恐山ラストですm(_ _)m
極楽浜を過ぎると、少し上り坂になっている道を進んでいきます。
その道の脇にも、こうやって沢山のこけしのようなお地蔵さんが見守ってくれていました^^
岩の影にひっそりと隠れているお地蔵さんもいましたよw
雨風をしのげるように、わざとここに置いてあるのかもですね
そして、ちょっと平坦な場所へとたどり着くと、そこは。。。。。
重罪地獄( ̄□ ̄;)!!
さらにその向かいには、、、、、
金掘地獄( ̄△ ̄) !!
穏やかな極楽浄土の極楽浜で心癒された後は、またまた地獄が待ち受けていました
この辺りは、硫黄臭のきついガスが噴き出している場所が何か所もあって、草木なんかもほとんど生えていない、岩と灰色の大地が広がっている地帯。
なので、地獄巡りにふさわしい場所となっています
特に悪いこととかしてないはず(おそらく)なんですが、何故か『悔い改めないといけない』ような気持ちに自然となってしまっている自分がいました
方向を変えて景色を見てみると・・・・・・
このように、きれいに色づいた山々&宇曽利湖と地獄のミスマッチコラボ風景を見ることもできました
重罪地獄付近からだとかなり遠くになるのですが、こちらが八葉地蔵菩薩
こちらが延命地蔵尊
天気も良くて、どこからでも様々な地蔵菩薩を見て拝むことができました。
地獄には落ちたくないですから、遠くからでもしっかりと手を合わせて邪念を振り払っておきました^^;
さらにここからもうちょっと登っていくと、
これまたよい景色が見ることのできる、五智山展望台へ。
見えている三角お山が五智山かと思っていたのですが、今登っている小高い場所が五智山だそうで、
振り向くと、このように五体のお地蔵さん&狛犬がいて、五体の地蔵のことを五智如来ということが、この場所の名前の由来だそうです。。。φ(..)メモメモ
もうすぐ閉山になって厳しい冬を越す準備でしょうか、分厚めの頭巾がかぶせられていました
展望台左側には、先ほどの重罪地獄付近と同じような、灰色の不毛地帯の景色も広がっているのが確認できました。
五智如来の前でしっかりと旅の無事を祈り、五智山を降りていきます。
ここを降りてしばらくいくと、恐山菩提寺をほぼ一周したことに。
先ほどの五智山から見た不毛地帯を下から見た景色がこちら。
この辺りも、かなりきつめの硫黄臭がしていました。
これは、恐山に到着した時に見えていた六大地蔵の後ろ姿。
後ろから見ても迫力あります
最後の最後には、『はし塚』がそびえたっています。
こちらを過ぎると~~~
はい、ふりだしへと戻ってまいりました\(^O^)/
後ろに恐山山門が見えていて、団体さんの記念撮影場所にもなっているのですが、早朝だったせいか人が少なかったこともあるのか、日付は入っていませんでした
ちゃんと休憩所もあります。
で、実はこの中に、恐山といえばの『イタコ』の方が鎮座していました
これまたコロナの影響でほとんどいてないと聞いていたのですが、休憩所の中にお一人だけ待機されていました。
前回13年前は、恐山大祭の前日だったこともあってか、イタコもたくさんいてたし行列もすごかったのですが、今回はあまりにも寂しい感じでひっそりとした場所でお一人だけ。
後継者問題もあるでしょうし、ここは元の賑わいを取り戻してほしいところです。
結局、恐山を一周している最中に見かけた人は2人くらい。すれ違った人は一人もいませんでした
まあ、恐山はほかの観光地とは違い、静かにゆっくりと参拝する場所だと思っていたので、ちょうどよかったと思います。
ということで、恐山温泉への入浴時間も含めて約1時間半かけて恐山地獄巡りを終え、再び総門の外へ。
太陽もしっかりと昇り、恐山の景色には似合わないようなきれいな青空が広がっていました。
総門の奥には山門の姿も確認できる、なかなかいい写真が撮れました
辺りが完全に明るくなって、六大地蔵の姿も写真でもはっきりと写るようになってきて、一体ずつの表情なども確認することができます。
最後にもう一度、これからの旅の安全を願って手を合わせました
その横には、このような木製の古い門。
こちらが、旧の恐山山門だそうです。
さてさて、3回にわたって紹介してきた恐山の様子、いかがでしたでしょうか。
恐山の独特の雰囲気や空気感が、少しでも伝わっていたら幸いですm(_ _)m
温泉にも入れたし、天気も良くて紅葉もきれいで、めっちゃ良い時に訪れることができたなぁと思います。
恐山独特の景色と紅葉のコラボも良かったですし、ほんまこの時期で正解
ただ、今回訪れてわかったことが一つ。
それは、恐山独特の雰囲気をしっかりと味わいたいなら、曇りの日がおススメ。
観光するにはもってこいの天気だったのですが、天気良すぎて本来の恐山の雰囲気はちょっと薄れていたような気がしました^^;
最高に近い景色と雰囲気を楽しめたのに贅沢な話ですが、薄曇りでちょっとモヤのかかった早朝とか、夕方日が落ちた直後とかの方が、現世離れした独特の世界観を存分に満喫することができると思います。
次来るときは、宿坊に泊まってみようかなぁ( ̄∀ ̄*)☆
ということで、それぞれの地獄ですべての罪を償い悔い改め、もう一度三途川を渡ってこの世へと戻り、7:50に次の目的地へと向かっていったのでありました