高次脳機能障害という障害があることを先日

 

ブログで書かせていただきました。



 

高次脳機能障害という認識がない時から

 

今までの間

 

弟は、とても疲れやすく

 

そのままの状態から脱出できない時のSOSのサインは

 

 

「お味噌汁」を飲まなくなると気です。

 

これを我が家では、お味噌汁マジック・・・

 

と読んでいます。

 

 

 

このお話は、以前、鬱の症状が出始めた時

 

特に何回も出たマジックでした。

 

少し前から、食べ物を残すようになりました。

 

本人に「食欲なかった?」と聞くと

 

「全部食べたよ」というのです。

 

???

 

私の頭の中は?だらけです。

 

こんなに残っているのに・・・

 

続けて、「お味噌汁飲まないの?」と聞くと

 

「あっ!お味噌汁あったんだ」

 

このようなことが続いたのです。

 

私にはなんだかわからなくて。。。

 

 

 

皆さんはこんな時、どう考えますか?

 

私は、それを主人に相談すると

 

「飲みたくなかったんじゃない?」

 

「そんな感じじゃないんだよ、見えてない感じなんだよ」

 

「じゃぁぼーっとしていたんじゃない?」

 

こんな会話が少し続いていました。

 

 

 

そして、事故から2年後、高次脳機能障害があることがわかり

 

ふと、病院の担当医師に、

 

「弟が、食事の際に、お味噌汁などの汁物を飲まない時があるんですよ。。。」と話しました

(他にも、座る場所のバランスが悪い・ものを置く場所がおかしいことがありました。)

 

すると

 

「それは、半側空間無視って言います。それも障害の一部です」

 

「!!!!!!!!!!」

 

私としては、長年の疑問が解決した瞬間でした。

 

主人とバトルした日々・・・・・

 

やっぱり、そうか・・・・・やっぱり・・・やっぱり・・・

 

私の中で、納得した瞬間でした。

 

普通に見える弟ですが

 

本人には気が付くことができない事があるのだと知り

 

改めて勉強をしました。

 

そして、食事が残っているか残っていないかで

 

体調のバロメーターもわかるようになってきました

 

今では、そこまで疲れる前に

 

家族で声掛けしたり

 

仕事の調整をするようになりました。

 

高次脳機能障害は、不思議な障害です

 

障害なのか、とぼけているのだか・・・

 

でも、実際には、この空間認識が出来なければ困ることが

 

多々あります

 

心が疲れた時

 

誰だってなるんじゃない?と思うようなことが

 

毎日起きれば、そこから気が付くことが大切なのだと

 

また、事前に心の疲れが

 

どのように体に影響するのかを考えさせられた

 

お味噌汁マジックの話でした

(写真は先日、家族で飾り付けたクリスマスツリーです)

 

この後、事故の当日から今の仕事での困り事

 

と話し合いました。

 

会社で、「交通事故 飲酒運転撲滅DVD」を見たようです

 

かなりリアルで、多くの人にとっては事故撲滅のために

 

必要な教材であると思います

 

ですが・・・

 

会社で見た時の弟のメンタル面は

 

それを受け入れる事が出来ず

 

自分を重ねてみてしまい、とても恐怖と不安に陥ったようです。

 

そんなときはどうしたらよいか・・・

 

対応策を共に考えました。

 

1. 事前に講習内容を確認し、事前に心の準備をしておく

 

2.少し、トイレに行って落ち着くのを待ってみる

 

3. 上司の方にお話をして、退席させてもらう

 

4.講習を退席できるように端に座る

 

5.  会社の看護師さんに事前に相談してみよう

 

などなど

次回の為の心の安全対策を話し合った時間でした。

 

我が家は、後遺症とともに障害とともに生活していますが

 

辛いこと、困ったこと、悲しい事はそのままにせず

 

「共有できる人を作ろうね!」

 

「いつでも一緒に考えようね!」

 

がいつもあい言葉です。