シムジアも安く使えるように考えてみる | 少佐の絵日記

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シムジアといえばPEG化。
当ブログ的には「妊娠出産を考えている女性にどーぞ」というのがネタ筆頭か。

以前、どっかの日記に書いたよな気もするのですが、
PEG化すると胎盤通過しにくくなるらしいのです。



さて今日の本題へ。
先日薬価のついたシムジアは、1本200mgで71,297円
使用方法は色々いわれていますが、
・まず400mgを2週毎に3回
・その後200mgを2週毎
・症例によっては400mgを4週毎も可能

というのが大筋でしょうか。↑詳しい方ツッコミ歓迎。


せっかくのPEG化製剤。
ちっとも安くなりませんでした。
半額になれば、倍以上つかってあげるのに。



3割負担ならば1本21,389.1円。
1ヶ月に2本必要として42778.2円。
自己注射可能な製剤なので、2ヶ月分まとめて4本処方すると、
ヒュミラと同様に高額療養費制度にかかるようになります。


・2週に一回の投与。
・自己注射可能。
・4本で自己負担80,000円超え。
という3点から、安く使用するにはヒュミラと同様(参考)にするのがヨサゲですね。



1)ある月のなるべく初めに投与開始。0,2,4週の3回分の支払いをヒトツキにまとめてしまう。
 たとえば、今月だったら3/1、3/15、3/29にシムジア400mg皮下注。
 高額療養費上限をラクに超えますので、3月の自己負担は80,000円チョットとなります。

2)3回やって副作用などの問題がなく、効果もあるよーでしたら自己注射へ。
 2ヶ月分:4本まとめて処方。
 4/12、4/26、5/10、5/24にうつ分ですな。
 これで4月の自己負担も高額療養費上限超えなので80,000円チョイのお支払い。
 5月は、定期受診あればそのときの採血や再診料などのみ。

3)同様に6月に80,000円はらって7月は高額のお支払いはなし。

4)同様に8月に80,000円払って、、、とはならず。
 高額療養費の制度を3月4月6月と三回使用しているので、上限が44,400円になります。
 8月からシムジア4本もらって、44,400円のお支払いですね。
 これが2ヶ月に一回、一ヶ月あたり22,200円計算で続くことになります。


*2013.10.21追加*
日本では、新薬が発売されてから1年間は、1回の処方につき14日分までしかだせません。
よって、シムジアが上記のように使用できるようになるのは、来年3月以降となります。