私は昨年、大切な友人を失った。
ガンであった。
友人のひとり息子は中2で不登校。
通信制高校、私立大学に行ったが、
その後はニート。29歳。
人と関わるのが怖くて、社会人になれない。
一昨年のある日、
その友人と食事をした。
まだ、病気はわかっていない、元気な時。
友人は私に、
「私ぐらいの年になると、残りの人生のことを考える。
息子が働いたり、結婚する。そんな姿が見たい。」
あの言葉が忘れられない。
娘が不登校になって、
不登校のことを考えてきた。
不登校初期の頃は混乱していたが、
落ち着いて考えたら、どうしたらいいのか。
正解は明白だとわかった。
以前のブログにも書いた
赤沼先生が言われている通りです。
それを早い段階から理解して行うことです。
だけど、
暴れる、自分勝手、言うことは暴言か要望ばかり。
人を寄せつけない冷たい視線の娘に対して、
常に娘の気持ちを受け入れて、
温かい眼差しで笑顔でいるって、、、
想像してみてください。
とっても辛かったです。
でもね、正解なことをしていると
変わってくるんですよ。
今、娘は別人のようです。
そう、正解な方向であれば、です。
友人は、
長らく学校に行って欲しい気持ちを手放せずにいた。
息子をコントロールしようとしていた。
通信制高校の恩師が事故で急死しなければとよく言っていた。
間違っていたのである。
自分の力だけで、自分の決めた道を歩いていけるために
母親はどうすればいいのか。
視点はここでなければ、正解にはたどり着けない。
私は、人生の終わりに、友人のように思いたくない。
そして、
このブログを読んでくださる皆様にも、
心からそうであって欲しいと思っている。