vol.2からの続きです。
ダイヤ改正で廃止となってしまった紋穂内駅を列車は出発。
この付近になってくると降っていた雨もやんできました\(^O^)/
まだどんより曇ってはいますが、午前中でやむ予想だったので、この後は大丈夫かなと楽観視しながらの旅路ですw
紋穂内から4分、8:15に到着する次の駅が、
初野(はつの)駅
でました vol.1で紹介した徳満駅以来の、工事現場の仮事務所駅ですw
徳満駅は廃止となりましたが、こちらの初野駅は今回は残りました!
ホームも板張りだけの小さな駅で、ここもほとんど利用客いてないやろなぁと推測できるのですが、なんと先ほど紋穂内から乗り込んできた地元のおばあちゃんが、一駅だけ乗車で初野駅で降りちゃいました( ̄□ ̄;)!!
一駅だけの近距離利用ってところが、地元民の足になってるって思いに拍車をかけていますね^^
でも、ここ初野駅は残りましたが、乗車してきた紋穂内駅は廃止になってしまったので、これからはバス利用となるのでしょうか。。。
おばあちゃん元気にしてはるかなぁと少し心配になりながら、5人の乗客となって次に到着する駅が、
美深(びふか)駅
8:19着で、下り稚内行きの列車とのすれ違いのため2分間停車します。
写真にチラっと稚内行き列車が写っていますね^^;
特急も停車する、美深町の中心部に位置する少し大きめの駅です。
雄信内駅ですれ違ったのは音威子府駅始発の列車で、美深駅ですれ違ったのは名寄駅始発の列車です。
ここで、ついに稚内出発から3時間経過しましたw
各駅の写真撮ったり、変わりゆく景色を眺めたりしていたらあっという間でしたけど、考えてみれば新大阪から新幹線に乗っていたら、とっくの昔に東京駅に着いてますもんね^^;
ゆっくりのんびり旅ができるローカル線のメリットを、最大限に満喫しながら旅を続けています(゚ー゚)(。_。)ウンウン
美深駅からは地元民っぽい女性が一人乗車してきて、再び6人となって8:21に出発。
さて、ここまですべての駅に停車してきましたが、実はこの列車、次の南美深駅だけ通過してしまうんですよ(ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-
稚内駅からは始発列車なのですが、音威子府駅から考えると約1時間早くもう1本列車があって、そちらは南美深駅に停車するんです。
で、こちらの列車は通過するので、それだけ利用客がいないってことなんでしょう。
ということは・・・・・
そう、南美深駅は、2021年3月14日のダイヤ改正で廃止されてしまいました。しかも、通過したため駅の写真も撮れていません( ノД`)シクシク…
通過するのはわかっていて、一応写真撮れるか狙っていたのですが、小さな駅でスピードも緩めずサラ~っと通過してしまったため、全くシャッターチャンスありませんでした
駅も廃止されてしまったため、一つ心残りができちゃいましたねぇ。。。
そんなこんなで列車は何事もなく進んでいき、8:26到着したのが、
智北(ちほく)駅
駅は小さいですが、こちらは板張りではなくコンクリのカチっとしたホームがありました^^
ちゃんと、前の駅に『みなみびふか』って書いてありますねw
で、次の駅名もわかっちゃってますが、智北駅から4分、8:30に到着する、
智恵文(ちえぶん)駅
駅舎から道路がのびているのですが、そこそこ民家もあって、駅舎そばに自転車も停められていたので、そこそこ利用客はいてそうな雰囲気でした。
続いて3分後の、8:33に次の駅に到着。
北星駅
なかなかカッコイイ駅名ですが、先ほどの智恵文駅とは違って、周りには民家は全くなさそうな場所にポツンとある駅。
ホームから少し離れた場所にポツンと木製の掘っ立て小屋が建ってあり、どうもこちらが待合所っぽいですブリキの看板が時代を感じますよね^^
こんな状況の北星駅が生き残れるはずもなく、3月14日のダイヤ改正で廃止となっちゃいました^^;
でも、こんな北星駅から、なんとひとり乗車してくる人が( ̄□ ̄;)!!
とはいっても、見るからに鉄分多くて溢れ出しているお方でしたけど^^;
廃止されるのを見越して、先ほど美深駅ですれ違った列車に乗って北星駅で降りて、この列車に乗って名寄方面に引き返したのでしょう。
そんな北星駅から乗客7人となり、次の駅は7分後の8:41到着。
日進駅
ホームは小さな板張りなんですが、ホームおりて少し進んだところにはかわいらしい駅舎が建っていました。
そして、日進駅を出発ししばらく進むと、景色が変わってきました
辺りがひらけてきて、たくさんのコンテナが見えてきました
そう、8:47に到着したのが~~~~
名寄駅
まだ宗谷本線は続きますが、稚内駅始発の普通列車の終着駅、名寄駅に到着です\(^O^)/
3時間27分、33駅の長旅でしたが、それを感じさせないローカル線普通列車の旅、堪能させていただきました
みなさまも長らくのお付き合い、お疲れさまでしたm(_ _)m
33駅中7駅が廃止となって今は利用できなくなってしまっていますが、宗谷本線の名寄駅より北側は、普段の時を忘れてのんびりゆっくり旅を楽しむことができると思うので、是非体験しに行ってみてください
さて先ほどの写真でコンテナがたくさん積んでありましたが、ここ名寄駅は、貨物のターミナル駅ともなっています。これより北側に貨物の駅はないことから、『最北の貨物駅』となっているわけなんですφ(..)メモメモ
しかし、貨物の駅と言っても、ここまで貨物列車が来ているわけではありません。
実際に貨物列車が走る最北の駅は、北旭川駅なてところなんです。
その北旭川駅とここ名寄駅の間で、1日何便かトラックの代行輸送で貨物が運ばれていて、貨物の積み下ろしの拠点だけ残されています。
貨物列車は走ってこないが、コンテナ集配基地としての機能は残っていることから、
『 名寄オフレールステーション 』
という名前の駅になっていますφ(..)メモメモ
特に、名寄駅よりも北の地域の物流にとっては、なくてはならない貨物駅の役割を担っています。
こちらは、長旅を終えて名寄駅に停まっている普通列車。
ホームは濡れていますが、雨は完全にあがっていました
ホームの奥に見えてる歩道橋を渡り、駅舎がある反対側のホームへと渡っていきます。
ちなみに、乗ってきた普通列車の車内はこんな感じでした^^
反対側のホームからの景色。乗ってきた車両はまだ停まっていましたw
さてさて、名寄駅に無事到着はしたのですが、ここで旅は終わるのではなく、まだまだこれから進んでいかなくてはいけません。
そうです、ほんまは稚内から乗る予定だった特急サロベツ2号に名寄から乗って、旭川へと向かうのです。
出発時刻は9:25。時計で分かる通り、現在は8:50。まだ30分くらい時間あるので、名寄駅でゆっくりとして、これから続く長旅に備えるでありました