記事のはじまりはここから↓
ぼく緊張型頭痛と診断されました(*´-`)

以下、四診解説↓




さて
今回は四診解説の最後となる
問診


この四診でいちばん大切であるが
いちばん間違いやすい診断なんです


というのも
望診、切診、聞診は施術側が
一方的に参考とするものですが
問診はというと
相談者にゆだねる形になります。

例えば
「冷えますか?」とたずねると
「いえ、冷えません」と答えるものの
足をみると靴下を3枚も重ね履き
「どうして3枚履くの?」とたずねると
「冷えるからです」と答える


こんなことも
奥様の更年期の相談を夫婦で来店
こつめ先生問診「イライラしますか?」
奥様「いえ、あまり」
ご主人「そんなことはない、家ではいつも怒ってます」

というようなことも
珍しいことではありません^ ^


こういうことがよくありますから
問診は難しいのです

初対面で相談者の回答の仕方は
3通りに分かれます
1、過不足なく素直に答える
2、重病と思われないように控えめに答える
3、取るに足りないことを重病のように答える

なんどかお会いするうちに
性格がわかりますが
初対面ではなかなか見抜くのは
難しいものです

それでも問診は、相談者しか知らないことを知っている非常に重要な診断です

★★★★★★★★★★★★★★

さて問診はどのようにされているのか
少し紹介しましょう

膝関節痛のご相談
患部の悪化条件をたずねます
◉雨が降ると痛む・・・湿が原因
◉朝方痛む・・・寒が原因
◉午後痛む・・・胃腸の湿熱が原因
◉夜中痛む・・・瘀血が原因
◉疲れると痛む・・・筋肉疲労が原因
瘀血(おけつ)とは末梢血流循環障害


めまいのご相談
どのような状態になるのかたずねます
◉グルグル天井が回る・・・沢瀉湯証
◉歩くとフラフラする
・・・ 苓桂朮甘湯証
◉嘔吐や頭痛があり口が渇く
・・五苓散証
◉立った時だけクラクラする
・・当帰剤証


不眠症のご相談
眠れないパターンをたずねます
◉全く目が覚めて眠れないのは血の不足で、疲れすぎたり、産後に多い
・・・肝虚陽虚証
◉夢が多くて眠ったような気がしない・・・肝虚陽虚証
◉寝付きが悪く、朝目が覚めにくい
・・・脾虚陽虚証
◉夜中に何度も目がさめる
・・・頭に熱が多いため多くは肝虚陰虚証
◉朝方早く目が覚める・・・腎虚証


長く患ってる病気ご相談
その病が起こったきっかけを思い出してもらいます
社会人になってからだとすれば
◉運転が多く座る時間が長い
・・・脾虚証
◉事務職でPCのため目を使う時間が長い・・・肝虚証
◉接待業で気を遣いすぎて神経がする減る・・・腎虚証
などなど
他に
◉事故をしてから
◉出産してから
◉身内の死を経験してから
◉結婚して食生活が一変してから
◉風邪をひいて化学薬品を連用してから
などなど......


病院に比べると質問が多くなりますが
これは仕方のないことです
逆に
何を聞いていいかわからないような漢方家は病症の勉強不足ですd( ̄  ̄)


まとめですが
望診聞診で大枠で体質をつかみ
証を決定し
切診問診で確認作業を行い
処方を選定します

これで治ればOKです
東洋医学では
方証一致
といいます


が、しかし
証を決定し、処方を選ぶというのは
知識や経験によって行うもので
本当はこれだけでは不十分です

こつめ先生達の流派では
気を駆使し、本当にその処方が相談者に適しているかチェックを行います
このチェックの反応が良ければ初めて処方決定となります

オーリングテスト、アームテスト、フィンガーテストと言われるものですが...

長くなりますので
四診プラス一診は次回に書きましょうね

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。





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こつめ先生
お薬本舗モリグチビッグ


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