明日退院することに、なりました。


よくなったから、退院するのではなく、

今以上、良くなりようがないので、

在宅医療に切り替えるということです。

悲しい



我が家に来てくれるお医者さんが決まったので、

自宅へ戻れることになりました。



もう食事をすることもできなくなりました。


栄養は全て点滴でいれます。

24時間、ポートから点滴です。



口が渇く、喉が渇くので

わずかに水分をとっていますが、

下に流れないので、後で、吐き気がきて、

吐くしかないです。



鼻からチューブを通して、胃管という方法も

あったのですが、今のところ踏み切れませんでした。



すぐ疲れて、おしゃべりすらきつい

時間も多いですが、ご心配くださっているかたも

おられるので、


なるべくこのブログには経過報告を

しようとおもっています。

食事を少なくしたら、お腹の調子は

いくぶん、持ち直した感じです。



主治医から、腸閉塞を起こしたら人生終わるかも…

と、聞いたときは、ちょっとショックを

受けましたが、



家に戻れば、ベッドの上で、ぼけーっと

YouTubeを見ていたり、ゲームをしていたり、

まあ、時々ふっと涙がこぼれます。

ぐすん



食事を減らしているのでお腹がすいています。



昔、伊豆高原の断食道場に行った経験があり、

少々の事は我慢できると思っていましたが、


私の病状は、真面目に少食を続けていれば

腸閉塞を起こさない、というものでも、ないと思われ




つまり、ガマンがきかず、


ラーメンを食べました。

もぐもぐもぐもぐもぐもぐ 一口50回噛みました。




正常性バイアスっていうんでしょうか。

主治医の言っていることは、

正しいことだと、頭で理解していますが


そうは言っても自分だけは、もう少しは、

大丈夫じゃないかという気持ちもわくのです。


人間に備わった不安に対する防御反応ですかね。

客観的にみるとおもしろいことです。




婦人画報お取り寄せ というサイトで

年末に頼んだ5品が、今日いっぺんに届きました。



過門香のエビ味噌坦々麺や、

長崎の坂本屋の東坡煮(とうばに)

など。


食べるまで死なないわよおー。

おーっ!おーっ!おーっ!



















年末からお正月にかけて調子悪いと思いながらも、

だましだまし、飲んだり食べたり寝たりを繰り返しておりました。



本日は、受診日で、



⚫︎ロキソニンを飲んでも痛みがきれいにとれない。

⚫︎家の目の前にあるスーパーでの買い物さえ、

 思うようにできない。


⚫︎食事の後のお腹の張りがひどい

⚫︎食べると必ずお腹が痛くなる。

 トイレに行くと出るには出るが、量は少なめ、軟便または下痢

 


というような症状を主治医に話すと、


「腸閉塞を起こしかけていますね」と言われました。



私のがんは、お腹にたくさん散らばっているので、

人工肛門を作ってどうにかなるようなレベルではなく、



つまり、

腸閉塞を起こしたら、

限りなく人生が終わりに近づく


というような話でした。



主治医の、明日、腸閉塞をおこしても

おかしくないという話は、


そのまま、明日、死んでもおかしくない

と、理解しました。えーんえーん




お正月まで生きられた。

もしかしたら、もしかしたら

私、桜だって見られるかも、と



淡い期待を抱いていたので、


寿命があと数日の可能性も高いのかと

思うと、我が家で待っている私の両親に

なんて言おうかと思ったりして


診察室で涙が出てきました。

(こういう時、メガネをかけていてマスクを

していると、泣いているのがわかりにくくていいですね。)




婦人科受診のあと、お願いして緩和ケア外来も受診させてもらいました。



緩和ケアの先生は、私の先月撮ったCT画像を見ながら、

腸閉塞だけですぐに死ぬことは、そんなにないよと、

言われました。



下が詰まっているわけだから、

口から物を入れるのを少なくすれば

それたけで、だいぶん楽になる人もいる、


とも、おはなしくださり、


数日の命決定かと、思っていた私の気持ちを

少し軽くしてもらいました。ぼけー



とりあえず、今日から何日か、食事を極端に減らして

様子を見ようと思います。



まだもう少し生きていたいのだー。凝視凝視

エイエイオー。^_^



写真は、本日お友達からいただいた御守り
















無事にお正月を迎えることができました。

クラッカークラッカークラッカー



2020年の夏にステージ4bの卵巣がんと診断されて、

2年半が経ちました。


手術もできず抗がん剤治療だけで、

よくここまで持ったなぁと思います。




息子が施設から1時帰宅したり、

山口から両親が来ていたり、

弟家族が出入りしたり


いつもより賑やかなお正月でした。

うさぎうさぎおせち鏡餅


ま、私は、ほとんどベッドの上におりましたけれど。




痛み止めを飲む回数が増えてきて、いまは、朝晩ロキソニンを

飲んでいます。



痛いってつらいですよね。

とにかく最期の日まで、

痛くないようにしてもらいたいわあ。



緩和ケアでは、ホスピス医以外に、

治療をしている病院の緩和ケア外来にも

かかっています。


私の担当の緩和医師は、細くてかわいらしい

30歳くらいの、女医さんなので、

何でも話しやすくてGOODです。ニコニコ




年越しの夜、本を1冊読みました。


山本文緒著  「無人島のふたり」

120日以上生きなくちゃ日記





膵臓がんとわかってから、半年足らずで亡くなった

直木賞作家の山本文緒さんの、最後の日々を綴った日記です。



年は近いし、私も、もうすぐいく道であろうとおもえば、

興味深く一気に読みました。


良い本でした。




ブログで知り合った方から、

お菓子と四つ葉のクローバーをいただきました。

ありがとうございます。ニコニコ



クローバーは、エナガの絵が書かれている

小さな額に、一緒に入れました。

ベッドの前に飾っています。




年末年始、何人ものお友達から、励ましのお手紙

メール、ラインをいただきました。


うれしかったです。

本当にありがとうございました。
















昨日、夫が、私の葬儀の見積もりのために、

葬儀社に行くというので、私もついて行きました。

ニコニコ

 

 

使える抗がん剤がなくなった。

→ 抗がん剤をやめて緩和治療一本にした。

→ 一人でできることが少なくなって、ホスピス病棟に入院した

→ 静かに息を引き取った。

 

 

と、このように順番通りにいって亡くなればいいですが、

 

私は腹膜播種(おなかの中に種をまいたように

バラバラと、がんが多発している)があるので、

ある日突然、腸が詰まって、腸閉塞や腸穿孔(腸に穴が開く)が

起こる可能性があり、

 

そうなると、そこで突然命が終わるということがあるよと、夫に説明すると、

夫がちょっとあせったようです。

 

 それで葬儀の見積もりに行くことになりました。


 

 

葬儀は無宗教の家族葬。

人数は、近しい親族のみということで、10人程度のものを、

希望しているのですが、

 

 

こちらの希望をいろいろ伝えて出てきた見積もりは、

大体160万くらい。

 

別途、火葬場に払う金額は、12万くらいでした。




10人程度の家族葬ですから、もっとずっと

費用をかけずにもできるのですが、



当日、前日と、新しく綺麗な斎場貸切で行うこと。


遺体にエンバーミングという処置を施し、

抗菌遺体になるので、感染の心配がないこと。



告別式まで、何日あいても、

斎場の遺体安置室に、寝ている状態で

置いてもらえ、その部屋(下記写真)には、遺族が好きなだけ出入りできること



 

 など考え、ここに決めることにしました。



これで、うちの自閉息子が、マサイジャンプをしようとも、

少々騒ごうとも、なーんにも気にせず

お別れができます。

ニコニコニコニコ


私の顔をペチペチ叩いて、どうやら母は

死んだようだと、納得がいくまで確認してほしい。




また、葬儀には、私の80歳を過ぎた

両親が、参列します。


娘に先にいかれてどれほと気落ちするかを

思えば、出入りしやすく便利なところにある

暖かい斎場で葬儀を行い、


少しでも疲れを軽減させてあげたいと思いました。




おもったより、良い葬儀ができそうで、

とてもいい気持ちになりました。


私は白い花とか好きじゃないので、

棺に入れてもらう花は、オレンジのバラを

たのみました。


ひゃー、自分で見られないのが残念です。