棚の上に飾っているボーンチャイナとオールド大倉の置物を撮ってみました。カップ類などの食器はまだたくさんあるのですが、置物類はこれだけです。こうして見ると色合いが戦前らしくてとても可愛いですね。

前列右からオールド大倉、オールド香蘭社の魚一対、ボーンチャイナの蓋物、ミニチュア花瓶、ミニチュアリンゴ、

後列右からボーンチャイナの花瓶2点、ボーンチャイナの馬のフィギュア、オールド深川の犬のフィギュアです。

時代はすべて昭和初期のものでしょう。

 

 

銀器は置物が多いですが、飾っておくと黒く錆びてくるので、私は基本的に薄葉紙とラップで厳重に包んで戸棚にしまっています。いいものを持っていても飾れないので実に寂しいです。反対に、外に飾っても変色しない磁器製品や装身具はいつでも見られて楽しめるので、その点はとてもありがたいです。

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すらりとした姿の国内向けオールドノリタケボーンチャイナの花瓶です。普通の磁器製品よりも光を通すので地肌がとても滑らかで儚げな雰囲気です。戦前のボーンチャイナは生地が脆く、また色合いも骨粉があまり精錬されていなかったため真っ白ではなく柔らかい乳白色です。以前は有力なコレクターさんがかなりいたようですが、今でも若干のコレクターのいるミニチュア製品以外は実に手頃な価格で入手出来るようになりました。(要するに高値では売れなくなったということです)ちなみにオールド大倉もシンプルなものは今や殆ど値段がつかないようです。オールド大倉は薄いですが固いので私も安く買って普段使いにしていますが、ボーンチャイナの食器は見た目にも脆そうで使用するにはちょっと向かないでしょうか。高さ約21センチ。

 

少し上から表と裏を写してみました。

 

絵は五重塔らしいのですが、なんだかふにゃふにゃしていて正直すぐに倒れてしまいそうです、笑。でもそこがこの花瓶の可愛らしいところです。

 

サインがあるような、ないような・・・。

 

裏印です。高級品に着けられたピンク印です。

 

このような箱に入っていました。ボーンチャイナは高級品だったので、本格的に製造が始まった昭和13年頃には立派な箱に入れられていましたが、この箱はかなりチープなので、おそらく戦時色の濃くなった昭和16年前後のものだと思います。

 

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久々にオールドノリタケの飾り皿を入手しました。ペインターは『林直三』という作家なのですが、「オールドノリタケコレクターズガイド」118頁に掲載されている林の絵皿がとても綺麗なので欲しいと常々思っていたところ、やっと見つけることができました。ただし掲載分は直径が36センチの大皿で、私のは残念ながら19.5センチでオールドノリタケの絵皿の中では最も小さいものです。

とにかく書き込みが見事です。オールドノリタケの絵皿は本当にピンキリで、雑な絵付けのものも多々あるのですが、上手い人の絵はとても緻密で華やかです。時代は縁に金彩が付いているので、支那事変勃発のため金の使用が制限される昭和12年以前のものだと思います。

 

 

 

 

 

サインです。「N.Hayashi」とあります。

 

裏印です。製品の中でも高級品に付けられているピンク印です。「ヤジロベー」というのは、このマークがやじろべえに似ているのでコレクターの間で付けられた愛称です。

 

「オールドノリタケコレクターズガイド」118頁に掲載されている林の作品です。これは本当に豪華です。横に朱印がありますが、説明書きにピンク印とありますので掲載間違いです。

 

こういう絵皿は描くのに時間がかかりそうですが、実際は数をこなさなければならないので10〜15分くらいでささっと書き上げたそうです。ただ、これくらい緻密だと流石に一時間くらいはかかったのではないでしょうか。絵皿は手描きですのでそれぞれ画風に個性があり、自分たちは画家であってただの絵付け師ではないのだぞ、という気迫が感じられるものも多いです。

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私は明治から大正期にかけての輸出用磁器製品にはあまり興味がなかったのですが、この井村製の菊シリーズはとても上品で可愛らしいです。他の製品にありがちなお土産的雰囲気がなく、デザイナーがとてもうまかったのだと思います。というわけで、ティーカップに続いてデミタスカップも入手してしまいました。卵殻手は本当に薄く、実用品というより飾り用でしょう。オールドノリタケはしっかり造られているので実際使用されていたものも多かったようですが、これらの卵殻手のカップは使われた形跡がなく(お茶を入れただけで割れそうですので)今造られたばかりのように綺麗です。

 

裏印です。

 

ソーサーだけでもとても綺麗です。

 

ティーカップと並べてみました。

 

 

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久々のアンティークのご紹介です。なかなかこれはと思うものに出会えなかったのですが、私の守備範囲とは異なる輸出用磁器に目が移り、つい一目惚れで入手してしまいました。すでに持っているオールド大倉の蒔絵のカップよりも高額でした、汗。

この手の作品は横浜焼と呼ばれていたらしいのですが、詳しい事はわかりません。裏には「日本横浜 井村製造」とあり、井村彦次郎という陶器商が経営していた工房の作品です。オールドノリタケもそうですが、輸出用の工芸品は輸出先の国が気に入るようなものを製造するので、どうしても外国に媚びた様な、日本人にとってはあまり面白くないデザインが多くなるのですが、これにはそういう雰囲気はなく、日本らしい、ややデフォルメされた香り高い大輪の菊が見事に描かれています。少し余白も活かして全体的にすっきりとしています。

 

卵殻手(エッグシェル)と言われる薄手の造りで、使用された形跡もないので大切に飾られていたものでしょう。いや〜高台も華奢でとても使用できません・・・。

 

高台には金で芒が上品に描かれています。

 

内側にも絵付けがされています。彩色にはところどころエナメルが使われています。

 

裏印です。

 

 

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