先日は経営の神様である松下幸之助さんの本を取り上げさせて頂きましたが、今回は今における素晴らしい経営者の一人である稲盛和夫さんが人生や仕事、経営について書かれた本になります。
特にこの本の後半は経営についてのことが多く、その中には「リーダーとしてどうあるべきか」という部分もあります。別に今、人に上に立つ立場にはなくとも、年を取れば自ずと年齢が下の後輩が出てきますから、この部分はしっかりと押さえておいた方がいいですね。
ちなみに稲盛さんと言えば、京セラフィロソフィとか、JALフィロソフィとか、「フィロソフィ」という言葉をよく耳にします。
以前なにかで「フィロソフィとは原理原則のこと」ということを教わったのですが、今回この本でもフィロソフィについて少し書かれている部分がありました。
「話に筋が通る」とか「筋が通らない」とか言います。この〝筋〟とは、人間の精神の指標のことです。その人が持つ判断基準、いわばフィロソフィと言い換えてもいいでしょう。
つまり
「筋」=「人間の精神の指標」=「人が持つ判断基準」=「フィロソフィ」
となります。
なのでフィロソフィとは、「筋が通るっている」、「人間の精神的な部分にまで立ち返って考えても、理にかなっている」ことになります。
この本も先日読んだ松下幸之助さんの『道をひらく』と一緒にKindle paperwhiteに永久保存しておき、定期的に読もうと思います。
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目次
素晴らしい人生をおくるために
働く喜びを見つけるために
困難に打ち勝つために
正しい判断をするために
仕事を向上させるために
自分を高めるために
新しいことを成し遂げるために
部下・後輩を持ったときのために
素晴らしいリーダーであるために
真の経営を行うために
心をベースとした企業とするために
新たな活路を開くために
事業を伸ばすために
経営の王道を歩むために
働く喜びを見つけるために
困難に打ち勝つために
正しい判断をするために
仕事を向上させるために
自分を高めるために
新しいことを成し遂げるために
部下・後輩を持ったときのために
素晴らしいリーダーであるために
真の経営を行うために
心をベースとした企業とするために
新たな活路を開くために
事業を伸ばすために
経営の王道を歩むために
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「仕事に打ち込んで、世の中に役立ち、自分自身も幸せだった」と感じられる生き方が、時代がどう変わろうと、最終的にはみんなが求めているものではないかと思います。世の中がどのように変わっても、善を追求するという人間の本質は変わらないからです。
自分の失敗を素直に振り返る謙虚さと、自分を厳しく見つめる向上心が必要
ひたむきに努めながらも、常にこれでいいのかということを考えるのです。決して、昨日と同じことを、同じ方法で、同じ発想でやってはいけません。
人は自分が信じてもいないことに、努力できるはずがありません。強烈な願望を描き、心からその実現を信じることが、困難な状況を打開し、ものごとを成就させるのです。
壁を乗り越えたという自負と自信が、その人を強く粘りのある人間に変えていきます。そして、この粘りがさらなる成功へと導いていくのです。
毎日トレーニングされた注意力と洞察力を身につけ、研ぎ澄まされた神経をもって、正しい判断ができる人を、切れ者というのです。
ものごとの成功、不成功の鍵は、まずは情熱が握っている
「自己の能力を未来進行形でとらえる」ことが、新しいことを成し遂げようとする人には要求される
リーダーは、公明にして正大、誠実なる心をもって、判断ができ、決断を下すことのできる人、言い換えれば、いささかの私心もはさみこまない精神と健康な肉体を備えた人でなければならないのです。
素晴らしいビジネスができる人とは、相手が儲かるようにしてあげる人です。これがビジネスチャンスをもたらし、ひいては自分の利益も生むのです。
自分自身を追い込める人、つまり楽な方向へ流れようとする自分に、厳しい課題を課すことのできる真摯な人間性を持ち、真剣に自分の仕事で悩む人でなければ、この豊かな時代に、新たな活路を開くことはできない
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