中庭に飾られた胡蝶蘭。
こちらにもテーブル。
胡蝶蘭とエビネ。
中国人アーティスト陳漫(チェンマン)さんによる天井画「白龍図」。
禅寺らしい枯山水の庭。
京都・建仁寺の塔頭寺院の一つである西来院(せいらいいん)が、今年、750年ぶりに大規模なリニューアルを遂げ、特別拝観ができるようになりました。拝観は年内の12月31日までとなっています。歴史あるお寺の趣を現代的に取り入れた姿に生まれ変わったと聞き、興味が湧いたので訪れてみました。
リニューアルに際して、ブルーボトルコーヒーが境内に出店され、現代的な感性が加わっています。歴史とモダンが絶妙に融合した雰囲気の中、コーヒーを楽しめる空間が整えられており、新しい形の寺院参拝を感じさせてくれます。
西来院は、もともと蘭の美しさにこだわりがあることから「蘭の寺」とも呼ばれています。私が訪れたときには、白砂が美しい中庭に、胡蝶蘭が優雅に飾られており、竹と蘭が調和する景観が見事でした。中庭には小さなテーブルがいくつか置かれ、訪れる人々がゆっくりとくつろげるスペースが設けられています。
歴史の趣と現代のエッセンスが交差する西来院。静寂と安らぎの中、特別なひとときを過ごすことができました。