番外 九州産交バス、元「空港リムジン」専用車で教習車・試験車に転用の日野ブルーリボントップドア車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 九州産交バスでは、熊本市内~熊本空港間に運行されております「空港リムジン」専用車に、ヒュンダイユニバース(いずれもLDG-RD00)を導入しておりまして、主力車両として運行されております。
 
 そんなヒュンダイユニバースの専用車は、2010年モデル2台以外は「火の鳥」をまとった特別塗装となっておりまして、車体の中央部には熊本230あ・355以外ラッピングの広告も掲出できるようになっております。実際に、画像1の熊本230あ・353、画像2の熊本200か・354と広告も入っているのがお分かりいただけます。
 
 尚、これら「空港リムジン」専用車も、熊本市内~熊本空港間以外にも、稀に以下画像の・354にもありますように熊本~延岡線「たかちほ号」などの都市間路線でも使用される事がありまして、本来の熊本市内~阿蘇くまもと空港間ではなく、それより先の区間を運行する事もある訳ですので、高出力でもありますヒュンダイユニバースにとっては峠道もある区間でもありますので、特に本領を発揮するのではないかとも思う所でもあります。
 
 (平成29年撮影)
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、導入されました2台に対しまして、1台は当初は「あまくさ号」・「空港リムジン」として導入しながらも、その後別路線に転用されまして使用されてはいたものの教習車に転用、もう1台も試験車両に転用されまして、いずれも用途変更となっております、KL-規制の日野ブルーリボン(KL-HU2PREA)をご紹介してまいります。
 
 
 この日野ブルーリボンは、平成15年に導入されたものでありまして、熊本200か・269と熊本200か・270の2台が導入されました。
 
 (熊本200か・269)
 
 
 この2台は、新製導入は天草営業所でありまして、当初は先述のように「空港リムジン」の他、快速「あまくさ号」としても使用されておりまして、当時運行されておりました熊本空港~熊本~天草間の運用にも入っておりました。そのため、車両後方にはトイレも設置されておりまして、運行区間が長かった事もありまして、乗客の配慮もできていたようでもありました。
 
 
 しかし、「あまくさ号」としての活躍はそんなに長くなく、その後中央営業所(田崎車庫)に転属、以来「空港リムジン」専門として運行されるようになりまして、さらに平成20年頃にはトイレも撤去されましたので、乗車定員増を図るようになっております。
 
 
 画像は、日野ブルーリボンの車内です。車内は4列シートとなっている事がお分かりいただけるのではないかとは思いますが、車の前方にはその下の画像にもありますように2列分荷物置場も設けられてはいるものの、座席は従来の大型車両よりは定員は少ないですが、それでも補助席を含め40席は確保されております。また、座席はもちろんリクライニングシートとなっておりますので、快適さである事には変わりないようでもあります。
 
 (荷物置場)
 
 
 その後、2台とも「空港リムジン」として活躍を続けておりましたが、以下画像の熊本200か・270が平成26年に熊本交通センター~熊本港間の「オーシャンアローシャトル」にベンツノンステップバスに代わって転用され運行されておりましたが、この年の9月末に廃止されてしまいました。それでも、引き続き交通センター~熊本港間の西7系統におきまして使用されておりましたが、その後定期運用からは離脱しておりました。
 
 (ANAラッピング時代の熊本200か・270)~「オーシャンアローシャトル」転用時は別のラッピング(「島原半島ジオパーク」)に変更
 
 
 そして、平成27年に熊本200か・270は教習車に転用されまして、以下画像のように自家用ナンバーに変わりまして使用されております。それにしても、この車にとりましては久しぶりに「裸」の姿を見たなと思ったほどでもありましたが、このリムジン塗装自体が健在のままで教習車に転用されている事が、新たな用途としてスタートした事を伺う事ができた姿ではなかったのかなと思う所でもありました。
 
 
 また、熊本200か・269に関しましても、定期運用から離脱しまして、ナブテスコオートモーティブによって開発しました、ドライバー異常時対応システム(「EDSS」)の試験車両に転用されまして、「EDSS 」と言う事で非常ブレーキが後付けされております。今後、運用に戻る可能性は低いようではありますが、それでも営業用に使用する事で、後付けできる事をアピールしていただければと思う所であります。
 
 
 この日野ブルーリボン2台にとりましては、フロントがセレガマスクでリアが異なる事から変わった形である車でありますが、同じ九州産交バスに所有しながらそれぞれ別々の道を歩んでおります。やはり、最もは2台とも引き続き「空港リムジン」として活躍を続けていればよかったようにも思う所ではありますが、このような用途転用は様々な理由を思いますと仕方がないのではないかと思います。とにかく、九州産交バスには2台しかない車である事には変わりはない訳ではありますが、互いに様々な形での引き続きの活躍を望みたいと思います。
 
 (注)車庫画像は敷地外より撮影しております。