アクセサリーのパーツを色々と作成しました。
全体的に見て 左側と右側では作風が違うと気づいた方もいらっしゃるかも知れませんが
まずは 右側のグループから・・・・
こちらは いつもの私の作風ですね。
魂の泡も 土台になる木の形状によって こんなものが出来上がります。

魂の子泡
右側は 周りを同じ木でそろえてみました。
特に右下ははっきりし解る材にしてみました。
いつもの 魂の子泡の耳飾り・・・になるであろうパーツ。
さて 左側のグループですが・・・・・・
実はこれ 私の亡き父親が作ったものです。
これは 私のアイデアで魂の泡の原型になったものですが
最初のアイデアは木を集積して樹脂を流し込んで固めるというものでしたが
後から木と木との隙間に木を差し込んで埋めようにも
樹脂が詰まっていて埋められないのと
樹脂という自然っぽくない素材があまりにも目立ち過ぎたので 私はボツにしたのです。
それを見た父親は私とは逆に樹脂領域を多く取って 樹脂の中に木が埋まっている形にして
樹脂の透明度を上げる為に表面に塗装をしました。
私のコンセプトではないので これは父親の屋号で作って販売して・・ってことにしましたが・・・
これ 結構売れました・・(^^;。
現在 父親の会社は無くて その在庫や試作品、不良品が送られてきたのですが
捨てるには忍びないので 私のコンセプトで作り直すことにしました。
基本的には 塗装を削り落して 形を整えて磨いて仕上げるかたちです。
なので 樹脂の透明度は減ってますが 代わりに木の素材の美しさや手触りは良くなったと思います。
下の作品は 木と樹脂が外れてしまった不良品だったものです。
樹脂部分だけになってしまったものを削って形を整えて磨きました。

中の菊っぽい模様は あけび。
こんな感じにはっきりと模様が出るには 少し朽ちる必要がありまして
当時は材料がいっぱいあったんですけど 現在は手持ちがありません。
それも 捨てられなかった理由の一つです。
下の真ん中の作品は
樹脂部分が抜け落ちた丸太の方に 魂の泡を閉じ込めてみました。

当時の 私はこういうものをイメージしてたと思うんですが
今やっとその現物に辿り着いた・・って気がします。
さてさて・・・
これらが ネックレスになるのか 帯留めになるのか 棒タイになるのか それとも・・・
お楽しみに♪。



