番外 7月14日復旧予定!久大線光岡~日田間に架かる「花月川橋梁」復旧工事の現状 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 当ブログでは、NO.2013NO.2014の2回に渡りまして、小倉・城野~夜明・日田間を結びます日田彦山線の全線乗車記と称しまして皆様にご紹介しました。
 
 この日田彦山線では、現在添田~夜明間におきまして、昨年7月に発生しました「九州北部豪雨」によりまして、数十か所におきまして土砂崩れなどが発生している事から寸断しておりまして、現在添田~日田間では上の画像1にありますように代行バスが運行されておりまして、鉄道としては寸断されてはいる訳ではありますが、それをカバーするべく代行バスが運行されるに至っております。
 
 それにしても、今回乗車しまして思いましたのは、やはり被害が各地に見られていた事ではなかったかと思います。日田彦山線から離れましても一般道路沿いでも土砂崩れが各所で発生しておりまして、それほどこの地域ではこの「九州北部豪雨」の被害がひどかった事も伺える所であります。
 
 
 そして、今回私は日田駅の1つ手前であります、画像にあります久大線の光岡駅で下車しましたが、この光岡~日田間に関しましても花月川橋梁が流出しておりまして、これによりまして久大線も寸断するに至っておりまして、そう言った事から現在も久留米~光岡間で折り返し運転が行われておりまして、それとともに光岡駅~日田駅間、添田駅・筑前岩屋駅~日田駅間は上の画像・以下画像にもあります代行バスによりまして乗客を運んでいるのが現状でもあります。
 
 (画像1、日田彦山線代行バス)~藤山観光バス運行
 
 (光岡駅)~昨年8月撮影
 
 (キハ220形気動車の折り返し)~昨年8月撮影
 
 (久大線代行バス)~光岡駅~日田駅間用、日田バス運行
 
 
 さて、今回は久大線光岡~日田間に関しましてご紹介してまいりますが、そんなこの区間に関しましては来る7月14日に復旧する事が明らかになっておりまして、約1年ぶりにこの区間に列車が乗り入れるようになります。今回私は復旧工事が進行しております花月川橋梁に足を運びましたので皆様にご紹介してまいります。
 
 
 昨年8月撮影の花月川橋梁です。今回の「九州北部豪雨」では、画像にありますように橋梁が流出しておりまして、しかも台座がポッキリ折れているなど、どれだけ今回の水害がひどかったかも伺わせております。私も、この姿を見まして、正直悲惨な印象が見ていて伺わせておりました。

 
 ここからは、今回訪問時の模様をご紹介してまいります。この日は時より雨も降る中でありましたが、そんな中でも復旧工事が進行しておりました。画像は、光岡駅の南側でありますが、線路もこれまでの枕木から、コンクリート(PC)枕木に張り替えるための資材が置かれておりまして、7月までの間に工事を進行させるための準備が見られておりました。
 
 上の画像の撮影は東側にあります踏切から収めておりましたが、反対側の日田寄りは画像の姿であります。ここには、画像のように赤色の信号機が点灯しておりますが、既に復旧日も明らかになっておりますので、この信号機が青色(見た目によります)にも点灯される時ももうあとわずかな時まで来ている事も間違いないのではないかとも思います。
 
 
 私は、花月川沿いを歩きまして、花月川橋梁の復旧工事現場へやってまいりました。画像のように、この訪問時もクレーンと言った重機類の姿が見られておりまして、工事が進行している事が伺わせておりました
 
 この現場には、完成予想図や段階別のイメージ図のパネルが置かれております。このイメージ図によりますと、これまでの橋脚は5本でありましたが、今回は2本となっておりまして、その分新たな工法によりまして強化されているようであります。確かに、工法は進化している訳でもありましょうから、橋脚は少なくなりましても、また同じ事は起こらないような策は見られるようであります。
 
 
 さて、進行中の花月川橋梁の姿です。強化された2本の橋脚の上に既に橋桁も架かっておりまして、あとは橋桁内及び橋梁の両側部分の工事が進行している事が伺わせておりました。ちなみに、この日は雨が降っておりまして、流れる水量も多くなっておりましたが、また二の舞にはならないように、それ以上の水量にも対応できればいいのではないかと思います。
 
 (アップ)
 
 
 画像は橋桁の中の部分であります。既にレールが入っておりまして、それに橋の外側にはコンクリート枕木が敷設されておりまして、あとは砂利などをきれいに整理しまして開通へと至るようであります。本当にもうこの時点ではつながっている事が伺えておりますが、これにさらに列車まで走る事へと至る訳ですので、それが待ち遠しい所ではあります。
 
 
 この反対側であります日田駅側でも、画像のようにコンクリート枕木への張り替え工事が行われておりました。やはり、木製の枕木よりもコンクリート製のPC枕木の方がより安定するとも言われておりますので、橋梁自体も新たな橋梁へと変わるにあたっての姿が、橋梁の両側でも見られていた事が伺わせておりました。
 
 この先の信号機も、当然の事ながら赤信号であります。ですから、先述の光岡駅の出発信号機にもありましたように、今後この信号機の色がまた変わる時を期待する所でもあります。
 
 
 所で、この橋梁のたもとにはお地蔵さんが置かれておりますが、このお地蔵さんにとりましても、今回の九州北部豪雨はどう思われた事でしょうか。そして、この復旧工事も見守ってくれている訳でもありましょうから、その分また列車が通ってくれる事を待ち遠しく思ってくれているようでもあるようでもあります。
 
 
 ご紹介しておりますように、この久大線も来る7月14日に全線復旧が決まっております。それによりまして、久留米方面から由布院・大分方面への鉄路も復活する事になる訳ですので、博多方面からの特急「ゆふ」「ゆふいんの森」もここを通る事にもなります。特に、由布院方面に関しましては非常に観光客が多い訳ですので、そう言った方々への足も戻る事にもなりますので、大変期待する部分ではあります。とにかく、工事ももう最終段階へ入ろうとはしているようですが、この間には梅雨の期間にも入っている訳でもありますので、無事に復旧日へと至っていただく事を願いたい所であります。