NO.2218 9.15ミリカローデン那珂川バスイベント訪問リポート(その1、初登場路線車両編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 9月15日、福岡県那珂川市の「ミリカローデン那珂川」におきまして、恒例となっておりますバスの日記念イベントが行われました。

 

 このイベントは、西鉄バス・西鉄バス二日市などの事業者が参加しましたバスイベントでありまして、今回は後述の那珂川市を運行しますコミュニティバス「かわせみ」の運行10周年を記念したものにもなっておりました。

 

 このバスの日記念イベントは、毎年9月20日が「バスの日」とされている事からこの時にイベントが行われておりまして、毎年のようにファンや家族連れが多く来られるまでになったイベントでもありまして、福岡地区で行われているイベントの中では最も大きなイベントであると言ってもいいかとも思います。

 

 昨年(30年9月16日開催)には、以下画像にもありますようにこのイベントの目玉企画としまして「バス解体ショー」も行われておりまして、画像の車(西鉄バス1303)から部品をオークションで落札して行きまして、最終的にはその下の画像にもありますように無残な姿となってしまいましたが、それでもトラックに載せられまして解体工場へと向かう姿は本当にいい最期ではなかったかとさえも思うほどでありました(詳しくはNO.2080参照)。

 

 (トラックに載せられました)

 

 (解体工場へと向かいます)~最後の手を振るシーンが印象的でした

 

 

 さて、そんないいイベントから1年、私自身も各地のイベントが休みと重ならなかった中、今年も休みと重なった事もありましてこのイベントに参戦しました。今回は、今回から数回に分けまして、その模様を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今年のイベントでは、こういったイベントが初めてであったと言います熊本在住のスーパーひのくにさんも同行しまして今回のイベントに出向いておりました。今回は、昨年のようなバス解体ショーと言ったものはありませんでしたが、それでも無料のバス体験試乗会が午前・午後の2回に分かれておりまして、私自身も2度乗車する事ができておりました。

 

 

 では、今回はミリカローデン那珂川の正面に展示しておりました展示車両をご紹介してまいります。尚、前半4台の西鉄バス二日市が運行しますコミュニティバスに関しましては昨年NO.2074でもご紹介しておりましたので、車両のみをご紹介させていただきます事をご容赦ください。

 

 

 今年も、正面にはコミュニティバスの車両を中心に展示されておりまして、月の浦本社運行の日野ポンチョで運行します春日市コミュニティバス「やよい(7746・SKG-HX9JLBE)や、

 

 同じく月の浦本社が運行を担当します、この地元那珂川市を運行します、運行開始10周年を記念しました、那珂川市コミュニティバス「かわせみ(南駅・ミリカ線)用のトヨタハイエース(0534)、

 

 こちらも月の浦本社が運行を委託しております、大野城市が4ルートにおきまして日野ポンチョを使いまして循環運行を行っております大野城市コミュニティバス「まどか(023・SKG-HX9JLBE)

 

 そして、平成10年から太宰府市内におきまして運行されておりまして、100円均一運賃を維持しまして、九州内では先駆けとなっているコミュニティバスでもあります、西鉄本体がバスを所有しまして、原支社の管理委託で8系統で運行を行っております「まほろば(この車は「らっきぃぃ! まほろば号」、7777・日野SKG-HX9JLBE)の各専用車4台が今回もこのミリカローデン那珂川に今年もやってきておりました。

 

 

 そして、これからご紹介します車が今回初めてこのイベントに登場しました車たちであります。まずご紹介しますのは、新元号を記念しましてラッピングが施されました「令和」ラッピング(6135・日産デPKG-RA274MAN)であります。

 

 この車は地元の那珂川営業所所属車でありまして、主に屋形原線(61番・68-1番・161番)におきまして運行されております。私自身も、何度か目撃はしておりましたが、このようにゆっくり収めたのは今回が初めてではありました。

 

 車体には「令和」の発祥の地が太宰府の坂本八幡宮でありますので、その坂本八幡宮や梅などが描かれているのが特徴でもあります。また、車内には「令和」の参考となりました「万葉集」にあります「初春の月にして、気淑く風ぎ・・・」と令和の由来となっている部分も見る事ができているのが特徴でもあります。

 

 (参考となっている「万葉集」の一部と坂本八幡宮)

 

 

 次は、西鉄バスの福岡市動物園のラッピングバス「ZOOバス(3056(桧原)・三菱QKG-MP38FM)をご紹介します。

 

 福岡市動物園のラッピングバス「ZOOバス」と言いますと、昨年もNO.2075でもご紹介しましたように、2代目の車(9656(柏原))が展示されていたのをご紹介しましたが、今回ご紹介しますのは3代目の車でありまして、この車と同じ三菱エアロスターの4926(柏原)が「ZOOバス」化されております。

 

 この車は、後述の車内から「チンパンジー号」、相方の4926が「カワウソ号」と称されておりまして、「チンパンジー号」はピンク色、「カワウソ号」が青色でデザインされているのが特徴でありまして、デザインには福岡市動物園でも飼われております動物の姿が描かれてもいまして、福岡市動物園に行く前の楽しみを味わう事もできております。

 

 (中ドア付近)

 

 車内は、画像のようにチンパンジーのぬいぐるみが置かれておりまして、様々な部分にチンパンジーの姿が見られておりまして、ぬいぐるみ自体も様々な特徴ありながら作られている分、よりユニークさを感じさせられる所でもあります。尚、昨年もご紹介しましたが、これらぬいぐるみは必ず消毒を行っているそうでもありまして、そう言った事から子供さんも触られるようにはなっているようでもあります。

 

 この車は、主に58番系統博多駅~住吉~薬院駅~動物園~長丘~桧原営業所・柏原営業所)で運行されておりますし(相方4926は天神経由の56番系統に主に使用)、シーズン中には大濠公園駅~動植物園間の無料バスでも相方の4926とともに運行されておりまして、動物園・植物園に行かれる方のアクセスに使用されておりまして、動物園経由の系統にはなくてはならない存在となっている事が伺わせております。

 

 

 そして、初参加の筑紫野市コミュニティバス「つくし号」のご紹介であります。

 

 

 この「つくし号」は、今年の1月に筑紫野市役所の移転に合わせて運行を開始したものでありまして、1日9便、運賃は大人150円均一運賃で運行されております。

 

 ちなみに、つくしの観光バスにとりましては平成26年8月に高速ツアーバスから高速路線バスに移管しました、福岡(博多)~大阪(天王寺)線「ブルーライナー」が廃止されて以来4年5ヶ月ぶりに路線バス事業にかかわる事になりまして、かつての高速路線バスからコミュニティバスに活躍の場が変わった事も伺わせております。

 

 

 車内は、前方に1+2列の座席が、後方に車椅子を載せるためのリフトも装備されておりまして、車椅子の方でも乗車できる事がわかります。乗車定員に関しましては、後方の車椅子スペースがあるため少ないようではありますが、需要を考えますとそれくらいでもいいのでは?とも思う所でしょうか。

 

 (後方の車椅子スペース)

 

 

 この車には、ワンマンバスに関しました装備も見られております。実際に、以下画像には次停車停留所案内のモニターや、運賃箱・音声装置などもこの車の中に設けられておりますし、さらには行先表示器まで設けられている事もお分かりいただけます。こうしてみましてもふさわしい装備が見られる事もわかるのではないでしょうか。

 

 (次停留所表示用モニター)

 

 (運賃箱)

 

 (音声装置などの機器)

 

 

 このローザは、以下画像中央にもありますようにAT車でもあります。また、この車は昨年マイナーチェンジしたタイプでもありますので、上の画像にもありますようにヘッドランプは4灯式となりまして、LEDポジションランプ付きの2灯式ヘッドランプとLEDフォグランプが採用されたタイプとなっているのが特徴でもありまして、その下の画像にもありますように専用スイッチも見られております。

 

 (中央にATシフト)

 

 (デイライトなどのスイッチ類)

 

 

 所で、この車には補助ステップがありません。そのため高齢者や足が悪い方にとりましては乗車ができにくいのでは?と思います。やはり、補助ステップがありますと乗車しやすいのではないかとは思いますので、今後追加で取り付けていただければ?とも思います。

 

 

 今回は、このミリカガーデン那珂川でのバスイベントに関しまして、初登場路線車両としてご紹介しましたが、これら車も実際に一線で活躍を行っている車たちであります。そんな車たちの姿をこのようなバスイベントで展示すると言うのも、この担当路線・運行路線をアピールするためを思いますとふさわしいバスイベントかなとも思う所でもあります。やはり、運転席など普段座る所まで座られると言う特典もありますので。次回は、同じく初登場の車もあります高速車両を中心にご紹介させていただきますので、次回その2もご覧いただきたいと思います。