修行について その55 修行生活 午前の部(9時20分~11時) 四九日(しくにち)作務 | 修行僧の涙目な日々

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今回は四九日作務について。

「しくにちさむ」と読みます。四十九日ではありませんのでご注意を。

毎月4と9が付く日、4日、9日、14日・・・に行われる作務のことをいいます。

 

この四九日という日は原則、作務を行わない日=休養日ということになっています。

にもかかわらず、この日に行うのが四九日作務なのです。原則に対する例外ということですね。

 

さて、その中身とは・・・

衆寮(修行僧が普段待機しているところ)のトイレや洗面所などのタオル交換、台拭きや雑巾の交換、及びそれらの洗濯です。

あれ?どこかで見た内容ですね。

 

それはこちらです。

そう、いわゆる名も無き家事の一部を休養日にやっているのです。

ということでこの四九日作務、やるのは当然のごとく新到。

それも一番の下っ端が一人で行うのです。

休養日に休養できませんね・・・。

 

ですが、ご安心ください。

四九日に作務をやるのは新到だけではありません。

四九日はあくまでも〝原則〟休養日ということになっているだけです。

 

たとえ例外しかなくても、原則はそうなっているのです。

もうおわかりでしょう?

 

 

四九日にも通常の草取り作務等、様々な作務をみんなでやっているということです。

一番の新到はそれに加えてタオル交換が増えるだけです。

なので特に何も感じない、というのが実際のところです。