うちの母の家系は

元々東北の人間らしく

以前母の姉が家系を調べた時には

上杉謙信の子孫だ、と書いてあったそうだ。

それを聞いて

歴史に詳しい人でもなくても

上杉謙信に子供はいなかった、という話くらいは知っているだろうから

すぐに嘘だと気づき

そんな怪しい所に調査を依頼したことを

反省でもするかと思っていたけれど

母の姉の家族は

今もその嘘を信じているらしい。

ちなみに

母方の家系は

母の父が早くに亡くなったせいもあって

超貧乏。

そんな家に

代々つたわる家宝なんてものはない訳で

その家系の末端にいる私が

金目のものを何一つ持っていないのは

当然と言えば当然のことなのである。


そんな我が家で

代々つたわるもの、と言えば

最近モコが愛用している

↑この湯たんぽくらいだ(笑)。
この湯たんぽは
今は社会人として札幌で暮らすJOEが
高校生だった頃に購入し
家を出るまで愛用していたもので
JOEがいなくなってからは私が愛用。
しかしその後


異常な寒がりのノラさんに奪われ
それから数年経った今はモコの愛用品になっているのだから
もう四代に渡り愛用していることになる。
受け継ぐと言うよりは
強奪に近いけれど
四代にも渡って大事にしているものはコレくらいなのだから
もう家宝と呼んでもいいのである(笑)。

ちなみにこの湯たんぽ
四代に渡って使っているのは
実はカバーのみ。
中身はJOEの時代に水漏れするするようになったので
とっくに捨てられ
近い大きさの湯たんぽ本体を購入して
カバーのみを使い続けているのだ。
内側にタオル生地を縫い付け
破れないように補修しているから
何とか今も使えているけれど
すっかりくたびれてしまったカバーを見るたび
そろそろ寿命かも、と思う。
同じ湯たんぽカバーを探しても
もう売られていないので
何とか他の物を使ってもらえないか、と
色んな生地で手作りしてみたり
同じようなサイズの湯たんぽカバーを購入しているけれど
今の所全て却下されているから
これからもこの湯たんぽカバーを
家宝以上に大切にして
使い続けるしかないのかも知れない。