リリーのプレスリリース
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2014年12月9日
米イーライリリーと米インサイトは、経口JAK阻害剤「バリシチニブ」について、日本も参加したRAに対する第3相臨床試験で主要評価項目を達成したと発表。
抗TNF-α製剤が効果不十分だったRA症例を対象に、抗リウマチ薬治療に上乗せする試験を行った。主要評価項目は投与12週後のACR20改善率であり、対照群のプラセボとの比較で達成した。
2015年中に結果の詳細を発表する予定。
詳しい数値記載なしなのですが、
・重大な副作用はプラセボと同様
・頭痛、上気道炎、鼻咽頭炎がプラセボよりも多かった
らしい。
そして、ゼルヤンツで話題の副作用「悪性腫瘍」と「帯状疱疹」についての記載がチト見当たらない気が。
ゼルヤンツよりは後出しなわけですから、
・副作用が少ないとか
・価格が安いとか
・効果がさらに高いとか
何か改善されているとヨイですな。
baricitinibはRAの他に、
日本も含めて「乾癬」と「糖尿病性腎症」についての治験も進んでいます。
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