『ソフトバンク流 超速断の仕事術』 大木豊成 | kottsunのLogノート

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1ヶ月かかる仕事を
1週間でやり遂げる方法


ソフトバンクの孫正義の元で働いた大木さんの仕事術に関する本。
孫正義という超大物の下で働くということは並大抵のことではないということが、文中からたっぷり伝わってきます。

特に普通の経営者と違うのが「スピード」。第1章のタイトルでもある、「これは今日中、こっちは今晩中、それは明日の朝まで!」なんてことが結構あるとのこと。
楽天の三木谷氏も「スピード、スピード、スピード」と口癖のように言うし、このアメブロを経営するサイバーエージェント社長の藤田晋氏のブログを読んでいてもスピード重視ということが、よく伝わってきます。

それだけITベンチャーではスピードが重視されるということなんでしょうね。

それに比べて自分の仕事の進め方はどうか?
自分の仕事を振り返り、いかに今の自分の仕事の仕方が甘いかということを感じ、それを反省し次の仕事の活かせれば、この本を読んだ価値はあったと思います。

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目次

はじめに

第1章   これは今日中、こっちは今晩中、それは明日の朝まで!

第2章   たびたび指示が変わる。だが、朝令暮改ではなかった

第3章   1か月かかる仕事を1週間でやり遂げる!

第4章   変化対応力を身につける

第5章   外部とは貸し借りを作るな

第6章   腹を括れるか

第7章   自分を会社で活かすには?

おわりに
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◇経営者と接するにあたって
・経営者の発言や支持の1つひとつを咀嚼し、言葉になっていない部分を理解しようと努力することで本質が見えてくるものだ。そうすることで、自分の意識を経営者の意識に一体化させ、経営視点で業務を見つめることができる。会社を俯瞰するというのは、こういうことだと思う。

・われわれ社員は経営者に入ってくる情報を、いかに早く察知するかというスキルが必要になるかも知れない。経営者が情報を出さないのではなく、われわれが情報を取りに行くべきなのだと思う。それを怠って、愚痴を言っていても始まらない。


◇部下と接すことで重要なこと
一番大事なことは、部下の話にちゃんと耳を傾けること、そしてそれを踏まえたうえで、部下が理解出来る言葉を使って説明し、相手が納得したことを確認するまでのプロセスを経ているかどうかだと思う。


・会議はプロセスであって、目的ではない。会議で議論し合い、決定したことを実行する。決定すべきことは、誰が、何を、いつまでに(どのように)やるのか、だ。


◇ビジネスでのEメール
①読んでもらう工夫
②1回で理解してもらえる工夫
③複数提案と選択しやすい工夫
④返信してもらえる工夫
というものが大切になってくる。


◇自分に対して
・新しいことに挑戦するということは、とても怖いことでもある。しかし、やりきる人はみんなそれなりに自信を持って臨んでいるものだ。「うまくいくだろうか」ではなく「うまくいかせてやる!」という意気込みと、中途半端だけど根拠のある自信だ。

・あなたの「得意」は、どんな結果を生むことができ、それはどれくらいのものなかを説明すべきだし、そうなくてはならない。


◇ベンチャー適性テスト
①まわりで出来ていないことがあると、自分が手助けしたくなる
②上司が間違ったことを言ったときに、正したことがある
③早起きである
④新製品が出ると、すぐに手が出る
⑤家族に仕事の話をしている
⑥うれしいことも悔しいことも、仲間と共有したい
⑦情報共有とは、情報提供のことである
⑧思い立ったら、すぐに行動する
⑨社内で起きている問題は、全部自分が担当すべきだ。

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■最後に、自分はどう変わるのか?
もっとスピードを意識、1週間かかるような仕事を2~3日で出来るようにする