プロ野球シーズンの初めに、ほとんどの球団(全球団かもしれない)はその年のチームの選手名鑑を発行する。
うちのチームの場合は「ドラゴンズファンブック」という名前だ。いつから変更になったか覚えていないが、僕が子どもの頃は「ドラゴンズイヤーブック」という名前だった。
お小遣いで買えるようになった1982年から毎年買っている。
僕が中日ファンになったのは1978年からである。小学2年生の時。
ヤクルトスワローズが初優勝したあの年。監督は広岡達朗さんだった。
広岡さんはまだご健在だ。御年92歳。
プロ野球を観戦し始めたのは1977年から。その年は僕は巨人ファンだった。
別に巨人が嫌いになったわけではない。
では、どうして翌年から中日ファンになって今に至るのかはまたいつか話そうと思ったけど、まあいいか。誰もそんなこと興味ないと思うから。
東京都世田谷区で生まれ育った落語家の立川志らくさんがなぜ熱狂的な中日ファンなのかについてもきっとみんな興味ないと思う。
僕はすごくあるけれど。
長い中日ファン歴で今のドラゴンズは低迷期。
正しく言うと、「僕のファン歴の間で」ということではなく、球団創設以来の低迷期。こんなことはかつてなかった。
だからだろうか、関係なくはないと思うのだ。
なんと今年の「ドラゴンズファンブック2024」は重大なミスプリントがあった。もう有り得ないミス。
なんと表紙の「Dragons」の表記が「Tigers」になっているのだ。
なんちゃって。
まさかさすがにそんなことあるわけない。
でも出版に携わる仕事をしている僕にとっては、それと同じくらい有り得ないミスだ。
これです。
もうびっくりです。
これを発見した関係者のショックを慮るとなぜか僕まで食欲がなくなってくる。入稿後にこのミスが発覚した日は寝られなかっただろうな。
あり得ないミスだから校正で誰も気付かなかったんだろうな。
でもこれは先ほども言ったように、チームが低迷期だから起きたことのように感じる。
関係ないといえば関係ない。関係ないに決まっている。
でも見えない何かがこういう連鎖を起こしたんじゃないかなと思う。
4月18日現在、我が中日ドラゴンズはセ・リーグの首位に立っている。
今のところ本当に強い。
2年連続最下位に陥ったチームとは思えない。
選手が躍動している。
来年の「ドラゴンズファンブック2025」は立浪監督の胴上げ写真が掲載されているといいなと思う。
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(ほっこり温かく、学びの要素もあるエッセイ集です。騙されたと思って買ってみてください。絶対面白いでござる。エッセイ集ですが、最後の話「レフトスタンドで見たある物語」はノンフィクション小説です。誤字脱字を見つけたらご連絡ください。先着1名様にドラゴンズファンブックを買ってあげます)