「グランディング」とは地に足をつけること。

心を落ち着け、冷静さを取り戻すこと。


心と体が、しっくりとつながる感覚です。


施術後、お客様からよくこんなお声をいただきます。

「足裏がしっかり床についている感じが心地いい」

「体は軽いのに、ふわふわ宙に浮くような安心感がある」


これは、緊張が抜け心と体が同じ場所に戻ってきたサインだと感じています。


現代は、仕事量と同じくらい情報量も多く、

常に思考が働き、心も体も忙しい日々。

“緩むこと”を忘れてしまいがちですよね。


なんだか上手くいかない時や、理由のない不安感。その多くは、心と体が離れてしまっている状態から生まれているように思います。


何かを頑張る時、新しい一歩を踏み出す時、

人は勇気や思い切りが必要になります。


そんな時、そっと寄り添ってくれる仲間や家族がいるだけで、高い壁が、いつの間にかやわらかなカーテンのように感じられることがあります。



これは、私自身の実体験です。


一人で抱え込み、「頑張らなくては」と力が入りすぎて、心と体がバラバラになってしまったこともありました。


だからこそ今、痛みや不調の奥にある気持ちまで感じ取れるセラピストでありたいと思っています。



コトリドウでは、体を整えることを通して

心が自然と地に足をつけられるような、そんな“寄り添いのある施術”を大切にしています。


ゆっくりと、深く。本来の自分の感覚へ戻る時間をここで過ごしていただけたら嬉しいです。

 病の根源は緊張から。力を抜くことから始める整え術 ―


コトリドウのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。整体師としてこの道に入り、今年で30年目を迎えました。


これまで本当に多くの方の身体に触れ、さまざまな不調や痛みと向き合ってきましたが、長年変わらず感じていることがあります。


病の根源は、多くの場合「緊張」から始まるということです。


身体は壊れているのではなく、ただずっと力を入れ続けてきただけ。

我慢し、頑張り、踏ん張る日々が積み重なった結果として、痛みや違和感が表に出てきているケースがとても多いのです。


特に日本人は、まじめで、責任感が強く、無意識のうちに力を抜くことを後回しにしてしまいがちです。


肩は自然と上がり、呼吸は浅くなり、気づかないうちに身体は「緊張した状態」が当たり前になります。


コトリドウでは、整える前にまず力を抜くことを大切にしています。


強く押したり無理に動かしたりすることは、ほとんどありません。やさしく触れながら、呼吸が戻り、巡りが起きるのを静かに待ちます。


身体が安心したとき、人は本来持っている「整う力」を思い出します。


整うとは、無理をすることでも、頑張り続けることでもありません。

本来の状態に戻っていくことだと、私は考えています。


日本人の身体には、日本人の気質や暮らしに合った整え方があります。

それは、やさしく静かで無理のないもの。


30年目の今、あらためてその大切さを感じています。


初めての方も、どうぞ安心していらしてください。

ここでは、力を抜いて大丈夫です。

身体は、ゆるむ準備をして待っています。

気づきの毎日


― セラピストとしての姿勢 ―

セラピストという仕事に長く携わる中で、日々あらためて感じていることがあります。

それは「人に触れる」という行為の奥深さです。


結局のところ、人に触れる仕事とは、自分の自我をできるだけ手放すことが大切なのだと思います。

こうしたい、こうあるべきだという思いを一度脇に置き、ただ目の前の方の身体と心に向き合う。

その姿勢がなければ、本当に必要なところには触れられないと感じています。


私は施術に入るとき、できるだけ【空(くう)】であろうと心がけています。

頭で考えるのではなく、クライアントの身体から発せられる「治りたい」「楽になりたい」という微細なサインを、直感的に感じ取れる状態であること。

それができているかどうかが、施術の質を大きく左右するように思います。


ある意味、とてもストイックな姿勢かもしれません。

ですが、若い頃に空手道を通して培った精神力や集中力は、今になってこの仕事に確かに活きていると感じます。

呼吸を整え、雑念を手放し、今この瞬間に意識を向ける。

その積み重ねが、セラピストとしての土台になっているのだと思います。



施術の中で大切にしている「直感力」や「共感力」は、目には見えない【力】です。

言葉にしようとすると難しく、説明しきれない部分も多くあります。

けれど、イメージを意図し、丁寧に所作へとつなげていくことで、痛みや不調の根本を感じ取る感覚へと変わっていきます。


そして何より、私にとっての教科書は、目の前にいるクライアントお一人お一人です。

身体はすべて違い、背景も、歴史も、感じ方も違う。

だからこそ、常に学ばせていただいているという気持ちを忘れず、「お陰様で」という感謝とともに施術をさせていただいています。


日々向かい合う方々の、施術後のふっと緩んだ表情や、帰り際の笑顔。

それが私の慶びであり、生きがいです。


これからも【空】であることを大切に、

一人ひとりの身体と誠実に向き合い続けていきたいと思います。

—— 粗塩のお水で空間を清める理由と、優しい順番 ——


こんにちは、コトリドウのしのぶです。


私がサロンを続けてきた中で、ずっと大切にしている習慣があります。


それは、毎週お休みの日に、粗塩をひとつまみ入れたお水でサロン全体を手拭きして整えること。


施術者としての手が触れる場所、お客様が最初に感じる空気、そしてサロン全体が持つ“気”の流れ。


どれも施術に影響する大切な要素だからこそ、人の身体を扱う場所として、まずは“場”を澄ませることを心がけています。


粗塩のお水で拭くと、空気が軽くなり、まるでサロンが深呼吸したように静かに整います。


今日は、普段コトリドウで行っている

「粗塩手拭きの順番」 をご紹介します。


どなたでも真似できる、シンプルで優しい方法ですよ!



 コトリドウ式粗塩手拭きの順番

(気が澄んで流れやすくなる方法)



① 入口 → 奥へ(始まりの場所を整える)


まずはサロンの玄関から。

外側のドア、手すり、内側、足元。


玄関は “外の気が入り、内の気が出る場所”。

ここを最初に整えると、サロン全体が落ち着きます。



② 動線をまっすぐ流す(気の通り道)


玄関から施術スペースまでの通路。

壁、スイッチ、ドアノブ、そして床。


“人が通る道=気が流れる道”。

ここを整えるだけで、空間が一気に軽くなります。



③ 施術スペース(ベッド周り)


ベッドの足元 → 側面 → 最後に頭側。


頭側には、施術で抜ける気が溜まりやすいので、

一番最後にゆっくり丁寧に。


この瞬間、空気がふっと柔らかくなるのをいつも感じます。




④ お客様が触れる場所


カウンセリングの椅子、テーブル、取っ手、アロマのボトル台など。


“手が触れるところ”は小さな気の出入り口になります。

そこを整えると、場がふわっと明るくなります。



⑤ トイレの入口周り(軽くでOK)


水場は気が抜けやすい場所。

全部拭く必要はなく、入口とノブだけで十分きれいに整います。



⑥ 最後:窓と鏡


窓の枠、鏡の表面を軽くひと拭き。

空間の“写し”が澄むと、部屋がぱっと整います。



⑦ 締め:玄関に戻る


最後にもう一度玄関の内側をひと拭き。

これで気の循環がスムーズに完了します。



🌸 手拭きに心を添えると、不思議と場が整う


拭きながら、「今日も良い巡りをありがとうございます」とひと言、心の中でひっそりとつぶやいています。


言葉は見えないけれど、確かに空間に届いていくのを感じます。


サロンは、お客様が心身をゆだねてくださる特別な場所。

だからこそ、“場を整える手間”は、施術の一部だと思っています。



🌞 看板リニューアルの日にも


まもなく、コトリドウの看板が新しくなります。

その取り付けの日も、いつもの塩水手拭きがきっと良い後押しをしてくれるはず。


新しい風が、また優しく流れ込んできますように。


— 私にとっての、最高の“くすり”とは —



東洋医学の世界は、結局のところ 自己免疫力。

自分の力で自分を整える——

私はそのシンプルさが、たまらなく好きなんです。


私にとっての一番いい【くすり】は、

毎晩お風呂に入って、心地よく眠ること。

それができる日が、心にも身体にもいちばんありがたい。


だから、どんなに帰りが遅くなっても

必ず湯船に浸かります。

温浴で血管がふわっと広がり、血流が2倍近くアップする。

リンパの流れもよくなって、老廃物もスムーズに流れ出す。

お風呂上がりは、まるで“クリアな私”に生まれ変わったみたいです。






✦ やり過ぎは、不足と同じ



「過ぎたるは及ばざるがごとし」

体型維持も健康管理も、本当にこの言葉どおり。


仕事も運動も、一生懸命になりすぎると

知らないうちにオーバーワークになってしまう。

怪我や不調の種を自分で作ってしまうんですよね。


思考も全く同じで、

考えすぎると迷路に迷い込んだみたいに

出口が見えなくなることがあります。


仏教でいう 中道(ちゅうどう) の教え——

“ちょうどいい” が、いちばん心地よい。


でも、この“ちょうどいい”って

意外と難しいんです。

夢中になっている時は、身体のサインに気づかないまま

頑張り続けてしまいがちだから。





✦ 1日10分、自分と向き合う時間



そこで私がおすすめしたいのが、

たった10分の深呼吸。


呼吸法って、唯一

「自分自身と向き合うワーク」なんです。


呼吸に集中していると

意識が外ではなく、静かに自分の内側へ向く。

私は、自分を整えたい時ほど

呼吸と一緒に身体をゆっくりスキャンします。


頭から足先まで、順番に“そこ”へ呼吸を送りながら

意図して緩めていくワーク。


これ、気づいたら寝てしまうくらい気持ちいいんです。

意識がある時は、終わった後のスッキリ感が格別。






✦ 自分を整える時間を、大切に



皆さまもぜひ、

ご自身が整う時間 を大切にしてみてくださいね。


場所でも、香りでも、アイテムでも

“好き” を選んでいい。

自分を整えるって、本来とてもシンプルで、心地よいものだから。


あなたの毎日が、少しでも軽やかでありますように。

コトリドウ しのぶ

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