藤城清治影絵展「生きるよろこび展」どうぞご一緒に.:*♡ | ことりの木ノート vol.2

ことりの木ノート vol.2

日々のくらしのささやかなできごと 人との交流 大好きな手しごと 絵本 やりたいことへの一歩一歩…
色々な糸を紡いでいつか「ことりの木」というぬくもりのある布を織り上げていけたらと思います。
そんな夢への覚え書きノートです。

もう随分時がたってしまいました


7月の私の誕生日の日に

えいっと


藤城清治先生の影絵展に行ってきました


以前のブログでお知らせした通り


毎年開催されていた

教文館ウェンライトホールでの影絵展が今回で最後・・・


『赤羽末吉展…スーホと白い馬とおおきなおおきなおいも』いつものことながら滑り込みで『生誕111年 赤羽末吉展 スーホの草原にかける虹』行ってきました赤羽末吉さんといえば「スーホの白い馬」会場で目を奪われたのはモン…リンクameblo.jp


エントランスのこのウィンドウが

今回は

なんだか寂しく感じる



この日も9階まで


大好きな狭い階段を

(階段が好きって一体???)


ハーハー(〃´o`)=3 

息切れしながら上っていきます


全てを目に焼き付けよう


会場に一歩踏み入れると


藤城先生の写真


いつも楽しみにしている

メッセージをゆっくり読む


中に


浜田広介童話〈泣いた赤鬼〉はぼくの一番好きな影絵劇だ。

戦後、田園調布の浜田広介さんの家へ人形を持って伺ったら

浜田さんに赤鬼の人形をほめられ喜ばれたのが忘れられない。

(太字は引用です)


の一文


胸が高鳴る


そして壁にもうひとつ


“カメラ撮影や模写を

OKしたことについて”

このメッセージが心に沁み


この教文館の展覧会は、素のわたしの心をこめた世界でただ一つのプレミアム展です。


の一文になんともうれしい気持ち


会場内の撮影は完全にOKでした




月の光と

繊細な葉のシルエットが美しい


ずっと

藤城先生の描く大きい木に

惹かれ続けています


月光の響(1981)



銀座四丁目の交差点

近寄ってみると
細かく再現されていて面白い

いつも地下鉄の階段を上がると
目の前に広がるワクワクの風景です

この作品から
藤城先生の銀座、そして教文館への
親しみや特別な思いが伝わってくるような気がします

東京 銀座の夢(2003)


こちらは
今回の影絵展のために作られた作品


船の先頭に
こびととケロヨン( ˊᵕˋ )

屋根の上にはラビーらしきネコちゃん


今コロナが地球上に広がっているとき、〈ノアの箱舟〉を、もう一度制作してみたいと思った。97才になった今、ぼくにこの難局のなかでどれだけの力が、緊張感や壮大さが出せるかためしてみたかった。

天地創造 ノアの箱舟 (2021)




会場は 昨年の影絵展から

アクリル板に描かれた藤城先生の絵が彩っています




これもコロナ禍の中

少しでも清潔にさわやかに明るく….

藤城先生が一番力を注がれた

会場構成だそうです


95才を過ぎてもなお

社会のために新しいものを生み出そうとする心と力に感服します




雪の日のこびとたち (1975)



あ…

懐かしい(▰˘◡˘▰)


確か20代の頃

この作品を自分の部屋の壁に

飾っていました


本棚の本の背表紙

こたつ布団のパッチワークの布

一枚一枚

ランプの灯が


外の寒さと対照的に温かく


雪だるまも

ネコ達の様子も本当に可愛らしくて

大好きな作品でした


まるで懐かしい人に会ったみたい…


こたつと猫 (1980)





「行きたいな〜」

「観たいな〜」と言っていた

あの人


この場所や藤城先生の影絵に

思い出のあるあの人


もちろん

藤城先生の影絵は初めて!のあなたも



ほんの一部だけですが・・


一緒に会場を巡っている気持ちに

なっていただけたら嬉しい…



これも藤城先生の


影絵愛と


影絵を観る人の気持ちを大切にしてくださる

広くて大きくて

あたたかいハートのお陰


感謝感謝です♡



さて、

この会場では今回

冒頭の藤城先生のメッセージにもあった

影絵劇「泣いた赤鬼」が

特別上映されていました


最後にこれが観られて

とてもとてもよかったです


これについてはまた

改めてお話ししたいと思います♬