来年、高橋監督は変われるか? | 野球ごと、そして日常ごと

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巨人への熱い思いや試合の感想、ベンチの采配などについて綴ります。2018年1月肺腺癌で左上肺摘出手術、2019年1月右肺に再発、脳にも転移。前向きになれるように治療記録や心の葛藤も記そうかな…。

振り返れば昨年、ジャイアンツは優勝を逃し、ナべツネ氏が、高橋監督は悪くない、今の戦力では勝てる訳がないと高橋監督を擁護し、昨年オフに大補強を敢行した。

無理に現役を引退させて監督就任をお願いした以上、優勝できなかったからと言って、3年契約の1年目で辞めさせる選択肢は無かった。

そして、今年…。

ある程度の補強効果もあり、個別には優秀な成績を収めた選手も多かったにも拘わらず、終わって見れば屈辱の4位と昨年より結果は悪かった。

にも拘わらず、借金11から盛り返して3位争いが出来たという後半の成績だけで、監督続投を早々に決定してしまった。

監督としての評価をキチンとし直した結果なのか…。やはり、ここでも監督就任の経緯が影響している。やりたいと希望してなった監督ならとっくに解任されているだろう。

私はこの2年間、同じことを言い続けてきた。世代交代の大変な時期に指導者経験もない選手を即監督にする危険性を…。そして、結局はその心配が現実化した。

3年契約をひとつの固まりとして捉えるのではなく、1年毎の勝負と捉えた結果、この2年間を無駄使いしたように見える。

接戦を勝ち抜く試合をしたい、と監督がシーズン当初に言っていたのは単なる希望であって、作戦、選手起用を見る限り、そのための戦略は無かった。

そもそも、阿部、村田のように全力疾走しないことが常態化したチームが勝てるはずがない。鈍足でも広島の新井の走塁を見ればその違いはよく分かる。

それを許す監督の姿勢も大いに問題。チーム併殺最多129なんて当たり前の結果に過ぎない。

高橋監督自身が勝つための野球を真剣に勉強し、選手を鍛えて徹底する…。来年こそ、チームを変える強い意思を見せてもらいたい。

ところで、東京ドームの観客動員数は昨年より増えたようだ。ほとんどのジャイアンツファンは私よりボジティブで心が暖かい。

高橋監督を応援する気持ちにならないといけないのかな…。