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元新聞記者がこっそり教えます。メインレース&重賞競馬予想専門~メイン競馬~

メインレースの予想を専門とし、全頭のデータや、現況など様々な角度から分析。元新聞記者の鋭い目線で予想。メインレース&重賞競馬予想専門で頑張ります。

【コメント】

今年の有馬記念は例年よりも、厚みのあるメンバーが集まりました。豪華絢爛なメンバーです。有馬記念は1着賞金2億円。JRAの中で2番目に1着賞金が高く、その金額は2億円です。今年のメンバー構成からするとハナを切るのは、ヴィルシーナが濃厚です。

内枠1得枠2番を引いており、逃げるには最高の枠です。

このレースでは7枠の2頭エピファネイア・ゴールドシップそして8枠15番ジャスタウェイが上位人気を形成しそうです。

先ずエピファネイア。今回は川田騎手がテン乗りで騎乗します。

初コンビがどうでるか・非常に注目です。

前走、ジャパンカップでは強豪馬を相手に4馬身差の圧勝劇。


あの舞台で並の馬が出来る芸当ではありません。昨年の菊花賞以来の勝ちがジャパンカップの大舞台での勝利。有馬記念を勝てば年度代表馬も見えてきます。


そして隣のゴールドシップジャパンカップを回避してまで、有馬記念に照準を合わせてきました。


凱旋門賞での不甲斐ない敗戦からの立て直しに成功しているとは思います。ゴールドシップは、ここを勝つとグランプリ4勝の偉業達成もかかっています。


ゴールドシップは非常に気分屋の1面を持っている為、馬の気分を害さず乗る事が最も重要です。今回は馬に辺りが柔らかい岩田騎手が騎乗。


このコンビで今年の阪神大賞典を勝利しており相性は問題なさそうです。


そして最後に3強の一角8枠15番ジャスタウェイ。


世界レーティング1位を記録した馬だけあって前走凱旋門賞から、ジャパンカップではエピファネイアには屈指はしたものの、2着を確保し自力が上位な所を見せつけました。


今回は同じ須貝厩舎で普段から仲が良いゴールドシップが隣の枠なのも頼もしい材料です。


この3頭が他の馬達よりも能力が1枚抜けています。


この3頭に他の馬がどう挑むかが今年の有馬記念のポイントになります。


ヴィルシーナの大逃走劇はあるのか?ダービー馬ワンアンドオンリーの復活勝利は?引退レースとなるジェンティルドンナ最後の走りは如何に見所満載の今年の有馬記念です。

【全頭徹底分析】

◎13.エピファネイア
前走、ジャパンカップは圧巻の一言。スミヨン騎手の卓越した手腕が物を言いました。今回は川田騎手にテン乗りですが、オークスでジェンティルドンナにテン乗りで騎乗し5馬身差の圧勝劇を決めています。後はしっかりナビゲートすれば先頭でゴールするはず。

○14.ゴールドシップ
ジャパンカップを回避してまで挑む大一番。凱旋門賞では良い所がありませんでしたが、良いガス抜きになったと思います。唸るような捲りが決まるか注目です。

▲15.ジャスタウェイ
世界最高レーティングを誇る同馬。前走以上の上積みが見込め、エピファネイアに付けられた。4馬身差はまだまだ逆転可能な差。中山2500Mに強いハーツクライ産駒なのも頼もしいです。

△4.ジェンティルドンナ
遂に現役最強牝馬もこのレースが引退レース。陣営もラストランだけに無様な競馬は出来ず、仕上がりも入念。流石に全盛期はすぎましたが、まだまだ余力は十分。

△3.ワンアンドオンリー
今年の日本ダービー馬。菊花賞・ジャパンカップと結果は出ていませんが、潜在能力は1級品。有馬記念で豪脚一閃があってもなんら不思議ではありません。


-1トーセンラー
平坦コース巧者。京都コースを得意としおり右回りは走りますが。急坂のある中山は切れ味勝負が身上の同馬に取って、この馬には不利な材料が揃いここは消し

-2ヴィルシーナ
レースを引っ張る存在。この馬がペースを作り出して他の有力馬は仕掛け処を考える。言わばペースメーカー。ここでの馬券の対象は流石に厳しい。

-5ラキシス
エリザベス女王杯で念願のG1制覇。ここでは少し荷が重い印象は否めない。しかし、来年は飛躍が期待できる1頭。

-6トゥザワールド
まだまだ伸びシロがある馬。今年は参加賞。しかし、来年のこの舞台では、主役になっている可能性もあります。

-7ラストインパクト
GⅡ連勝中印を回さなかった馬で1番怖い存在。ヤングジョッキー菱田が大舞台に動揺しないかがカギ。能力は上位も菱田が雰囲気にのまれるとみて消し。

-8メイショウマンボ
昨年はG13勝を上げた牝馬。しかし今年に入ってからは昨年程の勢いはなく、ここは強調材料が全くなく消し。

-9ウィンバリアシオン
オルフェーヴルがいなければ、クラシックの1つは取れた存在。前走15着惨敗は流石に負け過ぎ。ピークは過ぎたか?

-10フェノーメノ
天皇賞・春を連覇中。秋は中々結果を残せていない。徐々に良化中ですが、まだこの馬本来の動きでは無い。ここでは消し

-11サトノノブレス
ここでは家賃がまだ高い。来年もう少し経験を積んでからの馬。またムラがあるのでその辺りの改善も必要。ここは消し。

-12デニムアンドルビー
持っている素質は1流の物はありますが、その素質を上手く引き出せないでいる状態。ここが良いきっかけになる可能性も否定できませんが、今回は消し。

-16オーシャンブルー
今年の中山金杯を勝った後は、絶不調。現在G1・2週連続勝利中の蛯名騎手が手綱をとりますが、休み明けを叩かれた効果はあるもののまだまだ力量不足。

【総評コメント】

有力馬が外枠に集中しましたが、中山の芝2500Mは枠の有利不利は特になく、枠順は特に気にしなくて良いレース。


エピファネイア・ゴールドシップ・ジャスタウェイの3強対その他の馬の対決ムード。


1発があるなら、ワンアンドオンリー。


この馬の末脚は、超G1級のものがあり、嵌れば直線一気も十分ある。


その他では引退レースのジェンティルドンナ。


印が回らなかった馬では、ラストインパクトが怖い存在。

メインレース&重賞競馬予想マガジン


メインレースで勝つ為の3か条
コメント

今年の阪神Cは暦の都合上有馬記念前日に番組が組まれました。

出走登録馬だけで実に36頭。

フルゲートの2倍です。どうせここまで来たんだから、賞金半分にして2レースやったらと外野の方の無責任な声も聞かれます。


しかし、確かにそれもアリといえばアリなんですよね。


1頭でも多くJRAは出走してくれた方が助かりますから、競走がギリギリ成立する5頭じゃ配当妙味もありません。


出走頭数が多ければ多い程配当妙味はあがります。配当妙味の話はこの辺にしておいて、有馬記念の軍資金稼ぎレース『阪神C』に関してのお話を進めて行きたいと思います。


今年の『阪神C』はハイペース確実です。

【ハクサンムーン】【ミッキーアイル】の2頭の現役屈指の逃げ馬が参戦します。


但し【ハクサンムーン】は最近ハナを主張出来ずに消化不良のレースが続いています。


年齢的な物もあるのでしょうが、大分以前と比べてずぶくなってきています。


テンのスピードは速いのでハナを奪い切ってしまえば、今回は人気落ちの1戦の上、【ハクサンムーン】の得意距離から1ハロン長く割り引く材料が多いので人気薄の逃げ馬は買えの格言通りですね。ここは絶好の狙い目です。ここを狙わないで何時狙う?と言うのが穴党の本音でではないでしょうか?

一方【ミッキーアイル】前走のマイルCSでは古馬の壁に阻まれました。また【ミッキーアイル】もマイルCSではハナを主張出来ずよもやの大惨敗。春先の安田記念を思い出した方も多いと思います。【ミッキーマイル】も1本調子の部分があるので、浜中騎手の手腕に全ては託されます。

その他の人気上位馬を見ると【クラレント】重賞2連勝で挑んだマイルCSではまたしても高い壁に跳ね返されてしまいました。【クラレント】はマイルより距離が長い1600M~2000Mが適距離ではないかと思います。

その為今回の1戦は【クラレント】に取って試金石の一戦になります。差し馬なのでハイペースは歓迎材料ですが、距離が1ハロン短いのがどうしても引っ掛かります。その点をどのように調整してくるかが見ものです。

復調気配の見えてきた、【オリービン】にも食指が動きます。オープン競争を使われてきていますが、それが良いガス抜きになっているのではないかと思います。競馬のクラス訳と言うのは学業で例えるなら偏差値みたいなものです。

オリービンは、偏差値が一旦上がったあと下がり、その後徐々にオープン戦を使う事によって偏差値が修復されてきていると思います。以前の偏差値に戻るか、奈落の底に落ちるか?勝負の時です。

関東馬では、ロサギガンティアが路線を短距離にシフトチェンジしてきました。

ここは、十分能力通り走れば、通用しても何らおかしくありません。

あとはこの距離だけすね。鞍上は外国人ジョッキーなので多少強引な競馬をするかも知れませんが、それこそが、外国人ジョッキーの持ち味です。審議ギリギリの攻防を仕掛けてくるので日本人ジョッキーはそれに惑わされない事ですね。

後はリアルんパクト3歳時に安田記念を勝ってからイマイチ調子が上がりませんが、嵌った時の脚は正にG1級。気が抜けない1頭です。


◎1.ウリウリ
休み明けを叩かれ気配一変。牝馬限定重賞に近走は出走していましたが、今回は強力牡馬相手。しかし、牝馬と相性の良い福永とのコンビで豪脚一閃で差し切りを狙う

○11.サンカルロ
必殺1400Mホース、サンカルロ。1200Mでは短く1600Mでは長い。ベストの1400Mなら逆転まであり得る。スプリンターズSから少し間隔が空いた為、馬体重注意

▲6.ミッキーアイル
全走は消化不良の1戦。スタートも良かっただけに、強引にでもハナを主張しても良かった。今回は同型が何頭かいますが、テンのスピード、2の脚はナンバー1。白昼の逃亡激に期待

△14.ロサギガンティア
完全に短距離路線にシフトチェンジ。その華が開こうとしている。枠順も偶数番で文句なし。馬のデキも使われつつ良化してきており十分連下候補の1頭。

△4オリービン
今回は鞍上強化。岩田とのコンビ。常にこの距離のオープン競争では中心馬。GⅡの強敵相手にどこまで対応できるか注目。連下候補の1頭。


-8.リアルインパクト
潜在能力の高さは認めるもやや早熟傾向がぬぐえない馬。前走もあの相手で掲示板に載れない所を見ると、完全にピークは過ぎた印象は否めない

-18コパノリチャード
ダート路線を使ってから成績が下降。今回芝に戻るが、春の高松宮記念を勝ったに比べるとデキ落ちは否めない。ここは思い切って消し。

-16クラレント
このメンバーに入っても実力上位。前走が幾らG1とは言え負け過ぎ。今回巻き返しを目指すも掲示板までと判断。ここでは消し。しかし次走は注目

-2フォーエバーマーク
正直ここでは敷居が高い。また距離もこの馬に取っては長い。悪い条件が揃い過ぎた。福島1200Mがベストの馬。

-3ダイワマッジョーレ
鞍上が怖いが、朝日CCから、中1週の強行出走。中々距離も中距離から短距離にシフトと難しい面が多い。

-5サクラアドニス
オープン競争では好走するも重賞になるとその姿は別馬。全く重賞競走では走らず、頭打ち状態。今回も厳しい。

-7ダノンプログラマー
前走は、オープン競争で大穴をあけて勝利。しかし今回は流石に相手が強い。ここでは即通用とはいかない。

-9ホエールキャプチャ
中距離なら穴馬として食指の動く1頭ですが、短距離では正直、荷が重い。せめてマイル位の距離は欲しい。1ハロン短い為消し。

-10ハクサンムーン
元祖快速馬。今回は同型が揃い撃沈する可能性が高い。ミッキーアイルの方が同じ逃げ馬でも小細工が若干利く。

-12タガノブルグ
正直ここでは荷が重すぎる。近走大不振でこのレースで不振から目覚めるとは思えない。ここは消し。

-13アドマイヤサガス
完全なダート馬。ダートのこの距離なら間違いなく買いの1頭ですが、芝のこのクラスのメンバーに入ると出番はなし。

-15サダムパテック
近走、馬が走る気を見せていない。夏に中京記念を勝っていますが、あの後燃え尽き症候群状態の為、ここでは消し。

-17トーホウアマポーラ
典型的なスプリンター。最後に坂がある阪神1400Mは厳しい材料が多い。1200Mなら買いですが、1400Mの今回は消し

総評コメント
例年このレースは一長一短のメンバー構成が集まりますが、今年も例年同様のメンバー構成。今年は前がかなり速くなりそうなので、
中心は差し馬。逃げ切りも考えられますが、最後の坂がどこまで響くかも重要。

本命馬ウリウリは、牡馬相手でも阪神の1400Mなら十分通用するだけの能力は持っています。後は印に流す。