月に一度、近くの大学に通っている。
この勉強が面白くて面白くて。
もともと勉強は嫌いなほうではないとは思っていたが
(これについて何か言いたくなる人もいるだろうとは思うけど)
本当に毎月この日がくるのを楽しみに待っているのだ。
そこには肉眼では見ることができない世界がカラフルに広がっていて、
自分の目の力が足りないということをこれでもかと、思い知らされる。
でもその世界は確かに存在するというのだから、引き込まれるように見入ってしまう。
あー、すごい。
生きているうちに後どれだけ知らない真実に遭遇できるだろう。
そう考えるだけでワクワクする。
さて、圧倒的な知識を受けとれず、軽くトランス状態になると、
不思議なもので急速にお腹が空く(これも見方によっては神秘的なかもしれないけど)。
閉店まで1時間ほど。
恐る々お酒が飲みたいと言うと、あー、ハイハイと明るい声で受け入れてくれた。
その声に甘えて寒さに弱い私は今日も熱燗を。
最近の若者はお酒を飲まないらしい。
そのせいかわからないが、今日のお客さんは教授世代の方たちばかり。
静かな空間がホッとする。
こういう感じは蕎麦屋らしくっていいなぁ、なんて思う。
期待するものがあるというのは安心するものなのだ。
ああ、熱燗がしみる。
玉子焼き
ほくほく、熱い。
やっぱり身体が冷えていたのだ。
ふふふ。
じんわり広がるお酒のいい香りと、
柔らかい玉子の味がいい感じに合わさる。
こういうのが好き。
何とも言えず、楽しくなる瞬間なのだ。
きのこそば
きのこの旨みって独特のものがある。
他では絶対入り込めない領域を持っているように思う。
それと蕎麦との融合は、またそれ唯一の領域をつくる。
いろんな種類のきのこがその絶対領域を広げる。
食感もそれぞれで楽しい。
うーん、美味しい。
ふおっ、ふおっと、堪能していると、
あっという間に最後の人になってしまった。
ああ、急がないと。
と、そんな気持ちを読まれたのか
「ああ、いいのよ。お茶飲んでいってね」と、優しい声。
えっ、まあ。
では、お言葉に甘えて。



























