こんばんは、小雪です。
「自分にとって最上位の選択が何故かできていない」
昨夜はその原因のひとつとして
「損失回避バイアス」についてお話しました。
今回さらに 嫌な方向 に掘り下げていきます。
心のヘルメット被りながら聞いてください。
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本当にやりたい事ではなく
2番目ばかり選んでしまう
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昨夜の「損失回避バイアス」は
老若男女問わず誰でも「あるある」
と思えるものですが。
40代50代になってくると、
それとはまた別の強力な心理が
働くことが増えてきます。
それが…
セルフ・ハンディキャッピングです。
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セルフ・ハンディキャッピング?
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セルフ・ハンディキャッピングとは
「本気でやってダメだったら怖いから、
あえて全力を出さない」
「失敗したときの言い訳を先に作っておく」
という心理的な防衛メカニズムのことです。
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なぜそんなことをしてしまうのか?
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人間の脳は「自己イメージを守ること」
を最優先します。
私達はいつだって
「自分は優秀である」
「能力がある」
と、そう思いたいし、そう思われたい。
それなのにもし全力で挑戦して失敗したら…?
「自分には才能がなかったのか…」
「本気でやってもダメな人間なのか…」
そんなの辛すぎる。
そんなの悲しすぎる。
そんなのしんどすぎる。
だから、
「自分の価値が傷つくリスク」
を避けるために、
「本気を出さずにやる」
「そもそもやらない」
という選択を無意識にしてしまうんです。
これは甘えや根性論ではなく、
「生存本能」があなたを守るために、
あなたが傷つく事を避けていけるように
そう仕向けてくるんです。
さらにですよ?(まだ言う!)
「最上位を避ける」もう一つの要因として、
「一番ではなく2番や3番をクリアしてから
ステップアップしないと、
一番やりたい事に本気で取り組む資格がない」
そう思い込もうとする心理も動き始めます。
何故なら
「まだ自分には早い」
「まずは経験を積んでから」
無意識のうちにそうやって
最上位を選ばない理由(挑戦を避ける理由)を
自分で自分に正当化したいからです。
例えば…
「本当は有料コンサルをやりたいけど…」
→ 「でもクライアントが来なかったら恥ずかしいし、
まずはブログから始めよう!」
→ (結局、ブログに集中しすぎて本業にできない)
「本当はYouTubeをやりたいけど…」
→ 「顔出しするのは恥ずかしいから、
まずはTwitterだけで発信しよう!」
→ (でも、SNSだけではなかなか売れない)
「本当はオンラインサロンを作りたいけど…」
→ 「もし誰も入らなかったらショックだから、
とりあえず無料のFacebookグループを作る!」
→ (でも、無料コミュニティは活性化しにくく、
いつまでも次に進めない)
そんな感じで
「まずはその前に…」と、
いつの間にか2番目3番目の手前の選択ばかりしている。
そして、もし「うっかり」2番目や3番目がうまくいったら…?
「じゃあ次は1番目に挑戦だね!」となっちゃうかもしれません。
でも、それは怖い。
あえて選んだ2番手や3番手なのにそれで成功しすぎると、
次に進むプレッシャーがかかる。
だから、無意識のうちに 脳は「本気で取り組む」のではなく、
"昨日と同じ繰り返しの作業" で満足させようとする。
「結果を出すために考える」のではなく、
「考えないようにして、とりあえずこなす」
を選ばせる。
そして、気づけばずっと準備中のまま…。
「"やればできるはず"(でもやらない)」
この状態を続けると、
「俺はできない」のではなく
「俺はまだやってないだけ」
と自分に言い聞かせられる。
だからこそ、
最上位を選ばず2番目や3番目を選んでしまう。
だって、もし最上位を選んでダメだったら?
「私にはこれを選ぶ資格がなかったのか…」
「本気でやっても結果が出なかったのか…」
そんな現実を突きつけられるのって
私達は怖くて怖くてたまらないから。
10代20代なら多少の失敗なんて
起き上がるエネルギーもパワーもあったけど。
年々こうして年齢を重ねる事で
痛い失敗なんて今更したらもう
自分は起き上がれないんじゃないかって。
"そんなの全然大丈夫!"
そう思いたいのに、そう思えない。
自分で自分を信頼してあげられない。
だから、
最初から2番目を選んでおけば
「本気じゃなかったし、まあこんなもんだよね~」
で浅い傷で済ませられる。
負けても傷つかない保険をかけてる。
でもでもでも。
この状態に気づかずそのまま続けると
もっと怖いことが待ってる。
「やろうと思えばできるから大丈夫」は、
本当は一番危ない状態かもなんです。
これは「自己効力感の錯覚」とも言われます。
「まだチャンスあるし、大丈夫」
「今は準備期間だから問題ない」
「2番をクリアしてこそ1番に挑戦できるぜ!」
これってそのまま50代60代70代となれば
「何もやらないまま傷つかなかった人」になる。
マリオのステージ1から先に進まず
永遠に繰り返しやってる感じ。
安全だけど本当に欲しいゴールには届かない。
それって安全だけど退屈。
「生きている」のではなく
死なない程度に生き延びているというか
「不幸ではないよね」
という生き方になってしまう。
でもそれに気づかないまま
「毎日頑張ってるからそのうち幸せになれるのかな」
「この努力が実れば次こそやりたい事をやれるぞ!」
「今の不安がなくなれば、やっと好きなことをやれるはず!」
そう思って「今日」を生き延びている人はたくさんいる。
何故あなたは「今」
最上位を選ぶ資格が自分に「まだ」ないと思ってるの?
どうしてあなたは「今」この瞬間
最高に幸せになっていては「まだ」いけないの?
私がセッションで意識しているのはまずここで。
「最上位を選ぶ資格が既に充分あなたにはある」
とあなた以上にあなたを信じる。
そこから向き合って始まるんですよね。
だからセッションって私、
めちゃくちゃ面白いんです♪
そろそろ時期DPメンバーさんの募集の
準備しなきゃなのに・・・
今が楽しすぎて全然進まない(笑
当コンテンツは私(小雪)が2007年から17年?18年?あれ?という長い期間、数千名の読者様達と一緒に進み、支えて頂きながら 発行を続けられてきた 私の無料メールマガジン記事からの不定期一部抜粋バックナンバー記事になります。
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