NO.2326 現在の「出雲ドリーム博多号」の前身です、福岡~出雲・松江線「出雲路号」ヒストリー | コウさんのコウ通大百科 PART3
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コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しておりますのでどうぞご覧下さい。
(尚、平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 現在、JR九州バスと中国ジェイアールバスとの共同で、現在「出雲ドリーム博多号」が運行されておりまして、福岡~山陰路線の一つとして運行されております。

 

 この「出雲ドリーム博多号」は、福岡(博多バスターミナル)・北九州(小倉駅新幹線口)~木次高速・宍道・玉造・松江駅・斐川インター・出雲市駅と、福岡県・島根県とを結ぶ高速路線バスとして平成27年から運行されておりまして、当初は中国ジェイアールバスの単独運行でしたが、翌平成28年にJR九州バス参入によりまして、両社の日替わり運行となっております。したがって、運行はJR九州バスは博多支店、中国ジェイアールバスは島根支店がそれぞれ運行しております。

 

 それでも、ワンマン運行となっております乗務員は各社全ての区間で乗務する訳ではなく、広島市の広島自動車道久地パーキングエリアで乗務員交代が行われておりまして、福岡~久地パーキングエリア間がJR九州バス博多支店の乗務員が、久地パーキングエリア~出雲市駅間が中国ジェイアールバス島根支店の乗務員がそれぞれ運行されておりまして、全て通しの運行は行われておりません。尚、乗務員は中国ジェイアールバス広島支店で休憩を行っておりまして、自社の専用車で移動する形となっております。

 

 

 この路線の使用車両です。JR九州バスに関しましては、福岡~鹿児島線「桜島号」でも運行されております三菱エアロクィーン(744-16556・QTG-MS96VP)でありまして、平成28年の参入に伴いまして導入されたものでもありまして、独立3列シート車となっているのが特徴でもあります。現在は、その「桜島号」の夜行便、鹿児島~広島線「鹿児島ドリーム広島号」が休止されておりますので、福岡~広島・福山線「広福ライナー(夜行便)」とともにJR九州バスが運行に関わる夜行高速路線バスの一つとして君臨しております。

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 一方、中国ジェイアールバスは他の路線でもその姿を見る事がありますいすゞガーラ(641-4957・QRG-RU1ESBJ)が使用されておりまして、元は東京線「スサノオ号」にも使用されていた平成26年式の車でもあります。もちろん、この車に関しましても独立3列シート車となっております。

 

 

 尚、現在は「新型コロナウイルス」によります需要減によりまして、この路線は6月中旬まで運休しております(予定)。今後運行再開となりまして、また乗客の姿が戻っていただく事を願うのみでもあります。

 

 

 さて、現在このように「出雲ドリーム博多号」が運行されておりますが、かつてはこの前身としまして「出雲路号」と呼ばれます高速路線バスが運行されておりました。今回は、過去の画像から「出雲路号」に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この「出雲路号」は、平成2年に運行を開始しておりまして、元々は西鉄バス・一畑電鉄(→一畑バス)との共同運行によって運行されていた路線でありまして、運行区間に関しましても、現在の「出雲ドリーム博多号」とは順路が異なっておりまして、福岡~北九州~出雲~松江間で運行されていたものでありました。
 
 
 しかし、残念ながら平成11年に西鉄バスが運行を撤退しておりまして、以来平成21年まで一畑電鉄(平成12年からは一畑バス)の単独運行として運行されておりまして、一畑バス単独運行時には、平成15年から平成17年までの間に昼行便も運行されておりまして、計2往復で運行されておりました。ただ、この昼行便は出雲市駅は経由しない形で運行されておりまして、松江自動車道経由での運行でもありました。
 
 
 そして、その平成21年より中国ジェイアールバスが「出雲路号」の運行に参入、以来平成27年9月末まで一畑バス・中国ジェイアールバスとの共同で運行されてきておりましたが、平成27年10月からは中国ジェイアールバス単独運行で「出雲ドリーム博多号」と言う名称に変更されまして、一部の停車地の廃止・区間変更を行いましてこの区間での運行を継続するに至っております。
 
 この間には、平成26年に西鉄の北九州の拠点とも言われております砂津バスセンターや、黒崎引野口・高速門司港各バス停の停車が廃止されておりまして、北九州地区も小倉駅バスセンターのみとなっておりました。
 
 (「出雲路号」運行終了、「出雲ドリーム博多号」に変わる事への貼り紙)
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 この「出雲路号」から「出雲ドリーム博多号」に変わった事によりまして、これまで「出雲路号」の発着場所でありました以下画像の西鉄天神高速バスターミナルから、中国ジェイアールバス一社運行となる事から、他の中国ジェイアールバスが運行にかかわります中国地方路線(広島・山口)と同様博多バスターミナルが始発着となりまして、天神にも停車しなくなっておりますし、
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 小倉駅前もその下の画像にもありますようにこれまでの小倉駅前バスセンター(画像は降車場)から小倉駅新幹線口が乗降場所となっておりまして、これまで運行支援を行っておりました西鉄との関係は完全に断ち切る事にもなりました。
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 さて、ここからはこれまで私が収めておりました一畑バス「出雲路号」の姿をご紹介してまいります。画像は、平成21年に撮影しておりました「出雲路号」運行終了により停車廃止されました小倉駅バスセンター降車場でありまして、車は「出雲路号」専用車でありました西日本車体(西工)SD-2架装車の三菱エアロクィーン(3459・KC-MS822P)であります。一畑電鉄・一畑バスも、当初は共同運行相手でありました西鉄に合わせるべく西工架装車の車を導入しておりまして、その2代目がこの車でありましたが、残念ながら現在は廃車売却に至っております。
 
 
 こちらの画像は、平成23年撮影当時の西鉄天神バスセンターに入ってまいりました三菱エアロバス(3470・KL-MS86MP)であります。この撮影時は「出雲路号」続行便として入ってきた姿を収めておりましたが、この車も平成16年に「出雲路号」昼行便専用車として導入されていた車でありまして、独立3列シート・後部トイレ・仮眠室付きの車内となっております。尚、その後は京都線「出雲阿國号」としても使用されておりましたが、現在は予備車?となっているようであります。
 
 (夜行続行運行時)
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 こちらは平成27年9月、西鉄天神高速バスターミナルの進入路にて撮影しておりました、西鉄天神高速バスターミナルから西鉄バス愛宕浜営業所へ回送されますいすゞガーラスーパーハイデッカー(8362・PKG-RU1ESAJ)であります。この車が、末期は専用車として運行されておりましたが、この時はもう今回が最後と言う気持ちで、かつこのような姿はもう貴重となる事を思いますと残念に思いつつ撮影を行っておりました。その後、この車は東京線「スサノオ号」で使用されましたが、昨年廃車売却されております。

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 さて、ここからは西鉄天神バスセンター→西鉄天神高速バスターミナルに入ってきておりました中国ジェイアールバスの車をご紹介します。現在、中国ジェイアールバスの高速路線バスが天神地区に入る例は山口線「福岡山口ライナー」が福岡天神バス停(西鉄名・天神南バス停)を設けまして乗り降りを行っておりますが、「出雲路号」参入以降はこれからご紹介します画像のように白青の中国ジェイアールバスの塗装車が西鉄天神バスセンター→西鉄天神高速バスターミナルに入ってきておりまして、実際に島根支店の車両が入ってきておりました。
 
 
 画像は、平成24年に撮影しておりました三菱エアロクィーン(644-1904・KL-MS86MP)であります。やはり中国ジェイアールバスが運行に加わった事で、画像のように当時の西鉄天神バスセンターにジェイアール九州バス(当時)の車両以外に青地のJR系の車両が入っている姿は見ていて不思議にも思う姿でもあったほどでしたが、他にも広島支店からも貸し出された車も見られておりまして、後述のいすゞガーラ以外にも見られる事がありました。尚、この車はその後廃車となっております。
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 (天神バスセンター(当時)6番ホームにて客扱いの姿)
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 こちらは、天神バスセンター→天神高速バスターミナルの進入路で収めておりました島根支店所属のいすゞガーラであります。この島根支店所属車(していた車)は、以下画像を含めまして計7台が入ってきておりまして、この中には、上の画像にもあります現在「出雲ドリーム博多号」の専用車でもあります641-4957も入ってきておりました。本当に、現在は博多バスターミナル発着となっているため、天神での姿と言うのは見られなくなりましたが、この姿からも過去を知るにはふさわしい姿であった事もわかる姿ではなかったかと思います。
 
 (641-8909・PKG-RU1ESAJ)~現在は「出雲エクスプレス京都号」に転用
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 (641-9905・PKG-RU1ESAJ)~現在は「くにびき号」などに転用
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 (641-0952・PKG-RU1ESAJ)~現在は「出雲エクスプレス京都号」に転用
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 (641-3954・QPG-RU1ESBJ)~現在は一度広島支店転属を経まして、「くにびき号」に転用
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 そして、これからご紹介します画像は、平成22年に撮影しておりました、現在は商業施設に変化しております、西鉄バス旧千代営業所に駐車しておりました「出雲路号」専用車の姿であります。この時は多客期であった事もありまして2台運行でありましたので、その下の画像にもありますように新旧専用車の並びが画像のように見られておりました。尚、この廃止以降はここから約7キロほど離れました愛宕浜営業所が一畑車の待機場となっておりました。
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 (左から8362・3459)
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 さらに、平成21年撮影時には、左から4番目に参入したばかりの中国ジェイアールバスの「出雲路号」の姿も見られておりまして、この旧千代営業所に駐車していた事もわかるのではないでしょうか。その後はJR九州バス博多支店にて駐車する事にもなりますが、この画像はJRバスの営業所があるにもかかわらず、西鉄の営業所に駐車していた事を示す貴重な姿でもありましたし、上の画像とも共通するのが、他社車両の当時の使用車両の姿も懐かしいでしょうか。
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 今回は、過去の画像から「出雲ドリーム博多号」の前身でもあります「出雲路号」に関しましてご紹介しましたが、やはり現在の「出雲ドリーム博多号」の存在を思いますと、中国ジェイアールバスの参入は大きかったのではないかとも思う所ではあります。それが現在の「出雲ドリーム博多号」の存在へとつながっている事訳でもありますので、JRバス運行でも維持させようと言う事さえも伺える所ではありましょうか。とにかく、出雲と言う神様が宿る場所へ高速路線バスが運行されている分、また運行再開されましたら元の水準まで戻る事を願いたい所でもあります。
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