お気に入りの・・・ルメートル | お気に入りの・・・

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お気に入りの・・・、の続きは、映画、本、文章、音楽、物など何でも入ります。楽しいことばっかり書き込みたいと考えています。

ピエール・ルメートルといえば、「その女アレックス」、「悲しみのイレーヌ」などなど読みましたが、この「死のドレスを花婿に」にはおなじみの身長140センチしかないカミーユ警部とそのへんてこな部下たちは出てきません。

主人公のソフィーとフランツという男の視点から書かれた4部からなってます。構成は素晴らしいし、よく練ってから、話の骨格を作ったんだと思いますが、ただ、そこまでするだけの動機が弱く、犯行を重ねる理由がわからない。よく考えられた小説だと思って楽しめばいいかも知れませんね。

 

狂気に駆られて逃亡するソフィー。聡明だった彼女はなぜ全てを失ったのか。悪夢の果てに明らかになる戦慄の悪意とは。
ソフィーは怯えていた。かつては優秀なキャリアウーマンだった彼女には秘密があった。ときに奇行を起こし、そのことをまるで記憶していないのだ。そのせいでソフィーは職も地位も失ったのだった。自分は正気を失ったのか。恐怖を抱えながらも、高名な政治家の家でベビーシッターをつとめるソフィーだったが、ある日、決定的な悲劇が訪れ、彼女は恐慌にかられて逃亡を開始した。自分は人を殺したのか? 自分は狂気に捕らわれてしまったのではないのか? そんな彼女をずっと見つめるフランツ。彼の暗い歩みとソフィーの狂気の逃亡が交差するとき、おそるべき罠が全貌を明らかにする! 
底知れぬ狂気と悪意が織りなす恐怖の犯罪計画。驚愕の四部構成の最後に浮かび上がるのは恐怖の肖像――
   あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。