昨日、安倍総理が衆院予算委員会中に民主党の議員に対して「日教組!」と野次を飛ばしたことが各報道機関で取り上げられていました。
国会内の野次に関しては以前から何度か取り上げさせて頂いていますが、残念ながら最近は悪化の傾向にあります。
私は野次に反対の立場なので、国会議員になって一度も飛ばしたことがありません。
騒音や雑音を軽減する高性能のマイクが使われているので、TVをご覧の皆様はそれほど気にならないかもしれませんが、現場にいると話の内容が聞こえなくなることさえあるのです。
最近は自民党と民主党の二大会派による野次に違いが出てきているのが感じられます。民主党は「何言っているの」「以前と違うなー」「誤魔化したらダメよ」という抽象的なものが多いのに対して、自民党は「貴方の年代が一番性質が悪い(70代の議員に対して)」「テロ政党(今週の火曜日、共産党に対して)」と、本気で威嚇するための具体的な言葉を用いたものが多いのです。みんなの党の同僚だった塩村都議に対して「自分が産んで」「早く結婚しろ」と野次ったのも自民党会派でした。
私も直近では2月5日の予算委員会でISIL日本人拘束事件の政府対応を追求していたところ、恫喝のような怒鳴り声が多々飛んできました。最後は「仮定の話には答えらんないだろうが!!」と叫ばれ、それに応じるように閣僚も「仮定の話には答えられません」となり、話が全く進まなくなってしまったのです(その後、数名の心ある自民党議員から「松田さんの質問をしっかりと聞いていれば、非常に重要な話をしていたのが分かる。あれは答えさせたくない為の野次」「仮定(仮説)の話をせずに、ケーススタディなどできないよね」と言われ、中には「申し訳ない」と謝って下さった議員もいました)。
*その予算委員会の様子はこちら をご覧ください
TV(NHK)入り委員会の問題の一つは、カメラが与党の方を向いていて、固定されていることだと思います。委員会など見たことが無いという方も想像して頂ければ分かると思いますが、質問者(野党)の横に写っているのは自民党の議員ばかりです。質問者が野次られたり、小馬鹿にした表情を見せられたりすると、内容を理解しきれていない視聴者は、その質問者に問題があるのでは?というイメージを抱いてしまいます。つまり、野次った方が得となるため、驕りがある与党は悪用をエスカレートさせていると言えます。
いずれにせよ、どんな相手でも、しっかりと話を聞くのが国会議員の仕事です。
委員会の場でさえそれが出来ないのであれば、国民の声に耳を傾けることなどできないはずです。
そして、野次が恫喝になったり、都合の悪いことを掻き消すために使われるようになってきたとしたら、国会の機能そのものが阻害されていることになり、参議院規則違反にもなってしまいます。
安倍総理は委員会中に何度も「野次を止めてください」と答弁を中断しているのですから、ご自身と部下の議員の方々からそれを実践して頂きたいと思います。
先ず隗より始めよ、です。
私は、日本を元気にする会を早く10人上の会派へ成長させ(10人以上にならないと議運の理事会に参加できません)、野次禁止や居眠り禁止などの国会ルール改革も実現していきたいと意を新たにしているところです。