里山の夜歩き~闇に潜むものが追いかける夜~ | 1分で震える怖い話し

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1分で震えるほど怖い話しを紹介。

 

 

大学生の康介と友人の雅也は、里山で夜の散歩に出かけた。
村人たちは「夜に里山を歩くと何かに追われる」という噂があったが、二人はそれを確かめるために夜中の2時に里山の小道を歩き始めた。最
初は何も起こらなかったが、次第に背後から足音が聞こえ始めた。
「誰かいるのか?」と康介が尋ねたが、返事はない。二人は次第に不安になり、小走りで進んだが、足音は追いかけてくるように大きくなっていった。
「やっぱりヤバいよ!」と雅也が叫び、二人は全速力で駆け出した。しかし、足音はさらに速くなり、ついに二人のすぐ後ろまで迫ってきた。
翌朝、康介は里山の入口で発見されたが、雅也の姿は見つからなかった。
康介は「背後には無数の手が伸びてきた」と語り、以来、夜に里山を歩くことは避けるようになった。村人たちも「里山には何かがいる」と信じ、夜の里山には絶対に近づかないようにしている。