西鉄バスの久留米地区の一般路線バスは、行先表示に関しましてはLED化が急速に進行しておりまして、現在は久留米地区を運行しております路線バス(西鉄バス久留米・西鉄バス佐賀を含みます)のほぼ全車において見られるようになっております。
と言いますのも、久留米市内で系統番号が変わる路線も存在しているためでありまして、前回もご紹介しましたように、西鉄久留米駅→信愛学院(←信愛女学院)間が1番系統もしくは1-1番系統に統一されているなど、統一された系統も存在している事もありまして、よりLED化が急速に進む事になった要因と言ってもいいかとも思います。
そのため、上の画像・以下画像のようにかつて幕式であった車(画像1、1414・いすゞKC-LV380N 画像2、5688・日産デKL-UA452MAN 画像3、5737・日産デKK-RM252GSN)もLED改造を福岡地区に所属していた頃にLED改造を施した車あれば、久留米地区転属時幕式であった車もLED改造を施しておりまして、幕式行先と言うのは高速車以外では見られなくなっております。
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それほど、LED化が急速に進んでおります西鉄バスの久留米地区でありますが、今回ご紹介しますのは、平成21年に撮影しておりましたまだ幕式の車が多く見られた頃の姿をご紹介してまいります。
平成21年当時は、久留米地区ではLED行先の車は見られるようにはなっていたものの、それでも古い車を中心に幕自体を新しい幕に交換された車が見られていた頃でありまして、実際に画像の姿をご覧いただきますとわかるのではないかと思います。それほどこれまでのフォントとは違っていた事もありまして、新しい幕に交換されていた事が伺わせておりました。
その幕の字体も、エリア各地で見られておりました新しい字体が採用されておりまして、その文字自体も一際大きくなっていまして見やすくなっていた事が伺わせておりました。
確かに、画像にもありますように、幕いっぱいに文字が書かれている訳でもありましたのでなおさらなのではないかと思います。また、アルファベットのスペルも書かれていない行先もありますので、余計大きい所が目立っていると言ってもいいのではないかとも思います。
もちろん、旧字体の行先も存在しておりました。やはり、上の画像の新幕と比べますと字体からも違う訳でもありましたので、その分見た目からもそう言った所がわかりやすくてよかったのではないでしょうか。
また、路線バス以外でも画像にもありますように高速バスにおきましても新しい字体がこの頃は採用されておりました。この高速バスも今までが「高速」の文字が右側に表示されていたのがこちらでは左側でもありましたので、こう言う違いが新しい方向幕ならではが出ているのではないでしょうか。
今回ご紹介しました平成21年撮影時の車に関しましては、既にU-規制車及びKC-規制車の一部におきましては全て廃車となっておりまして、中にはその後LED改造を施されたものの廃車となった車も存在しておりまして、新たな形に変化した後に全うした車も存在しております。