コーディネーターから電話 | 手話通訳者のブログ

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スバラ市コーディネーターから電話がかかってきた。


「スバラ市福祉課の篠原です。お世話になっております」
お世話になっております。いつもメールだけど、今回は珍しく電話連絡なんですね。
「事前に、電話でお伝えした方がいいのではないか、と思いまして」
何か、わけありですか?
「訳ありというか、ちょっと特殊と言うか・・・・」
わかりました。お気遣いありがとうございます。
「日曜日の10時から、通訳をお願いしたいのですが」
了解しました。
「新型コロナウイルスワクチン接種のための通訳です」
了解です。
「申請者は、スバラ市新型コロナウイルスワクチン接種推進室です」
OKです。
「対象者は、8歳の女の子です」
子供・・・ということは、親も付き添ってこられますね?
「はい」
なるほど。つまり、ろう者のお母さんのための通訳、ということですね?
「いえ、お母さんは聴者です」
えっ・・・・
「お子さんがろうです」
えっ・・・お母さんが付き添ってこられるなら、通訳者いらないんじゃ・・・・
「はい、実は私もちょっと不思議に思いまして」
なるほど、それで、電話をくださったんですね。
「そうです」
ありがとう。助かります。
「ですが、スバラ市新型コロナウイルスワクチン接種推進室からの派遣申請であり、福祉課から立ち入った質問はできませんので・・・」
そうですよね。わかります。
「中途半端な情報ですみません」
いえいえ、ちょっと変わったケース、ということが解っただけでも助かります。ありがとう。



ふーむ・・・・
いろいろ、想定できることはある。
例えば、ろう児の親だからと言って手話ができるとは限らない。
だから手話通訳者が必要なのかも。
まあ、あとは、行ってみなきゃ、わからん。



<つづく>