今回は四九日作務について。
「しくにちさむ」と読みます。四十九日ではありませんのでご注意を。
毎月4と9が付く日、4日、9日、14日・・・に行われる作務のことをいいます。
この四九日という日は原則、作務を行わない日=休養日ということになっています。
にもかかわらず、この日に行うのが四九日作務なのです。原則に対する例外ということですね。
さて、その中身とは・・・
衆寮(修行僧が普段待機しているところ)のトイレや洗面所などのタオル交換、台拭きや雑巾の交換、及びそれらの洗濯です。
あれ?どこかで見た内容ですね。
それはこちらです。
そう、いわゆる名も無き家事の一部を休養日にやっているのです。
ということでこの四九日作務、やるのは当然のごとく新到。
それも一番の下っ端が一人で行うのです。
休養日に休養できませんね・・・。
ですが、ご安心ください。
四九日に作務をやるのは新到だけではありません。
四九日はあくまでも〝原則〟休養日ということになっているだけです。
たとえ例外しかなくても、原則はそうなっているのです。
もうおわかりでしょう?
四九日にも通常の草取り作務等、様々な作務をみんなでやっているということです。
一番の新到はそれに加えてタオル交換が増えるだけです。
なので特に何も感じない、というのが実際のところです。