12月7日(木曜日)時々、母から言われていた言葉を思い出します。それは、「常に自分自身を振り返りなさい。」という言葉です。先日、95歳でなくなった母の遺品を整理していく中で、女学校時代の日記を見つけました。まだ全部を読んではいませんが、多感な年頃は戦争まっただ、そして戦後の混乱で生きていくことに必死だったことが想像できます。大好きだった学業をあきらめ、家族を養うために朝早くから夜遅くまで働き、加えて他の人の幸せのためにいのちの電話相談や民生委員などを長年勤めていたことに、母の生き様を感じています。「厳しかった」そして「優しかった」

「実(みのる)ほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」「残心」そして冒頭の「自分自身を振り返りなさい」は繰り返し言われていました。私をみていて、よほど心配だったのでしょう。自分自身では、間違ったことをしていないと信じて日々を生きていますが、自分自身を振り返る母の言葉をあらためて思いだしています。