こんばんは、小雪です。
先日からちょこちょこ言ってますが
「メスの一万円札」ってご存じですか?
お札に「メス」と「オス」があるんだと。
これはスピ系の方とかが話題に出していたりで
嘘か本当かはわからないけどいわゆる
“金運ジンクス”みたいなやつね。
お札の記番号が
「すべて偶数(0・2・4・6・8)」
でできている一万円札のことを
“メスの一万円札”と呼ぶそうなんです。
でね、そのお札を見つけたら——
優しく洗って
アイロンでピシッとシワを伸ばして
お財布におさめて
いざ!という時に気持ちよ~く使って
心の中で
「たくさんのオス(一万円)を連れて戻ってきてね♡」
と願う、
するとその後、臨時収入があったり、
お金の流れがよくなったりする…と
いう体験談があるんだそうです。
興味ある方で詳しく知りたい方はググってね!
(あ、ググるのは↓読み終わってからにしてえええええ!)
でね。
今、あなたはどんな反応ですか?
「面白そう!試してみたい!」
「早速お財布の一万円札見てみよっ!」ってワクワクした?
それとも
「え、怪しくない?」
「はいはいスピ乙」って引いた?
「嘘松乙w」って呆れた?
どちらでもいいし
それ以外でもいいんだけど
何かしら「反応」はあったと思うんです。
そもそも「メスの一万円札」とかに
論文や根拠がある訳ではないですしね。
「絶対本当」とはもちろん言えないけど
「絶対嘘」とも限らない。
だけどあなたは直感的に聞いたその瞬時で
「えーほんと!」もしくは
「はいはい嘘w」とか
何かしら反応があったと思います。
人はそれを「直感」とも言ったりします。
根拠はないけど「直感」でそう感じたと。
だから根拠はないけど
「直感」で
「わー楽しそう!」と思った方はすでにもう
ここを読まずにお財布の一万円札を見ているかもだし
「直感」で
「小雪また変なこと言い出した」とか思った方は
すでにここを閉じてもう読んでいないかもしれない。
あなたの「直感」はどうでした?
今までもそうした「直感」に従って
物事を決めたり選んだりしたことありますよね??
じゃあその「直感」って何なんでしょうね。
先祖のお告げ? 天使のアドバイス?オーラとかそういうの?
今まではそういう「直感」って
「直感」←目に見えない何か
と思われていたけれど。
これね。
今わかってきているのは
“脳の反応”だってことなんですよね。
たとえば、今、そのメスの一万円の話を聞いて
瞬時に「怪しい」と感じた方は
あなたが思考をしはじめるその前に
→ アミグダラ(扁桃体)が警戒モードを起動して、
→ ノルアドレナリンやコルチゾールといった
“ストレスホルモン”が副腎から分泌され、
→「避けとけ!危険かも!」という拒否反応が出た。
一方で、瞬時に「楽しそう!」と感じた方は、
→ ドーパミンが分泌されて
→ 報酬系が活性化して、
行動への前向きエネルギーが湧いてきた。
つまりその直感、は
どっちにしろ“脳が過去の経験から出した反応”であって、
「本当に正しいかどうか」
の判断ではない可能性が高いんです。
なんかでも
「お金」の話だとどうしても
「スピ」っぽく受け取る方も多いんだけど。
別の角度で言えばこういう話↓
人生でろくに走ったこともない私が
陸上の金メダリストに
「こういうトレーニングがいいよ」
とアドバイスをもらったとして。
そこで私が瞬時に
「えーそれ意味あるの?もっと別の方法あるっしょ」
って流してたら、
……いやいや、どの立場で言うてんの!?ってなりません?
もっと言うと、
小松菜奈ちゃんが
「美容のためにこれ食べてます♪」って言ったとして。
それに対して私が
「え~それよりこっちのがよくない?」って反論してたら、
いやもう、どの口が言ってんの!?って話なんですよ。
世界で最も美しい顔100人に選ばれてる小松菜奈ちゃんに、
縄文から顔面進化止まってるオマエが
何を根拠に意見してんの!?と。
それもう、街中全裸で引きずり回されても
文句言えないレベルです(笑)
なのに、こと「お金の話」になると、
さすがに「メスの一万円札」はさておきにしても
「トイレ掃除するほうがいいよ」とか
「常に感謝しましょうね」とかそういうの散々聞くじゃん??
聞くんだけどでも
「お金欲しい!お金欲しい!」と言いながらも
毎日トイレ掃除してない人のほうが多いでしょ?
「そういうんじゃなくてもっと資産運用の具体的な・・」
とかいうじゃん?
でもそれだって「ここのあれがいいですよ!」と言われても
「でもなんかな・・」ってなったりするじゃん?
そういうふうに
“成果を出してる人のアドバイス”をさ。
もちろん「それは絶対違う」という根拠があるなら別だけど
「アリ」も「ナシ」もどちらも根拠がない時にでも
自分の「なんか違う気がする」
って反応で跳ね除けたりしちゃうじゃん?
…その「違う気がする」の正体って、
あなたの脳にインストールされた
“ビリーフ(信念)システム”なんですよ。
「知らないものは怪しい」
「ラクして得るのはズルい」
「お金は苦労して得るもの」
そういった思い込みがベースになってるから、
新しいもの・自分にとって“非常識な”ものに出会うと、
根拠とか「事実で正しいかどうか」ではなく
自動的に思考の前の反応で「NO!」の信号が出る。
その「NO」って、
本当の「正しい判断」じゃなくて、
ホルモン!
まずホルモンをピュッ!と出したあとに
それを正当化するために後付で
「だってこうでああで」
と理屈を考える。
じゃあそのホルモン、
なんのために出てるの?
って話なんですが。
それはずっと繰り返しお伝えしているように
あなたを“守るため”なんです。
脳は常に
「安全であること」
「変化がないこと」
を最優先してるから、
新しいこと・未知のものに出会った時、
「危険かも!」
「それ、やめとこうよ」
っていう風に、
“あなたを守るつもり”で
警戒ホルモンをピュッ!と出すんです。
それが繰り返されて
チャレンジすることや、
新しい価値観を受け入れることが、
その都度全部ブレーキかけられてしまっていたり。
つまり、
ホルモン=悪者じゃないけど、
あなたの成長や変化の邪魔になることもある。
本当に怖いのは、私達は自分一人だと
そうした自分の直感ブレーキを
「直感(正しいこと)」だと思い込んで
疑うことすらできないまま、
「これは私の勘がそう言ってるから」
「なんとなく合わない気がするから」って、
気づかぬうちにシャッターを下ろしてしまっていること。
自分の可能性を「自分を守るため」に
シャッター商店街にしてしまっていませんか?