こちらにも、本格的に春が
やってきました。
芽吹いていく蕾は、黄緑色で
綺麗です。
今日は、とても考えすぎることの
多かった、私の経験談です。
私は、カナダで子育てを始めた時、
いろいろな価値観の違いに
驚きの連続でした。
毎週集まっていた
息子のベビーグループでは、
それぞれの赤ちゃんの一歳の誕生日には、
お誕生日会をしていました。
初めてのお誕生日会の時、
一体、どんなプレゼントを持って行ったらいいんだろう。
いくらくらい?
相場はあるの?
安すぎたら恥ずかしいな。
高すぎても変だよね•••
で、しょうがないので
一番仲よかったお母さんに
「ねえ、みんなどうするの?」と聞いたら
「なんでもいいんじゃない?
自分があげたいもので。」
えっ
えっーーーーーー
そんな、それ答えになってないでしょっ
10ドルくらいとか30ドルまでかな
とか言って欲しかった ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
でも、
よく考えたら
自分があげたいもの
おーっ それでいいのか
相手が欲しいもので悩まなくて
値段で悩まなくて
なんならグループの調和を保とうなんて
そんなんいらないんだーっ
衝撃 Σ( ゚ω゚)
誕生日会に行ってみると
みんな持ってくるものバッラバラ
いや、ほんとバッラバラでした!
それでよかったんだ (o´・∀・`o)ニコッ♪
時には、
「うちは、誕生日プレゼントいらないから、
チャリティーに寄付できるものを
代わりに持ってきてくれると嬉しい」
というお母さんもいました。
私は、
何をあげたいだろう
と考えて、
どの子の誕生日にも
フェルトで作ったカバンに
それぞれの子の名前を
日本語で刺繍して
持って行きました。
結構、好評でした。
チャリティーの提案をしたお母さんの時も
やっぱりそのお子さんのカバンを作って
持って行きました。
そうしたら
そのお母さんは、
「実は、チャリティーって言ったけど
うちの子には、あの日本語の名前入りの
カバンがもらえないなあってちょっと残念だったんだ。
嬉しい〜♪」
と言ってくださいました。
そのベビーグループの息子も今は17歳、
それぞれの赤ちゃんも、みんな大きくなって
今でも友達で、今年一緒に高校卒業です。
あっ、
ここは、小さな街なので
高校が一つしかありません。
だからみんな一緒に卒業です。
とても、
衝撃だったけど、
いい思い出です。