
速読インストラクターを目指しているけーぽんが教える、トレーニングしなくても速く本を読めるようになる方法。
別に本を早く読めなくてもかまわない。そういった意見もあると思います。実は本の読み方には2つの種類があって、「情報」として読むのか「味わう」ために読むのか、本を読む目的によって読み方が変わってきます。
それは「移動」と「旅」の関係に似ていて、遠くの目的地に向かう時に、ビジネスが目的であれば、速く効率よく移動できたほうが都合がいい。でも、旅をする事が目的であれば各駅停車に乗って知らない駅で途中下車してみるのも味わいがあっていい。つまり、旅の本質は速く移動することではないということ。
そして早く効率よく読みたい、例えばビジネスのある分野に関しての知識がもっと欲しいとか、何か新しい事を始めたい、自分の興味、関心のあることについてもっと深く知りたい。といった目的をかなえてくれるのが、速く読むということなんです。
これはけーぽんが速読に出会う前から使っていた本を早く理解するための読み方。日常的にたくさんの本を読む人はもうやっているやり方だと思うけれども、あらためて紹介してみます。
まずは表紙や、本の帯に書いてある事を見る。
本のタイトルはもちろん、帯に書かれている事も本の中身の一番のポイントになる事を書いてある。その情報から本の内容が推測できる。
著者のプロフィールを見る。
著者のこれまでの経歴や著した本などの情報が出ているので、本の内容を推測しやすくなる。
まえがき、あとがきを見る。
ここには著者のこの本を書きたかった理由、その軸となる内容が書いてあリます。
目次を見る
目次は本のプログラムだと思ってください。
大体いくつかの章に分かれています。
その章のタイトルが内容の大きなまとめ。
そして章もまたいくつかの内容に分かれていて、そのタイトルが目次には書かれています。
気になるタイトルがあったらここでチェック。
美味しいのは大体真ん中
著者が最も言いたい事は大体、本の真ん中ぐらいに書かれています。5章だての本であれば第3章がオイシイ。
気になるところから読んでいく
目次を開いたときにチェックしたところから読んでいきましょう。
一番気になる内容から押さえたほうが理解が早い。
太字に注目
本を開いたら、大きな字、太い字だけを読んでも大体の内容は伝わってきます。大事なところだから太字で書いてあるということ。
そして一番大事な事は「全部読まなくてもいい」ということ。時間をかけて一字一句しっかり読み込んだとしても、つぎの日にはそれを思い出せないのが人間です。それよりも、読んだことで考え方に変化があったり、心が動いて自分の行動が変わった、というのが読書のいいところ。
本をたくさん読んで、たくさんの考えに触れて、毎日を楽しく生きていきましょう。
#楽読横浜青葉台スクール2021年春開校予定
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