番外 「夜の主役」の中身も拝見しました、JR九州の「マルタイ」主力車両08-1Xシリーズのご紹介 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しておりますのでどうぞご覧下さい。
(尚、平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、九州など全国各地の一部のJR線・第3セクター線などでは、「マヤ検」と呼ばれます検測列車が年に数度運行されておりまして、撮影に来られる姿が見られている事はご覧の皆様もご存知ではないかとも思います。

 

 この「マヤ検」とは、「高速軌道試験車」とも呼ばれます車両でありまして、高速で走行しながら線路のゆがみや損傷等を調べる役割を果たしている車両でありまして、JRの在来線で最も知られております形式が、上の画像2のマヤ34形検測車でありまして、ここJR九州の場合では機回しを省くためにプッシュプル運転で運行される姿を見る事ができておりまして、青い車体に黄色いラインの車両がよりそう言った車両である事を伺わせております。

 

 やはり、年に数度の運行と言う事もありまして、収めておりました筑肥線に関しましては普段が電車しか走らない所にこのような列車が運行されている訳でもありますので、より注目を得ているのがわかるのではないかとも思います。

 

 

 そして、この検測によりまして線路の異常等がありました際に使用されます車両が、以下画像の「マルチプルタイタンパー」と呼ばれます工事車両であります。今回は、前半は佐賀県唐津市の山本駅で収めておりましたこの「マルタイ」に関しましてご紹介するとともに、後半は長崎県佐世保市の早岐駅で収めておりました試運転シーンも収めておりましたので、併せてご紹介してまいります。
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 このマルチプルタイタンパーとは、通称「マルタイ」とも呼ばれておりますが、線路の歪みや高低差をミリ単位で補正するための機械が備わっているのが特徴でありまして、いわゆる「線路のお医者さん」的な役割を果たしている車両でもあります。かつては、保線と言いますと人の手で行っておりましたものでありますが、このマルチプルタイタンパーの導入によりまして、より効率的に作業を行う事が可能となっております。

 

 その「マルタイ」の車両は、ここJR九州ではオーストリアにあります「プラッサー&トイラー」社と呼ばれますメーカー製の車両が使用されておりまして、このメーカーを使用されております事業者もJR九州以外にもJR西日本・JR東日本など全国のJR・私鉄・民鉄事業者がこのプラッサー&トイラー社製の車両が使用されておりまして、国内占有率は何と95%との事でありますし、世界104か国にも輸出しているそうでもあります。
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 さて、今回はホームより「マルタイ」の車両に関しましてご紹介しますが、バラストを突き固めたり、レールのゆがみを行っている部分が、おそらくは画像の部分のようであります。実際に後述の姿を見ましたら、おそらくそうなのでは?と思われる所も見られているようでもあります。
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 実際に、左側及びその下の画像がバラストを突き固める部分、右側がおそらく線路のゆがみを治す部分ではないかと思われます。よく見ましても、左右のつくりが違いますので、それぞれの部分であると思われてもわからなくはない所ではあります。
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 (左側アップ)
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 また、上部にはカメラも設けられております。おそらくはモニターで進行時の状態を見るのではないかと思われますが、おそらくは夜間に使用されている事もありまして、見やすいCCDタイプではないでしょうか?それにしても虫除けが掛けられているのが見ていて何とも印象的ではあります。
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 所で、今回撮影しましたプラッサー&トイラー社製の車両は、銘板からもわかりますように「08-1X」と呼ばれるタイプでありまして、2007年式の車両でもあります。それにしても、「Made in Austria」と書かれている所がオーストリア製である事がわかっていいのではないかとも思います。
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 そして、JR九州では上の画像の山本駅で撮影しました画像では「08-1X」形と呼ばれます「マルタイ」の姿でありますが、現在主に導入されておりますのが「08-1X」形のマイナーチェンジ車であります「08-1XS」形と呼ばれる「マルタイ」が導入されておりまして、今回試運転の姿を長崎県佐世保市の早岐駅で撮影を行う事ができておりましたのでここからはご紹介します。
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 「08-1X」形のマイナーチェンジ車であります「08-1XS」形は、JR九州では既に平成20年代より導入されておりますが、詳しい導入両数は車籍がないため詳しくはわかりませんが、JR九州内では主力の「マルタイ」となっているようでもあります。画像は平成22年撮影でありますが、その頃からこの形式の車両が導入されておりますので、現在JR九州で導入されておりますタイプはその「08-1XS」となっているようであります。
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 尚、画像はJR貨物の福岡貨物ターミナル駅でありますが、最近は博多港まで船積みされておりまして、それから陸送で福岡貨物ターミナルまで運んでいるようです。そしてJR貨物の福岡総合鉄道部で検査を行いまして、その後九州内各地へ甲種輸送を行っているようであります。

 

 

 さて、今回はタイトルにもありますように早岐駅の1番ホーム外側の側線で試運転が行われておりまして、まず閉じられておりましたカバーが開く所でありました。

 

 (開く直前)
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 (開き始めている姿)
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 ちなみに、このカバーを画像6の「08-1X」形と比べますと、窓の数から違う事がわかります。こう言った所からも、「08-1X」形と「08-1XS」形との違いがわかるのではないかとも思います。

 

 

 さて、開き終わりましてよく見ますと、ふさがれておりました「マルタイ」の中枢部分を伺うようになっておりました。私もこの仕組みについては実際行っているシーンを見た事がないためわかりませんが、バラストを突き固めたり、線路を補正するための機能がその中に入っているのもわかるのではないでしょうか。
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 「マルタイ」の台車部分です。よく見ますとその下の画像にもわかりますように自動(?)収納式の補助車輪(?)みたいなものが見られるのもわかります。これはどんなシーンで使用する事になるのかはわかりませんが、保線作業では大事な部分である事も伺えるようでもあります。
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 (アップ)
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 そんな今回の試運転シーンでは、側線を南北に行ったり来たりしている姿を見る事ができておりました。その動作も思ったより静かなものでもありましたし、加えて汽笛も自動車のホーンみたいな音でもありましたので、夜間作業が主であります保線作業にとってはふさわしいものではないかと言う印象でもありました。
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 ご紹介しておりますように、私自身保線作業自体詳しくは見た事がありませんし、ご覧の皆様も保線作業を行うシーンは拝見された所をご覧になられた方もいらっしゃらない方が主ではあるようですので、どの機械でどういった作業を行うのかについては詳しくは存じない方が多いとは思いますが、どちらにしましても保線に関しましてはかなりの効率ではないかと思います。本当に、裏方と言う事であまり目立たない存在ではある訳でありますが、九州でもそう言ったオーストリア製の「マルタイ」を多く導入している訳でもありますので、これからもそれらシリーズの活躍に期待したいとは思っております。
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