えれば、きちんと調教されているのかというところである。距離が長くなればなるほど、この気質、気性、性格の問題は上がってくる。ただ、そこで違うのが、五歳馬か、六歳馬なのかという馬自体の体力の問題が絡んでくる。五歳馬は力が漲り、六歳馬は漲る力が衰え始めている。その差が最後の一踏ん張りで出るのである。四歳馬は[5-2-3-25]で複勝率が33.3%、五歳馬は[3-3-4-33]で23.2%、六歳馬は[2-3-2-29]で19.4%となる。出走頭数が最も多い馬齢は五歳。複勝数で見ることで、その違いが出ていることがお判りいただけるだろう。この数字のもう一つ裏がある。経験則である。長丁場には必要不可欠な素養。それを如何に持てるかというところも大切なものとなる。それらを併せて予想を組み立てたい。
G1戦という番組は、その属性の頂点となる番組である。この番組で言えばステイヤーであり、タフであり、自在性を持っている馬が勝つ。いわば、きちんと走れるだけでは勝ち負けにはならず、その先のプラスαを持っていないと盾を獲れない。そのプラスαとは、気質である。他馬を気にせず、きちんと力を出し切ることができること。言い換えれば、きちんと調教されているのかというところである。距離が長くなればなるほど、この気質、気性、性格の問題は上がってくる。ただ、そこで違うのが、五歳馬か、六歳馬なのかという馬自体の体力の問題が絡んでくる。五歳馬は力が漲り、六歳馬は漲る力が衰え始めている。その差が最後の一踏ん張りで出るのである。四歳馬は[5-2-3-25]で複勝率が33.3%、五歳馬は[3-3-4-33]で23.2%、六歳馬は[2-3-2-29]で19.4%となる。出走頭数が最も多い馬齢は五歳。複勝数で見ることで、その違いが出ていることがお判りいただけるだろう。この数字のもう一つ裏がある。経験則である。長丁場には必要不可欠な素養。それを如何に持てるかというところも大切なものとなる。それらを併せて予想を組み立てたい。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
1 | 1 | ゴールドシップ | 牡6 | 58 | 横山 典弘 |
1 | 2 | カレンミロティック | せん7 | 58 | 蛯名 正義 |
2 | 3 | ネオブラックダイヤ | 牡7 | 58 | 秋山 真一郎 |
2 | 4 | ラストインパクト | 牡5 | 58 | 川田 将雅 |
3 | 5 | タマモベストプレイ | 牡5 | 58 | 津村 明秀 |
3 | 6 | ホッコーブレーヴ | 牡7 | 58 | 幸 英明 |
4 | 7 | トーセンアルニカ | 牝5 | 56 | 池添 謙一 |
4 | 8 | スズカデヴィアス | 牡4 | 58 | 藤岡 佑介 |
5 | 9 | クリールカイザー | 牡6 | 58 | 田辺 裕信 |
5 | 10 | ラブリーデイ | 牡5 | 58 | ルメール |
6 | 11 | フーラブライド | 牝6 | 56 | 酒井 学 |
6 | 12 | デニムアンドルビー | 牝5 | 56 | 浜中 俊 |
7 | 13 | キズナ | 牡5 | 58 | 武 豊 |
7 | 14 | フェイムゲーム | 牡5 | 58 | 北村 宏司 |
8 | 15 | サウンズオブアース | 牡4 | 58 | 内田 博幸 |
8 | 16 | ウインバリアシオン | 牡7 | 58 | 福永 祐一 |
8 | 17 | アドマイヤデウス | 牡4 | 58 | 岩田 康誠 |
●主線はこの二頭の勝ち負け
ここまでの道のりが決して順調、順当であったとは思えない二頭の戦いに決着が付く。主軸となる馬はゴールドシップとして推す。阪神大賞典から回ってきた馬の戦績が、このところ全く冴えない。それはそれで仕方ない。個体差が出ているだけのことである。このことに考え方が振り回された。メンバーを考えると58キロを背負って、この長丁場をきちんと走りきることができる馬が何頭いるか。そう考えれば、下馬評通り、ゴールドシップとキズナの戦いとなる。ここに他の有力馬が存在するのであれば違う。が、今回は機も熟した。この二頭の勝ち負けだ。
ここまでの道のりが決して順調、順当であったとは思えない二頭の戦いに決着が付く。主軸となる馬はゴールドシップとして推す。阪神大賞典から回ってきた馬の戦績が、このところ全く冴えない。それはそれで仕方ない。個体差が出ているだけのことである。このことに考え方が振り回された。メンバーを考えると58キロを背負って、この長丁場をきちんと走りきることができる馬が何頭いるか。そう考えれば、下馬評通り、ゴールドシップとキズナの戦いとなる。ここに他の有力馬が存在するのであれば違う。が、今回は機も熟した。この二頭の勝ち負けだ。
●番手にはこの三頭を挙げる
好調持続、大外枠に入ったアドマイヤデウスを▲単穴とした。当初はこの馬の持つ勢いから主軸に推し挙げるかとも考えたのだが、3200m戦であること、58キロの定量戦であること、その実績を考えると勝ち負けまでは余程のものがなければならないと考えた。やはり、勢いだけでは勝てない番組である。そのためにこの位置となった。また、フェイムゲームは実績がある馬であるが、展開が揃わないと勝ち負けが難しい。京都コースとの相性も良くない。そう考えるとここでの好走は余り期待できないかと思わせる。実績を活かすことができないことになり兼ねないと判断をした。そして、七歳馬のウインバリアシオンを挙げる。ワイド連対までなら絡んでくるのではないかと思わせるものがある。老いてなお盛んとまでは言わないが、侮れない一頭であると思わせる。
好調持続、大外枠に入ったアドマイヤデウスを▲単穴とした。当初はこの馬の持つ勢いから主軸に推し挙げるかとも考えたのだが、3200m戦であること、58キロの定量戦であること、その実績を考えると勝ち負けまでは余程のものがなければならないと考えた。やはり、勢いだけでは勝てない番組である。そのためにこの位置となった。また、フェイムゲームは実績がある馬であるが、展開が揃わないと勝ち負けが難しい。京都コースとの相性も良くない。そう考えるとここでの好走は余り期待できないかと思わせる。実績を活かすことができないことになり兼ねないと判断をした。そして、七歳馬のウインバリアシオンを挙げる。ワイド連対までなら絡んでくるのではないかと思わせるものがある。老いてなお盛んとまでは言わないが、侮れない一頭であると思わせる。
●取捨選択を迷った一頭
京都コースで好走をしたという実績が乏しいホッコーブレーヴだが、七歳馬にしては元気である。が、それだけでは勝てない。手向かいを気にする訳ではないのだろうが、それ以上に力が出せない何かがあるのではないかと思える。ウインバリアシオンとは違った七歳馬である。また、思った以上に力が出せなかったという印象の前走のサウンドオブアースだったが、これが実が入っているかいないかというところの違いなのかもしれない。今回は距離が長くなり、58キロを背負う。となると、このハルテンは難しいだろうと思わせる。
京都コースで好走をしたという実績が乏しいホッコーブレーヴだが、七歳馬にしては元気である。が、それだけでは勝てない。手向かいを気にする訳ではないのだろうが、それ以上に力が出せない何かがあるのではないかと思える。ウインバリアシオンとは違った七歳馬である。また、思った以上に力が出せなかったという印象の前走のサウンドオブアースだったが、これが実が入っているかいないかというところの違いなのかもしれない。今回は距離が長くなり、58キロを背負う。となると、このハルテンは難しいだろうと思わせる。
●捨てちゃえ馬
結果として、前述の通り、ここではホッコーブレーヴとサウンドオブアースの出番はないと判断をした。そのため、今回は要らない。故に捨てる!!
結果として、前述の通り、ここではホッコーブレーヴとサウンドオブアースの出番はないと判断をした。そのため、今回は要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 1 | ゴールドシップ | 牡6 | 58 | 横山 典弘 |
○ | 13 | キズナ | 牡5 | 58 | 武 豊 |
▲ | 17 | アドマイヤデウス | 牡4 | 58 | 岩田 康誠 |
△1 | 14 | フェイムゲーム | 牡5 | 58 | 北村 宏司 |
△2 | 16 | ウインバリアシオン | 牡7 | 58 | 福永 祐一 |
捨馬 | 6 | ホッコーブレーヴ | 牡7 | 58 | 幸 英明 |
捨馬 | 15 | サウンズオブアース | 牡4 | 58 | 内田 博幸 |
●結果
【配当】 | ||
単勝 | 1 | 460円 |
複勝 | 1 | 260円 |
14 | 630円 | |
2 | 610円 | |
枠連 | 1-7 | 690円 |
馬連 | 1-14 | 6,060円 |
ワイド | 1-2 | 2,460円 |
1-14 | 2,300円 | |
2-14 | 6,010円 | |
馬単 | 1-14 | 8,480円 |
3連複 | 1-2-14 | 57,160円 |
3連単 | 1-14-2 | 236,300円 |
【着順】 | 【時計】 | |||
1 | 1 | ゴールドシップ | 3.14.7 | 35.0 |
2 | 14 | フェイムゲーム | 3.14.7 | 34.5 |
3 | 2 | カレンミロティック | 3.14.8 | 35.3 |
4 | 4 | ラストインパクト | 3.14.9 | 34.4 |
5 | 3 | ネオブラックダイヤ | 3.15.0 | 34.8 |
6 | 6 | ホッコーブレーヴ | 3.15.0 | 35.1 |
7 | 13 | キズナ | 3.15.2 | 34.9 |
8 | 10 | ラブリーデイ | 3.15.2 | 35.5 |
9 | 15 | サウンズオブアース | 3.15.4 | 35.5 |
10 | 12 | デニムアンドルビー | 3.15.6 | 35.0 |
11 | 11 | フーラブライド | 3.15.6 | 35.2 |
12 | 16 | ウインバリアシオン | 3.15.8 | 35.6 |
13 | 7 | トーセンアルニカ | 3.16.3 | 35.4 |
14 | 5 | タマモベストプレイ | 3.16.4 | 36.7 |
15 | 17 | アドマイヤデウス | 3.17.5 | 37.4 |
16 | 9 | クリールカイザー | 3.17.8 | 38.4 |
17 | 8 | スズカデヴィアス | 3.17.9 | 38.4 |