外作務終了後、修行僧は内作務をします。
各自分担された清掃場所へ移動し、8時半~9時まで30分間しっかりお掃除。
今回はその内作務の中で、最も下っ端の新到が担当する東司清掃(トイレ)について。
修行僧が清掃する東司は2ヶ所あります。
ひとつは暫到和尚も担当する大東司。
暫到がいないときは新到が1人ないし2人で掃除します。
1人のときであっても30分でしっかり綺麗にしなければならないので、
非常にやっかいな作務となっています。
もうひとつは外東司。
文字通り、外にある東司であり、たくさんの参拝客が利用します。
新東司(男・女)、旧東司(男・女・身障者用)の全部で5ヶ所あります。
こちらも1人or2人で掃除します。
外にあるので汚れ方は半端ではなく、雨の日には床や便器が泥だらけなんてことも。
できれば当たりたくない清掃場所の筆頭なのです。
ちなみに、この外東司はごくまれに汚い!とクレームが来るため、基本的には2人で行います。
1人の場合は外作務免除で8時からやるときもありました。
次回も下っ端の担当箇所を紹介します。