スローミュージック | 祐女(ゆめ)・くぼうゆめ

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「祐女さんの読み聞かせを聞いて 昔を思い出しました。

 でも そんなこと 誰にも言えない・・・

 でも・・あったんですよ そんなこと・・

 うん・・・・」


そういう人が居てくれるから 私は私を唄っていいんだって思える。

私は 存在していいんだって思える。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

詠み聞かせの話しは 辛い経験の話しなので
そんな辛い経験をした人が 「居てくれる」って 感謝みたいな言葉はどうなんだろうとは思う。

けど そんな人に救われているのは事実だから 感謝には違いない。

「辛い想いをしてくれて ありがとう」・・・って それでも人間かよ?って言われるかもしれない。

でも その存在に救われていることには違いなくて・・・。

そして私は 辛い経験をした私の存在を ありがとうって言われたいし・・・。

さてさて・・・。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


先日 京都のモダンタイムスさんのスローミュージックに出演して来ました。

モダンタイムスさんの提唱する「スローミュージック」とは・・・
簡単に言うと 巷でよく聞く 「スローフード」 の音楽版ってことらしいです。


「ファーストフード」とは「短時間で調理出来たり、注文してからすぐ食べられる手軽な食品や食事」のことで
その逆向きの「スローフード」とは「通常の手間暇をかけて作られる食品や食事」ってことになる。

どちらも 失うものと得られるものがあって どっちが良いとか悪いとかは私には無いのだけど
最近の 「ファーストフード」は 「フード」であるという
根本的な事を考える手間暇まで省こうとしているように感じる。



私としては・・・

「ファーストフード」で その食材や調理に あまり想いは向かない。
だって そんなものに想いを向けてる暇が無いから スピード(ファースト)を重視する「ファーストフード」を選んだのだから当たり前。


「スローフード」では その食材や調理を作る人の気持ちに想いが向く。
だって そうした人の想いに触れたいから 手間隙を重視する「スローフード」を選んだのだから当たり前。


ただね。
日常に追われていると 「スローフード」は邪魔でしかない。
それが何十年も続くと 「スローフード」の存在すら忘れてしまう。
「スローフード」を楽しむ能力さえ失われてしまう。

私は そうなっちゃった人だった・・・。

そもそも なんで 日常に追われなきゃいけなかったんだろう?。
そんな事を考えられるようになって やっと「スローフード」に目が行くようになったけれど
失われた「スローフード」を楽しむ能力を 取り戻すのは なかなか大変だ。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


話しを「スローミュージック」に戻しましょう・・(^o^;

まぁ 
そんな食べる人のことを考えながら手間隙かけて作られた料理(食材)が「スローフード」というように
聞く人のことを考えながら手間隙かけて作られた音楽を「スローミュージック」という・・・
・・・ってことなんだろうと思ってます。

私なんて 私を理解して欲しくて唄ってるわけで 聞く人の事なんて考えてなくて
だから 唄って良いのか?って疑問を抱えてた。

まぁ 理解されたくて手間隙はかけてるけど・・ (笑

でも 自分と同じ人が世の中に多少なりとも居るわけで
結果的には 自分と同じ人の事を考えながら手間隙かけて作ってるってことになってる。

それが解ったから 唄って良いのか?って疑問はなくなった。

そういう意味では「スローミュージック」になっているのかもしれない・・

とりあえず 売れる、流行るを重視したファースト的なものではないよね。(^o^; 

<<☆Σ(゚Д゚ ヲィ! 望んでもムリ。

(笑




・・と いうわけで
5/18 モダンタイムス スローミュージック に来て頂いたみなさま、
スタッフのみなさま、出演者のみなさま 楽しかったです。 

ありがとうございました。


   <<☆Σ(゚Д゚ ヲィ! 最初に言えよ!

(^o^; 最後の言葉が残るものなのよ。