我が家に通ってくる野良猫軍団の初代ママは

ちゃちゃとモコのお母さんの三毛猫。
彼女はとても気性が荒く
エサを提供する人間にも
シャーシャーと威嚇し続け
幼い頃のちゃちゃとモコにも
全くエサを譲らない子だったのだが
次の子猫を産んだ時に
子猫を保護してくれた近所の方が
ママも一緒に保護してくれたので
今もシャーシャー言いながら
無事に飼い猫として暮らしているらしい。
そして初代ママがいなくなった後
二代目に就任したのが


今も我が家に通ってくるキジ白猫。
この二代目ママも
初代に負けず劣らずの気性の荒らさで
散歩に出たこつぶやノラさんをみると
すぐさま飛びかかってくるし
エサは独り占めするし、と
なかなかの問題児だ。
そんな二代目ママは
最近
最初の出産で生まれた子を
物凄く敵視するようになっていて
特にチビ三毛や2号と鉢合わせになると
途端に戦闘モードに。
そのせいでチビ三毛と2号は
ママを止めることが出来る唯一の人間である私がいないと
野良猫亭に来店出来ず
私がいる時でも常にビクビクなのだ。
猫は子猫が成長すると
子猫の自立を促す為に
子猫を威嚇するようになるものだけど
二代目ママの威嚇は
殺意みなぎる本物の威嚇。
確かに今は新たに3匹の子猫を育てているから
警戒心も倍増していて
ある程度は理解出来るけれど…
それにしても度を超してるよ、なのである。

さすがの母も
そんなママの態度に気づいたようで
真っ暗になってから
ビクビクしながらやって来るチビ三毛に
私がこっそりエサを与えていると
チビ三毛がいかに苛められているのかを私に熱弁し
何で自分のこっこ(子供)なのに
あんなに苛めるんだか、と言っている。
それを聞きながら
今までのこと思い出し
いやいや、アンタはそれ以上だよね、と
言いたくて仕方なかった。

初代といい
二代目といい
母といい
私の身近なママは強烈な奴ばかり。
強烈な奴がママになったのか、
ママになったから強烈になったのかは
分からないけれど
彼女たちを見ていると
ピーターパンのウェンディのママのような母親は
きっと存在しないんだろうな、と
しみじみ思う私なのでありマス。